全てを失う悲劇の悪役による未来改変

近藤玲司

文字の大きさ
20 / 82

アナザーエピソード 〜ローレンス①〜

しおりを挟む
はるか昔、我は国の三都と呼ばれる内の一つ
ライファス聖王国の国王の娘として生を受けた

その頃のライファス聖王国は活気に満ち溢れていたのだ。商売達は自らの商品のを売るためにありたあらゆる宣伝や声援を出し、街の中心には子供の遊ぶ音や笑う声が聞こえ、冒険者は今日も今日とて生き残るため、楽しむため、戦うために外に出る。

そんな空気を漂わせ、街は活気に溢れていた。

そんな時に我は生まれたのだ。初めは幸せだった。確かに王の娘ということもあって厳しいところもあったかもしれない。だが、我の家族は優しい人達でいっぱいだった。

不器用な愛と優しさを与えてくれる父
厳しさを持ち合わせているが、それ以上に我を包み込んでくれた母
国の次期王として奮闘し、導いてくれた兄
国王の娘として色々教えてくれた姉
我が辛い時に励ましてくれた妹、弟

そんな存在が当時の我にはいた。
それに日頃の行いなのか、民にも慕われ応援された。

だからこの時の我はほんとに幸せで、そして国のために頑張ろうという力をくれたのだ。



だが、悲劇が起こったのは我が魔法に関わり出した時だ。

きっかけはただの興味本位であったのだ
ある日、我はまた色々な知識を学ぶべく王宮にある図書館に行っていたのだ。

部屋に入ると、そこには本を開いて何かを勉強している兄と姉の姿があった。

真面目な兄とお茶らけな姉は波長が合わないのか、いつも喧嘩ばかりしていた。
でも、いまの様子を見てみると普段の喧嘩をしている様子とは違いお互い、真面目に本を読んでいたのだ。
この光景に我は愕然とした。だって日常茶飯事で喧嘩が起きる兄と姉なのだぞ?困惑しないわけがない。だから気になったのだ。二人が今読んでいることについて。

「兄様、姉様今何を読んでいるのですか?」
我は集中しているのであろう二人に申し訳ないとおもいながら声を掛けた。

すると答えてくれたのは姉の方だった。
「おーローセンスじゃん。今おねーちゃんね、魔法の勉強をしているんだよ」

「魔法?何なのですかそれは?」
この時の我はまだ幼かったからか魔法のことについてはまだ知らなかった。

「そっかーまだローレンスはまだ幼いから知らないのねー。可愛い妹だー」

「むっ、我を可愛い妹扱いするのはやめてください姉様!」

「いやーそういうところも可愛いねー。えっとそれで魔法のことなんだっけ?」

姉にからかわれた我は少しむっときたので言い返したが、そこも可愛いと言われてしまう。我この人には一生勝てないと思うのだ。
そんなことを考えていると、姉様が説明をした。

「魔法っていうは簡単に言うと私たちの中にある魔力っていうエネルギーを行使してそれを具現化させることで様々なことができる現象のことよ」

説明をわかりやすくするためか、姉は手のひらを開けるとその上に炎が浮かびあがってきた。このときの我は初めて見た魔法をみて凄くワクワクしたのを覚えている

「こんなふうに私達の中にある魔力を感知してそれを具現化すること初めて魔法は成立するの。それに構築、術式、呪文、色々なことを魔力に付け加えることでその魔法の精度はさらに上がるの」

「はぇぇ~そんな難しいことを...凄いですね姉様!」
魔法が扱えるということで姉様たちのことを凄く尊敬をしていた。

「ありがと~今もそこの堅物と私は勉強中よ。こんなやつに負けないようにお姉ちゃん頑張ってるんだよ~」

「誰が堅物だ」

姉の煽りを聞いていたのか兄が勉強中に喋ってきた。

「あんたみたいな堅物、他に誰がいるのよ?」

「全くこいつは....ローレンス見ていろ。こんな腑抜け俺が直々に叩き潰してやるからな?」

「その言葉そのまま返すわよ真面目バカ」

「「あ゛っ?」」

そんな喧嘩をみていつもは苦笑していた我だが、魔法という自分の知らないものに興味深々だった我には何も見えなかった。

「兄様姉様!我、魔法について学んでみたい!!」
我の発言に二人は喧嘩をやめて、我の方をみて凄く驚いていたのだ。

「しょ、正気か?魔法は我々でも学ぶのに苦労するものだぞ?」

兄が我のことを心配しているような声で我に問いかけてくる。
だが、我は決めたことには止まらない性格をしているのだ。
そんなことで止まらないはずがなく....

「それはやってみないと分からないじゃないですか兄様!我は凄く興味があります!」

我のそんな熱意が伝わったのか、二人は目を合わせ、仕方なそうな顔をして

「分かったわローレンス。私が知っていることを全部教えるわ。おねーちゃんにまかせなさーい」

「おい、勝手に進めるな。ローレンスに魔法を教えるのは俺だ。
ローレンス、魔法のことなら俺に聞け?だらしない姉よりも分かりやすく教えてやるからな?」

「誰がださしない姉よ!?あんたみたいな融通が聞かない馬鹿に教えられてもこの子なは分からないわよ!」

「なんだと!?そっちだって教えると言いながらローレンスと遊ぶ気だろ!全くふざけた奴が近くにいると教育に悪いだろうな」

「「.....」」

黙って睨みながら我に教えるのは私だと言わんばかりの圧を二人とも出している。
いつもならここまできたら止めるのだが、今の我にはそんなことどうでもよくて
結局自分で魔法について学ぶのだった。

だが、ここから少しずつ崩壊していくことになるとは我は微塵にも思わなかった。

最初は二人には全く及ばなかったが、時間が経つにつれ我の魔法の才能は急激に発揮することになる。

魔法は魔素を利用したほうがメリットが多いこと、術式、構築、呪文の最略化
それも学んでいく過程で必要なくなったりと、どんどんと兄や姉を突き放していった。

だがこれだけに飽き足らず、魔法の適性について調べてみたが、それも異常な結果だった。魔法適正装置で調べてみるとその結果は「判別不能」

試しに属性魔法を唱えてみたが、使えない魔法は存在しなかった。
つまり、全属性魔法を使えたのだ。

これは前代未聞のことでそれはいずれ世界にも知れ渡る予定だった。
だが、我が全属性使えることを世に知らされることはなかった。


なぜならその時、我の存在は消されてしまったからだ。

どういうこのなのか、そんなの我にも分からなかった。
だが、我の耳にはこんな噂が広まっていた



ここには得体のしれない化け物がいる、と

はじめはなんのことか分からなかった。
どこに化け物がいるのかも知らなかった。
だが、考えれば考えるほど違和感を覚えた。
我の存在が国に消えた時期と化け物の噂が広がり始めた時期が一致したのだ。


そのとき考えたくない可能性にたどり着いてしまった。



この一連の事件に我の....我の......









......我の家族が関わっていることを

おそらく原因になったのは嫉妬なのだろう
子供のころから一生懸命勉強をしてやっと魔法が使えたのに、ぽっとでの我が才能も、知識も、魔法に関する何もかもすべてにおいて上回ってしまったからだ。

その結果我に対する兄や姉の対応が変わった。
甘々だった対象は嫉妬と憎悪の対象に変わり家族でのいじめを受けるのも不思議ではなくなった

そんなイジメが過激になったのが、我の存在そのものを消すことになったのだろう。
それだけではない。我の身の蓋もない噂を民や家族などに言い回し、その結果我には誰1人味方をしてくれる人は存在せず、民からも家族からも嫌われてしまった


…どうして?どうして我は嫌われたのだ?
我はただ、好きなことについて学びたかっただけなのに、この力で民の力になりたかったのに……

そんな弱い心が隙を生んだんだろう。
我はとある組織に誘拐されてされてしまった

勿論、家族はそんなのどうでも良いと思ってたらしく、逆にあんな奴がいなくなって清々したと家族は前よりも賑やかになったらしい。だから助けてくれるはずがない

我が誘拐された場所は遥か昔に廃墟となっている研究所だ。

どうやら我が全属性魔法を使えるとどこからか噂を聞いたらしく、それで捕まえに行ったらしいのだ。

そこからはまるで地獄の日々だった。

ある時はなんの効果か分からないような薬を飲まされ、数ヶ月頭が痛くなったり、またある時はよく分からない化け物と戦わされて、腕を噛みちぎられたり、じわじわと脚を喰われたりと……何故かは分からないが、全てが終わった時には手足もまるで植物のように生えていたのだ。


本当に我1人なら心はもう壊れていたのだろう。
だが、我にはまだ希望があった。それが——


「ローレンスちゃん大丈夫?凄く痛そうにしていたけど…」

我に話しかけてきた我ぐらいの幼い子供だった。
初めはもう何もかも嫌になって誰にも心は開かないと決めていたのに、何回も何回も話しかけられてる内に心にあった冷たい氷が溶けていった気がしたのだ。
…名前は忘れてしまったが、とても、とても大事な存在なのだ。

「…う、うむ……今日も生き残ったぞ⬛︎⬛︎⬛︎」

「でも…顔色悪いよ?もし辛かったらいつでも言ってね?盟友の私が力になるから」

「…あ、ありがとう……なら少しだけ寝よ……う……か…」

相当疲れていたのか、この時の我はすぐに眠ってしまったのだ。「おやすみ」とそんな声が聞こえた気がして、とてもぐっすり眠れたと思う。


ただこれが最後の会話なら、我は意地でも起きてただろう



我が起きた時に目に入った光景はただただ真っ暗な部屋だった。
その周りには研究所のメンバーらしき人物たちが我を…いや我とその目の前にいる誰かを囲っていた。

「ようやく目覚めましたか」

ゾクリッ!

身体の全神経を逆立てるようなそんな声が聞こえた。
声だけ聞けば、包んでくれるような優しさがあると思われるが、本人を見るとその奥には
深淵と思われる眼があり、我を引き込まんとばかりに向けられていた。

そのリーダーであるであろう者が部下に何かを命令してるのが聞こえてきた。

「さっさと連れてきなさい。ようやく神が舞い降りるのです。この1秒1秒すら無駄だと思いなさい!」

忠実な部下が、リーダー…薄暗くて分からないが、おそらく神官なのだろう。の指示に従い我の目の前にある人物が連れてこまれた。

今回はなにをされるんだ?もう痛いのはいやなのだ。
憂鬱な気持ちのまま、我は神官の横にいる目の前の人物を見た。その人物は………



「ろ、ローレンス、ちゃん………」

「!?何故お主がここに!?それとどうしたのだその傷は!!」

今我の目の前に居たのはかつての盟友だった存在。
そんな存在が傷だらけで今にも死にそうな状態で我の目の前に運ばれてきた。


「しっかりしろ!まだ間に合う……お願いします!我のことは何にでも使っていいからこやつを……こやつを助けてあげてください!」

周りの研究者、目の前にいる神官の部下、そしてリーダーであろう神官に誠心誠意を持って頼み込んだ。我の大切な存在なのだから生きて欲しい。だが、そんな思いは届かず誰もが我らを見守っている。

「……ろ、ろー……れんす……ちゃ、ん」

「もう喋るな!傷が開く!このまま死にたいのか!?……くそっどうしてここには魔法が使えないのだ!?魔法さえ使えれば我が……」

我は混乱していた。自分の大切な存在を失うかもしれない。そう思うと怖くて怖くて仕方なかった。だがら神にでも頼んだ。どうか助けてくれと、もう奪わないでくれと……だが世界は残酷だ

「………い、…生き…て………」
そんな言葉を最後にかつての盟友は抜け殻のように力が抜け、目に光が無くなった。


「………」

瞬間、我の中の記憶が巡り回る。


『ねぇ、もしかして新しい子?初めまして!これからよろしくね!!』

初めてあったあの笑顔も

『見て見てローレンスちゃん!私、光の魔法属性使えるんだ!だからここから出たら大魔法使いになるの!』

いつまでも諦めなかったその夢も



『私とローレンスちゃんは友達の友達、「盟友」だよ!」

……我のことを盟友と言ってくれた、存在も





——全部、消えたのだ


「あ、あぁ…!』

我の中の何かが壊れていく

「おぉ…!ついに神の降臨だ!これでこの世界は救われるんだ!!!」

何も、聞こえない。何も、感じない

ただ我が一つだけ思ったのだ。ソレハ…………

















『「ワタシ(ワレ)ヲウラギッタコノセカイヲゼンブウメツクシテヤル」』


その後、我の記憶は一切ない。
ただ一つだけ思い出したことがあるのだ。



「ねぇお母様、混沌ってなに?」

「あら、難しい事を聞くのね?それは……」











………ナニモカモヲメチャクチャニスルコトという意味らしい。




その後、我の意識が戻って最初にみたものは
壊滅した、かつての聖王国ライファスの姿だったのだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

処理中です...