49 / 73
第陸章 明日の音は、晴れ模様
5節目 年末の宴と不穏な空気
しおりを挟む
ある日、お城で仕事をしてた時、手紙が来たんだ。
うちに手紙なんて珍しいと思った。
最近お城の従者たちと仲良くなれて、
そして実家というか、お家に帰れる。
不自由がない暮らしだったけど、その分ちょっと退屈だった。
刺激とか、面白いものを求めてたのかも。
ちょっと気になって、手紙を開けた。
中には、『未来』と小さく書かれた紙切れと、詩のようなものがあった。
……これは一体なんだろう………?
…………………
…読み終えると、疑問が浮かび上がってきた。
「空の音は途絶えるだろう…?どういうこと……?ていうか、この詩自体よく分からないなぁ。んー……でも、“空を舞う”は漢字を見ると“空舞”……って読める!……私の弟と同じだ~。そのパターンで行くと、“広い心”はクウマの親友の“心”くん……なのかな?えっと…あとはよく分からないなぁ。まぁ、今はいいかな。」
軽い気持ちで一蹴した。端の方に注意書きがあることにも気づかないで。
端にはこう書いてあった。
『“空音”
。これはあなたの元へ来る災いのひとつだから、きちんと対策を取らないと起きてしまう。
これは私からの警告でもあるんだ。
そして、“ユキ”という人物に気をつけて。彼女の心は不安定だから。あなたにはいなくなって欲しくない。どうか、気をつけて。』
ちゃんと読んでれば、対策をとっていたのかもしれないなぁ。
今後悔しても、もう遅い。
私は、戦うしかないのかな。
☆☆☆☆☆☆☆
『『『3!!2!!1!!あけましておめでとうございます!!!!』』』
…という妄想をしていると、
『ユキ!ほらぼーっとしてないで早くするのだー!』とアリサが引っ張ってくる。
ソラも『ユキさん!足元に気をつけてくださいね!』と引っ張ってくる。
「ごめんごめん。なんか眠くなっちゃって!えへへ。」と誤魔化しておく。
スマホだともう1月2日だけど、まぁいいか。
『ふーっははははー!!ようこそ!!我が城へ!特別に入るのを許可してやろうぞー!!』とメチャメチャテンション高いナツミが出てきた。
「あの禍々しい城に入るのか…」と思わず呟いてしまった。
ナツミは『なんだと!?我のかっこいい魔王城を“禍々しい”だと…!?…ふふふ、怖気付いたか、ドラコリスの小娘よ。』と言う。
ブチッ。なぜか私の中の何かが切れた。
よし、この子と遊ぼうか…!(狂気)
「ふふふ。私が遊んであげる。ふふふふ…!!」
周りは青ざめていた。多分察してたのだろう。
彼女は誰にも止められない。
『あ、これ、殺されるヤツ?』と
ナツミがなんか言ってたのが最後の記憶だった。
*******
あ、終わったな……ナツミ。
ユキのやつ、バカにされるとすぐ怒って、“遊び”と称して殺そうとするからマジで面倒くさいんだよね…。
あたしにはもう止められない感じだわ。
1回禁句に触れそうになったとき、怖いもの無しのあたしでも震えたからね。
ユキの殺気には誰もが怖がる。
そりゃコミュ障で陰キャのイメージのあの子が怒ることはやばいことだしねどころじゃない。
だって、あたしの唯一やりたくないことだし、
何より現世でヤクザっぽい人が禁句を言った時、ユキが定規で殺しかけたからね。
さすがに捕まって欲しくないから全力で止めたけど、あのままにしてたらヤクザのおっちゃん死んでたかもしれないなぁ。
今でも寒気がするな。
とまあ、これはあたしでも止められないかも。
ナツミさん、ご冥福をお祈りします。
*******
とりあえず、ナツミと遊んだ。
『あ……が…………………し…に…………かけ……た………がぁ。』
と、ナツミがなんか言ってた。
サクラは『ど、どんまい…。』と困った顔で呟いていた。
ただ遊んだだけなのになんで困るんだろうな、あはは。
アリサは『ああ…私の次に被害者が出たのだ………はわわ…………。』と心無しかナツミを哀れんでいた。
とりあえず、現世のみんな、あけましておめでとうございます。(3月)
うちに手紙なんて珍しいと思った。
最近お城の従者たちと仲良くなれて、
そして実家というか、お家に帰れる。
不自由がない暮らしだったけど、その分ちょっと退屈だった。
刺激とか、面白いものを求めてたのかも。
ちょっと気になって、手紙を開けた。
中には、『未来』と小さく書かれた紙切れと、詩のようなものがあった。
……これは一体なんだろう………?
…………………
…読み終えると、疑問が浮かび上がってきた。
「空の音は途絶えるだろう…?どういうこと……?ていうか、この詩自体よく分からないなぁ。んー……でも、“空を舞う”は漢字を見ると“空舞”……って読める!……私の弟と同じだ~。そのパターンで行くと、“広い心”はクウマの親友の“心”くん……なのかな?えっと…あとはよく分からないなぁ。まぁ、今はいいかな。」
軽い気持ちで一蹴した。端の方に注意書きがあることにも気づかないで。
端にはこう書いてあった。
『“空音”
。これはあなたの元へ来る災いのひとつだから、きちんと対策を取らないと起きてしまう。
これは私からの警告でもあるんだ。
そして、“ユキ”という人物に気をつけて。彼女の心は不安定だから。あなたにはいなくなって欲しくない。どうか、気をつけて。』
ちゃんと読んでれば、対策をとっていたのかもしれないなぁ。
今後悔しても、もう遅い。
私は、戦うしかないのかな。
☆☆☆☆☆☆☆
『『『3!!2!!1!!あけましておめでとうございます!!!!』』』
…という妄想をしていると、
『ユキ!ほらぼーっとしてないで早くするのだー!』とアリサが引っ張ってくる。
ソラも『ユキさん!足元に気をつけてくださいね!』と引っ張ってくる。
「ごめんごめん。なんか眠くなっちゃって!えへへ。」と誤魔化しておく。
スマホだともう1月2日だけど、まぁいいか。
『ふーっははははー!!ようこそ!!我が城へ!特別に入るのを許可してやろうぞー!!』とメチャメチャテンション高いナツミが出てきた。
「あの禍々しい城に入るのか…」と思わず呟いてしまった。
ナツミは『なんだと!?我のかっこいい魔王城を“禍々しい”だと…!?…ふふふ、怖気付いたか、ドラコリスの小娘よ。』と言う。
ブチッ。なぜか私の中の何かが切れた。
よし、この子と遊ぼうか…!(狂気)
「ふふふ。私が遊んであげる。ふふふふ…!!」
周りは青ざめていた。多分察してたのだろう。
彼女は誰にも止められない。
『あ、これ、殺されるヤツ?』と
ナツミがなんか言ってたのが最後の記憶だった。
*******
あ、終わったな……ナツミ。
ユキのやつ、バカにされるとすぐ怒って、“遊び”と称して殺そうとするからマジで面倒くさいんだよね…。
あたしにはもう止められない感じだわ。
1回禁句に触れそうになったとき、怖いもの無しのあたしでも震えたからね。
ユキの殺気には誰もが怖がる。
そりゃコミュ障で陰キャのイメージのあの子が怒ることはやばいことだしねどころじゃない。
だって、あたしの唯一やりたくないことだし、
何より現世でヤクザっぽい人が禁句を言った時、ユキが定規で殺しかけたからね。
さすがに捕まって欲しくないから全力で止めたけど、あのままにしてたらヤクザのおっちゃん死んでたかもしれないなぁ。
今でも寒気がするな。
とまあ、これはあたしでも止められないかも。
ナツミさん、ご冥福をお祈りします。
*******
とりあえず、ナツミと遊んだ。
『あ……が…………………し…に…………かけ……た………がぁ。』
と、ナツミがなんか言ってた。
サクラは『ど、どんまい…。』と困った顔で呟いていた。
ただ遊んだだけなのになんで困るんだろうな、あはは。
アリサは『ああ…私の次に被害者が出たのだ………はわわ…………。』と心無しかナツミを哀れんでいた。
とりあえず、現世のみんな、あけましておめでとうございます。(3月)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる