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第一章 転生したけど死にそう
結婚、一人目①
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東の森をアジトにしていた咎落ち二十四人は拘束された。
一番元気だったサラスにギルドへ報告に向かわせ、盗賊たちを街に連行する手はずを整えた。
それまで東の森の中で待機だったから、モンスターが襲ってこないかビクビクしながら待っていた。
正直戦いよりも、その後のほうが面倒だ。
カナタも消耗しているし、咎落ちに襲われていた人たちも衰弱している。
もしモンスターが襲ってきたら俺一人で対処するしかない。
と思っていたが、王国騎士のジーナも見張りをしてくれたので助かった。
盗賊の確保から街への移動。
囚われていた女性たちの保護、誘導が全て終わったのは朝方だった。
「お疲れ様でした。あとのことは私で対処します。詳しい話は後日に」
「わかりました」
それだけかよ、と色々文句も言いたかったが、さすがに疲れていた。
俺以上にカナタが披露している。
サラスも治療をしたり、森を往復したりで、今回はなんだかんだと働いてもらった。
「もうくたくたですよぉ~ 功労者は負ぶってください」
「じゃあお前はそこで寝てろ」
「なっ! こんなにもか弱い乙女が路上で寝ていたらどうなりますか? 怖い獣に襲われてしまいますよ!」
「たぶんないから安心しろ」
「それはどういう意味ですか!」
それだけ大きな声でツッコミが入れられるなら元気だろ。
俺も今はサラスの相手をするのが面倒くさい。
無視してカナタに視線を向ける。
「今日はこのまま宿で休もう。明日の昼くらいに集合でいいか?」
「……」
「カナタ?」
「お、おう! それでいいぞ!」
咎落ちとの戦闘後から、カナタの様子が少しおかしい。
ぼーっとしたり、俺の顔をじっと見つめていたり。
普段のハキハキした態度も薄れていた。
「大丈夫か?」
「な、何がだ?」
「いや、なんだか普段と違うから」
「そんなことないぞ? いつも通りだろ!」
カナタは元気をアピールするように、両腕をぶんぶんと振り回す。
確かに身体のほうは元気そうだ。
戦闘から時間も経って、体力が戻ってきているのだろう。
「宿屋までは送るよ」
「大丈夫だって! 一人で歩けるし!」
「いや、迷子になられても困るから」
「あ……そうだな」
やっぱり普段通りじゃない。
違和感は覚えながらも、疲れている俺の頭は深く考えられなかった。
カナタを宿屋に案内して、その後で俺とサラスも自分たちの宿に向かう。
気づけばベッドで倒れ込むように眠っていた。
「疲れた……」
◇◇◇
翌日の正午。
目覚めた俺はサラスを起こし、宿屋を出る。
冒険者ギルドへ向かう前に、カナタと合流するため歩く。
「はっくしゅん!」
「風邪ですか?」
「ぐすっ、かもしれないな」
身体が妙に重いし、鼻水も出る。
水浸しのまましばらく外で待っていたから風邪を引いたかもしれない。
可能ならもう少しゆっくり寝ていたかった。
「タクロウ! サラス!」
「おはようございます! カナタ!」
宿屋の前で彼女は待っていた。
いつも通りに。
「おはよう、カナタ。身体のほうは平気か?」
「おう! もうバッチリだ!」
本当に平気そうだ。
俺のように風邪をひいている感じはないし、カナタは丈夫だな。
これもレベル差なのか、それとは別なのか。
「カナタは平気なのにタクロウは風邪気味……情けないですね」
「仕方ないだろうが」
「タクロウ、風邪ひいたのか? 大丈夫か?」
「大丈夫。ちょっとだるいだけだ」
「ヨワヨワですねー。私を見習ってほしいですよ」
「お前は外にいたから濡れなくて済んだだけだろうが!」
風邪をひいたのが俺だけでよかったとは思う。
カナタまで風邪をひいていたら申し訳なかった。
あれしか方法がなかったとはいえ、ずぶ濡れの原因は俺だからな。
それに、昨日は様子が変だったけど、今はカナタも普段通りに戻って……。
「……」
「カナタ?」
「な、なんだ?」
「いや、じっと見つめてたから、何かあるのかなと思って」
「と、特にはないぞ!」
「そうか」
「おう!」
「……」
やっぱり少しぎこちない気がする。
笑顔が硬いというか、無理をしているような……。
「本当に平気か? 疲れているなら宿屋で休んでてもいいんだぞ?」
「平気だって! ほら行こうぜ!」
カナタは俺から視線を逸らして歩き出す。
「カナタ」
「大丈夫!」
「いや、逆方向」
「あ……」
方向音痴なところは普段通りだった。
そんなことでホッとするのもどうかと思うが、一先ず俺たちは冒険者ギルドに向かった。
ギルドに到着すると、一斉に注目を浴びる。
いつも通りと言えばそうだが、ちょっと視線の種類が違う。
「ヒビヤタクロウさん、お待ちしていました」
「あ、どうも」
受付嬢がわざわざカウンターから出て声をかけてきた。
こんなことは初めてだ。
「奥の応接室でジーナさんがお待ちになられています。どうぞ中へ」
「はい。わかりました」
応接室?
いつもみたいに酒場のテーブルじゃなくて、わざわざ部屋を借りているのか。
よくわからないまま、俺たちは応接室に入る。
中では向かい合ったソファーの片方に、ジーナが座って待っていた。
「よく来てくれた。座ってくれ」
「あ、どうも」
待っていたのは彼女一人だけだった。
ギルドの応接室だし、ギルドの偉い人も一緒かと思ったがそうでもない様子だ。
正直ほっとしている。
目上の人とかに気を遣って話すと吐き気がするから。
「昨日はご苦労だった。一先ず報告をさせてらもう」
「お願いします」
咎落ちを捕らえたのは俺たちだが、ギルドへの報告やその後の処理は彼女に任せた。
俺たちは疲れていたし、処理といっても何をすればいいかサッパリだった。
ジーナからの説明を簡単にまとめると……。
捕らえた咎落ちはギルド監視の元、王都へと輸送されるらしい。
本格的な尋問や裁きを下すのは王国の仕事で、ギルドはそれに関与しない。
咎落ちに辱められていた人たちは、全員怪我されてしまい咎落ちになっていた。
これでは普通の生活は送れない。
どんな理由があれ、加護を失った人間に人権はない。
彼女たちは王国が管理する特殊な施設で保護されるらしい。
咎落ちになった彼女たちに罪はないけれど、一般人からすれば加害者と被害者の区別がつかないから、もし街中で見かけたら怯えるだろう。
仕方のない処置だとはいえ、正直モヤっとする。
しかしこれで、街の近辺で暴れていた咎落ちは一掃された。
「礼を言おう。よく彼らを捕えてくれた」
「どうも。これで俺の嫌疑は晴れましたよね?」
「……いや、まだ完全に疑いが晴れたわけではない」
「は? 咎落ちを捕まえたのに?」
「演技である可能性も捨てきれない。この一回で判断を下すには、咎落ちは危険すぎる」
俺は咎落ちじゃないんだが……。
あんなクズどもと同列に見られるのは、さすがに気分が悪いな。
「しばらく私はこの街に滞在する予定だ。貴様のことは常に監視しておく。何かあれば即刻、国家反逆の罪で連行する」
「ちょっ、それって私たちは含まれませんよね? タクロウだけですよね?」
「日ごろから行動には気をつけるように」
「あの聞いてます? 私は無関係ですよこんな変態とは!」
俺とジーナは喚くサラスを完全に無視していた。
お互い、目の前の相手のことで頭がいっぱいだった。
じっと睨み合い、ジーナが立ち上がる。
「話は以上だ。最後の一つ、アダムストという名前に聞き覚えは?」
「アダムスト? 知らないですけど」
「……そうか。ならいい」
彼女は俺たちに背を向けて応接室を後にする。
最後の質問の意味はわからないまま、モヤっとした気分で俺たちも応接室を出た。
一番元気だったサラスにギルドへ報告に向かわせ、盗賊たちを街に連行する手はずを整えた。
それまで東の森の中で待機だったから、モンスターが襲ってこないかビクビクしながら待っていた。
正直戦いよりも、その後のほうが面倒だ。
カナタも消耗しているし、咎落ちに襲われていた人たちも衰弱している。
もしモンスターが襲ってきたら俺一人で対処するしかない。
と思っていたが、王国騎士のジーナも見張りをしてくれたので助かった。
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囚われていた女性たちの保護、誘導が全て終わったのは朝方だった。
「お疲れ様でした。あとのことは私で対処します。詳しい話は後日に」
「わかりました」
それだけかよ、と色々文句も言いたかったが、さすがに疲れていた。
俺以上にカナタが披露している。
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「もうくたくたですよぉ~ 功労者は負ぶってください」
「じゃあお前はそこで寝てろ」
「なっ! こんなにもか弱い乙女が路上で寝ていたらどうなりますか? 怖い獣に襲われてしまいますよ!」
「たぶんないから安心しろ」
「それはどういう意味ですか!」
それだけ大きな声でツッコミが入れられるなら元気だろ。
俺も今はサラスの相手をするのが面倒くさい。
無視してカナタに視線を向ける。
「今日はこのまま宿で休もう。明日の昼くらいに集合でいいか?」
「……」
「カナタ?」
「お、おう! それでいいぞ!」
咎落ちとの戦闘後から、カナタの様子が少しおかしい。
ぼーっとしたり、俺の顔をじっと見つめていたり。
普段のハキハキした態度も薄れていた。
「大丈夫か?」
「な、何がだ?」
「いや、なんだか普段と違うから」
「そんなことないぞ? いつも通りだろ!」
カナタは元気をアピールするように、両腕をぶんぶんと振り回す。
確かに身体のほうは元気そうだ。
戦闘から時間も経って、体力が戻ってきているのだろう。
「宿屋までは送るよ」
「大丈夫だって! 一人で歩けるし!」
「いや、迷子になられても困るから」
「あ……そうだな」
やっぱり普段通りじゃない。
違和感は覚えながらも、疲れている俺の頭は深く考えられなかった。
カナタを宿屋に案内して、その後で俺とサラスも自分たちの宿に向かう。
気づけばベッドで倒れ込むように眠っていた。
「疲れた……」
◇◇◇
翌日の正午。
目覚めた俺はサラスを起こし、宿屋を出る。
冒険者ギルドへ向かう前に、カナタと合流するため歩く。
「はっくしゅん!」
「風邪ですか?」
「ぐすっ、かもしれないな」
身体が妙に重いし、鼻水も出る。
水浸しのまましばらく外で待っていたから風邪を引いたかもしれない。
可能ならもう少しゆっくり寝ていたかった。
「タクロウ! サラス!」
「おはようございます! カナタ!」
宿屋の前で彼女は待っていた。
いつも通りに。
「おはよう、カナタ。身体のほうは平気か?」
「おう! もうバッチリだ!」
本当に平気そうだ。
俺のように風邪をひいている感じはないし、カナタは丈夫だな。
これもレベル差なのか、それとは別なのか。
「カナタは平気なのにタクロウは風邪気味……情けないですね」
「仕方ないだろうが」
「タクロウ、風邪ひいたのか? 大丈夫か?」
「大丈夫。ちょっとだるいだけだ」
「ヨワヨワですねー。私を見習ってほしいですよ」
「お前は外にいたから濡れなくて済んだだけだろうが!」
風邪をひいたのが俺だけでよかったとは思う。
カナタまで風邪をひいていたら申し訳なかった。
あれしか方法がなかったとはいえ、ずぶ濡れの原因は俺だからな。
それに、昨日は様子が変だったけど、今はカナタも普段通りに戻って……。
「……」
「カナタ?」
「な、なんだ?」
「いや、じっと見つめてたから、何かあるのかなと思って」
「と、特にはないぞ!」
「そうか」
「おう!」
「……」
やっぱり少しぎこちない気がする。
笑顔が硬いというか、無理をしているような……。
「本当に平気か? 疲れているなら宿屋で休んでてもいいんだぞ?」
「平気だって! ほら行こうぜ!」
カナタは俺から視線を逸らして歩き出す。
「カナタ」
「大丈夫!」
「いや、逆方向」
「あ……」
方向音痴なところは普段通りだった。
そんなことでホッとするのもどうかと思うが、一先ず俺たちは冒険者ギルドに向かった。
ギルドに到着すると、一斉に注目を浴びる。
いつも通りと言えばそうだが、ちょっと視線の種類が違う。
「ヒビヤタクロウさん、お待ちしていました」
「あ、どうも」
受付嬢がわざわざカウンターから出て声をかけてきた。
こんなことは初めてだ。
「奥の応接室でジーナさんがお待ちになられています。どうぞ中へ」
「はい。わかりました」
応接室?
いつもみたいに酒場のテーブルじゃなくて、わざわざ部屋を借りているのか。
よくわからないまま、俺たちは応接室に入る。
中では向かい合ったソファーの片方に、ジーナが座って待っていた。
「よく来てくれた。座ってくれ」
「あ、どうも」
待っていたのは彼女一人だけだった。
ギルドの応接室だし、ギルドの偉い人も一緒かと思ったがそうでもない様子だ。
正直ほっとしている。
目上の人とかに気を遣って話すと吐き気がするから。
「昨日はご苦労だった。一先ず報告をさせてらもう」
「お願いします」
咎落ちを捕らえたのは俺たちだが、ギルドへの報告やその後の処理は彼女に任せた。
俺たちは疲れていたし、処理といっても何をすればいいかサッパリだった。
ジーナからの説明を簡単にまとめると……。
捕らえた咎落ちはギルド監視の元、王都へと輸送されるらしい。
本格的な尋問や裁きを下すのは王国の仕事で、ギルドはそれに関与しない。
咎落ちに辱められていた人たちは、全員怪我されてしまい咎落ちになっていた。
これでは普通の生活は送れない。
どんな理由があれ、加護を失った人間に人権はない。
彼女たちは王国が管理する特殊な施設で保護されるらしい。
咎落ちになった彼女たちに罪はないけれど、一般人からすれば加害者と被害者の区別がつかないから、もし街中で見かけたら怯えるだろう。
仕方のない処置だとはいえ、正直モヤっとする。
しかしこれで、街の近辺で暴れていた咎落ちは一掃された。
「礼を言おう。よく彼らを捕えてくれた」
「どうも。これで俺の嫌疑は晴れましたよね?」
「……いや、まだ完全に疑いが晴れたわけではない」
「は? 咎落ちを捕まえたのに?」
「演技である可能性も捨てきれない。この一回で判断を下すには、咎落ちは危険すぎる」
俺は咎落ちじゃないんだが……。
あんなクズどもと同列に見られるのは、さすがに気分が悪いな。
「しばらく私はこの街に滞在する予定だ。貴様のことは常に監視しておく。何かあれば即刻、国家反逆の罪で連行する」
「ちょっ、それって私たちは含まれませんよね? タクロウだけですよね?」
「日ごろから行動には気をつけるように」
「あの聞いてます? 私は無関係ですよこんな変態とは!」
俺とジーナは喚くサラスを完全に無視していた。
お互い、目の前の相手のことで頭がいっぱいだった。
じっと睨み合い、ジーナが立ち上がる。
「話は以上だ。最後の一つ、アダムストという名前に聞き覚えは?」
「アダムスト? 知らないですけど」
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