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48 元妹の末路 ②
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私たちが城を出て数時間後、ソレイユは王妃陛下を唆し、悪事の片棒を担がせようとした罪で捕まっていた。
王妃陛下が勝手に罰を決められるわけではないが、候補があるので書き出しておくとのことだった。
候補の一つ目は、無期限で強制労働をさせること。
二つ目は貧民街で女性なりのボランティアをすること。
貧民街というのは、その名の通りお金に困っている人たちが住む場所で、王都からはかなり離れた場所にある。
病気で働けなくなったなど、理由がある場合は国から補助金が出て、貧民街に暮らすことなどない。
貧民街にいる人の多くは働くことが嫌になった人や、ギャンブルなどで手元にある財産を全て使って、お金がなくて困っているといった感じだ。
そのため、子供は一人もいない。
幼い時に親と引き離されるのは可哀想ではあるが、貧民街は治安が悪く、子供が生きていくことは難しい。
国も環境を改善しようとしているが、相手側のリーダーが受け入れようとしない。
「貧民街でボランティアというのは、どんなことをするのでしょうか」
「……色々じゃないかな。強制労働させられるよりも辛いかもしれない」
眉尻を下げるイライアス様を見て、私たちが考えるボランティアとは、違う意味合いを持つのではないかと思った。
だから私は【もし、私に選ぶ権利があるのだとしたら、一つ目を選ぶでしょう】と返事をすることにした。
◇◆◇◆◇◆
(ソレイユ視点)
捕まってから私は白い石造りの留置所の牢屋の中に入れられていた。
私がいる牢屋以外にもあと十以上の牢屋があるらしく、左右から人の罵声が聞こえてくる。
ここに入れられてから、丸一日以上が過ぎた。
牢屋の中には窓はなく、寝心地の悪いベッドと用を足す場所があるだけで、明かりはない。廊下にあるランタンの明かりだけが頼りだ。
ロガンに助けを求める手紙を書いたが、何の音沙汰もない。
ロガンは私を見捨てたのか。本当に馬鹿だわ。私と繋がっておけば、お姉様と話す機会ができたかもしれないのに――。
彼がなぜ被害者ぶっているのかはわからない。浮気をしたのは彼もそうじゃないの。
どうして、私だけが責められるの?
王妃陛下を唆そうとしたのは確かだけど、彼だって悪いことを考えているのに!
ロガンが考えていることを暴露してやろうかしら。
そう考えていると、コツコツと足音が近づいてきているのがわかった。
監視の男かと思ったが違った。無表情の若い騎士は、私のいる牢屋の前で足を止めた。
「場所を移動する」
「どこに? 私は釈放なの!?」
歓喜の声を上げたが 騎士は何も答えず、後から現れた仲間と共に牢屋の中には入ってきた。
やっと出られると喜んだ私だったが、女性騎士が持っているものが何かとわかった瞬間、目の前が真っ暗になった。
女性騎士が持っているのは、手枷と足枷だった。
「嘘、どういうこと? 何をさせられるの!?」
逃げようとしたが、騎士に力で押さえつけられ、手と足に枷がつけられた。
「何よ。何をさせられるの? お願い、助けて!」
罪人になるなんて絶対に嫌!
どんなに助けを求めても、騎士たちは私に同情の目を向けるでもなく、ただ、自分の仕事をこなしていったのだった。
王妃陛下が勝手に罰を決められるわけではないが、候補があるので書き出しておくとのことだった。
候補の一つ目は、無期限で強制労働をさせること。
二つ目は貧民街で女性なりのボランティアをすること。
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眉尻を下げるイライアス様を見て、私たちが考えるボランティアとは、違う意味合いを持つのではないかと思った。
だから私は【もし、私に選ぶ権利があるのだとしたら、一つ目を選ぶでしょう】と返事をすることにした。
◇◆◇◆◇◆
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捕まってから私は白い石造りの留置所の牢屋の中に入れられていた。
私がいる牢屋以外にもあと十以上の牢屋があるらしく、左右から人の罵声が聞こえてくる。
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ロガンは私を見捨てたのか。本当に馬鹿だわ。私と繋がっておけば、お姉様と話す機会ができたかもしれないのに――。
彼がなぜ被害者ぶっているのかはわからない。浮気をしたのは彼もそうじゃないの。
どうして、私だけが責められるの?
王妃陛下を唆そうとしたのは確かだけど、彼だって悪いことを考えているのに!
ロガンが考えていることを暴露してやろうかしら。
そう考えていると、コツコツと足音が近づいてきているのがわかった。
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