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15 どんな苦情がきているのでしょうか
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「あ、あの、申し訳ございませんでした。つい、カッとなってしまいまして…」
パメル様は謝りながらも少しずつ後退りし、ガゼボから出ると叫ばれました。
「本日は失礼いたします!」
「…逃げたぞ」
パメル様が走っていく姿を眺めながら、ソラが呆れた顔で私に言います。
「パメル様はよっぽどランドン辺境伯と結婚する事が嫌なのですね。まあ、気持ちはわからなくもないですが」
「そんな事を言ってる場合じゃないだろ。もっと怒れよ!」
「そうですね…。って痛い! お茶が目に入ったのです!」
「ああ、もう、ほら、ここに水があるから! これで目を洗え!」
ああ、もう、今日は朝から最悪なのです。
自分がまねいた種ですから、誰も責められないのですけどね。
入っていたお茶がそう多くはなかった事と、何より冷めてくれていただけでも良いとしましょう。
「怒らない事も美徳かもしれねぇけど、今のままじゃなめられるぞ」
「なめられるのは嫌ですね。この事につきましては、ブルーミング家からトーディ家に苦情だけいれておきましょうか」
「それだけでいいのかよ?」
「ソラ。残念ながらここでは私もお客様なのですよ。人の家の敷地内で問題を起こすなんて失礼な話でしょう」
「問題を起こしたのはアイツだろ!」
「ですから、ブルーミング家から苦情を入れると言っているじゃないですか。何より、大事にしてパメル様がランドン辺境伯を出して来られたら、伯爵家では勝てません」
私だって腹が立ってますが、今はパメル様の事を云々考えるより、このベタベタをどうにかしたいのです!
「ソラ!」
「は、はい」
「お風呂の用意をするように連絡を願います」
「かしこまりました」
私の機嫌がとても悪い事に気が付いたようで、ソラは頷くと、一足先に屋敷の方へ戻っていきます。
するとそれと入れ替わりに、ケイン様が私に向かって走ってきます。
「リノア様、ソラが慌ててましたけど、って、どうされたんですか!?」
髪の毛からお茶を滴らせている私を見て、ケイン様がぎょっとした顔をされます。
「色々とありまして」
「色々とあったとかそういう問題じゃないでしょう。どうして濡れてるんですか? あと、化粧が落ちてひどい顔に」
目を洗ったせいでしょうか、鏡を見ていないからわかりませんが、どうせ今はチークが落ちて、片方が赤く、片方は白いという状況になっているのでしょう。
ただ、それを女性にオブラートに包む事もなく言ってしまうケイン様に、これからの事を考えて言う。
「ケイン様。素直になんでも口に出す事が良い事ばかりではないと覚えた方がよろしいかと思います」
「え?」
「ミリー様に告白される際も、デリカシーのない言葉を使わない様にお願いします。出来ればシンプルにお気持ちを伝えた方がよろしいかと!」
「え? あ、はい! えっと、で、化粧が落ちてひどい」
「だから言ってるじゃないですか! ひどいまで言う必要はないのです!」
「申し訳ございません!」
別に怒るほどの事ではないのはわかっていますし、本気で怒っているわけでもありません。
少し八つ当たりをしてしまいました。
ですが、こんな状態の私が言うのもなんですが、ケイン様はちゃんとミリー様に告白できるんでしょうか…。
そんな心配をしておりましたが、その約1時間後ケイン様はミリー様に告白し、見事に成功されたのは、それはまた別のお話で、2人がうまくいった事と湯を入れてもらったバスタブで髪や身体を洗ってもらい、髪を乾かし終えた時には、嫌な気分もだいぶおさまりました。
身だしなみを整えてから部屋を出ると、ラルフ様が心配そうな顔で部屋から出て来られました。
「ソラから聞いた。大丈夫だったか?」
「はい。大丈夫なのです。私も少し言いすぎてしまったところもあるかと思いますので」
「何を言ったんだ?」
「パメル様とランドン辺境伯様がお似合いだと」
「それでお茶をかけるのか?」
眉を寄せるラルフ様に苦笑して答える。
「人によって言われたくない言葉は違うものですよ。たとえば私でしたら、自分の悪口はかまいませんが、大して知りもしない方に友人や家族の悪口を言われたりすると、何も知らないくせに! と、怒ってしまうと思います。パメル様にとっては、ランドン辺境伯との話は、私のそれに値するものなのでしょう」
「でも、お茶をかけるのは駄目だろう」
「感情が高ぶってしまわれたんでしょうね」
私がお風呂に入っている間に、ソラがお父さま達に連絡を入れているでしょうから、今回の件に関してはお父さま達に任せようと思っていた時でした。
「リノア様」
ソラが近寄ってきて、ラルフ様を見てから私の方に視線を移しました。
どうやら、あまり良くない内容のようです。
「どうかしました?」
「当主様から連絡があったんですが」
「お父さまから?」
「ええ。トーディ男爵家に苦情を入れたのは良いんですが、今度はブルーミング家にリノア様への苦情が来たようで」
「ま、まさか…」
誰からの苦情か聞かなくてもわかる気がして、誰からきているのか聞くのを躊躇していると、隣に立っていたラルフ様が小さく息を吐いてから口に出してくださいました。
「相手はランドンか」
「そうです」
ソラが呆れたような声を出して頷きました。
予想していなかったわけではありませんが、この手段はとらないかなと思っていた、私の考えが甘かったようです。
伯爵家と辺境伯家となると、向こうの方が爵位的には上なのです…。
それにしても、パメル様関連の話でしょうけれど、ランドン辺境伯から私へのどんな苦情がきているのでしょうか。
パメル様は謝りながらも少しずつ後退りし、ガゼボから出ると叫ばれました。
「本日は失礼いたします!」
「…逃げたぞ」
パメル様が走っていく姿を眺めながら、ソラが呆れた顔で私に言います。
「パメル様はよっぽどランドン辺境伯と結婚する事が嫌なのですね。まあ、気持ちはわからなくもないですが」
「そんな事を言ってる場合じゃないだろ。もっと怒れよ!」
「そうですね…。って痛い! お茶が目に入ったのです!」
「ああ、もう、ほら、ここに水があるから! これで目を洗え!」
ああ、もう、今日は朝から最悪なのです。
自分がまねいた種ですから、誰も責められないのですけどね。
入っていたお茶がそう多くはなかった事と、何より冷めてくれていただけでも良いとしましょう。
「怒らない事も美徳かもしれねぇけど、今のままじゃなめられるぞ」
「なめられるのは嫌ですね。この事につきましては、ブルーミング家からトーディ家に苦情だけいれておきましょうか」
「それだけでいいのかよ?」
「ソラ。残念ながらここでは私もお客様なのですよ。人の家の敷地内で問題を起こすなんて失礼な話でしょう」
「問題を起こしたのはアイツだろ!」
「ですから、ブルーミング家から苦情を入れると言っているじゃないですか。何より、大事にしてパメル様がランドン辺境伯を出して来られたら、伯爵家では勝てません」
私だって腹が立ってますが、今はパメル様の事を云々考えるより、このベタベタをどうにかしたいのです!
「ソラ!」
「は、はい」
「お風呂の用意をするように連絡を願います」
「かしこまりました」
私の機嫌がとても悪い事に気が付いたようで、ソラは頷くと、一足先に屋敷の方へ戻っていきます。
するとそれと入れ替わりに、ケイン様が私に向かって走ってきます。
「リノア様、ソラが慌ててましたけど、って、どうされたんですか!?」
髪の毛からお茶を滴らせている私を見て、ケイン様がぎょっとした顔をされます。
「色々とありまして」
「色々とあったとかそういう問題じゃないでしょう。どうして濡れてるんですか? あと、化粧が落ちてひどい顔に」
目を洗ったせいでしょうか、鏡を見ていないからわかりませんが、どうせ今はチークが落ちて、片方が赤く、片方は白いという状況になっているのでしょう。
ただ、それを女性にオブラートに包む事もなく言ってしまうケイン様に、これからの事を考えて言う。
「ケイン様。素直になんでも口に出す事が良い事ばかりではないと覚えた方がよろしいかと思います」
「え?」
「ミリー様に告白される際も、デリカシーのない言葉を使わない様にお願いします。出来ればシンプルにお気持ちを伝えた方がよろしいかと!」
「え? あ、はい! えっと、で、化粧が落ちてひどい」
「だから言ってるじゃないですか! ひどいまで言う必要はないのです!」
「申し訳ございません!」
別に怒るほどの事ではないのはわかっていますし、本気で怒っているわけでもありません。
少し八つ当たりをしてしまいました。
ですが、こんな状態の私が言うのもなんですが、ケイン様はちゃんとミリー様に告白できるんでしょうか…。
そんな心配をしておりましたが、その約1時間後ケイン様はミリー様に告白し、見事に成功されたのは、それはまた別のお話で、2人がうまくいった事と湯を入れてもらったバスタブで髪や身体を洗ってもらい、髪を乾かし終えた時には、嫌な気分もだいぶおさまりました。
身だしなみを整えてから部屋を出ると、ラルフ様が心配そうな顔で部屋から出て来られました。
「ソラから聞いた。大丈夫だったか?」
「はい。大丈夫なのです。私も少し言いすぎてしまったところもあるかと思いますので」
「何を言ったんだ?」
「パメル様とランドン辺境伯様がお似合いだと」
「それでお茶をかけるのか?」
眉を寄せるラルフ様に苦笑して答える。
「人によって言われたくない言葉は違うものですよ。たとえば私でしたら、自分の悪口はかまいませんが、大して知りもしない方に友人や家族の悪口を言われたりすると、何も知らないくせに! と、怒ってしまうと思います。パメル様にとっては、ランドン辺境伯との話は、私のそれに値するものなのでしょう」
「でも、お茶をかけるのは駄目だろう」
「感情が高ぶってしまわれたんでしょうね」
私がお風呂に入っている間に、ソラがお父さま達に連絡を入れているでしょうから、今回の件に関してはお父さま達に任せようと思っていた時でした。
「リノア様」
ソラが近寄ってきて、ラルフ様を見てから私の方に視線を移しました。
どうやら、あまり良くない内容のようです。
「どうかしました?」
「当主様から連絡があったんですが」
「お父さまから?」
「ええ。トーディ男爵家に苦情を入れたのは良いんですが、今度はブルーミング家にリノア様への苦情が来たようで」
「ま、まさか…」
誰からの苦情か聞かなくてもわかる気がして、誰からきているのか聞くのを躊躇していると、隣に立っていたラルフ様が小さく息を吐いてから口に出してくださいました。
「相手はランドンか」
「そうです」
ソラが呆れたような声を出して頷きました。
予想していなかったわけではありませんが、この手段はとらないかなと思っていた、私の考えが甘かったようです。
伯爵家と辺境伯家となると、向こうの方が爵位的には上なのです…。
それにしても、パメル様関連の話でしょうけれど、ランドン辺境伯から私へのどんな苦情がきているのでしょうか。
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