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閑話 オルザベートが思うこと 2
ロードウェル伯爵家は朝から、とても騒がしかった。
警察が何人か、ロンバートの所へ訪ねてきたから。
どうして、ロンバートが犯人だとわかったの?
この家の誰かがリークしたのかしら?
それとも、ロンバートは自分が誰だかわかるような、馬鹿な頼み方をしたのかしら?
ロンバートの熱はまだ下がらないし、受け答えもままならない状態で取り調べが行われたけど、やって来た警察はやる気のなさそうな人間ばかりで、ロンバートを捕まえる気はなさそうだった。
どうやら、彼の母親であるイザメル様がお金を握らせたみたい。
警察が悪い貴族に飼われているという噂は本当だったのね。
良い貴族はお金で解決しないものだから、うまく犯罪が隠せるんだわ。
ロンバートがうなされた状態で不利な事を言ったとしても、夢を見ていただけという事で処理してもらえるみたいだった。
なんにしても、私が関与してるだなんて言われたら、私は何もしていないって、堂々と言えるから良いんだけど。
でもお金ってすごいわ。
ほとんど、何でもできちゃうのね。
ああ。
もしかして、エアリスはお金が欲しくて、カイジス公爵の所にいるのかしら?
ロードウェル家なんかよりも、お金持ちだものね?
でも、愛はお金で買えるのかもしれないけれど、友情はお金では買えないわ。
エアリスだって、そんな事はわかっているはず。
まさか、親友の私の事を忘れたなんてありえないわよね?
……もしかして、ありえるのかしら?
だって、エアリスはカイジス公爵の事を忘れてしまった時があったんだから。
どうして忘れてしまったのかはわからないけれど、今回もそうなのかもしれない。
エアリスには大切な人を忘れる魔法がかけられているんだわ!
そう思うと、居ても立っても居られないかった。
エアリスに手紙を書こう!
そして、とにかく会ってもらわないと。
会えばきっと、私を思い出してくれるはず。
早く会いたいわ、エアリス。
早く一緒に暮らせるようになりたい。
あなたがかつて愛した男性と親友の子供なんだもの。
あなただって、可愛がってくれるわよね?
今は頼れる人がいないから、お金をたくさん持っているカイジス公爵の所にいるだけ。
私の事を思い出せば、1人じゃないって事を思い出して、私のところに戻ってきてくれる。
お金より友情よ!
ああ、なんて楽しみなの!
幸せな気分で、私は筆を執った。
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どうして、ロンバートが犯人だとわかったの?
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そう思うと、居ても立っても居られないかった。
エアリスに手紙を書こう!
そして、とにかく会ってもらわないと。
会えばきっと、私を思い出してくれるはず。
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あなたがかつて愛した男性と親友の子供なんだもの。
あなただって、可愛がってくれるわよね?
今は頼れる人がいないから、お金をたくさん持っているカイジス公爵の所にいるだけ。
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