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22 ご忠告いただきありがとうございます
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キュージーさんは何とか手紙を取り返すことができたが、無理矢理奪い返すような形になったため、メイドは呆れ返った顔をしていた。
私たちの様子をチェックするのは毎回、王妃陛下とは限らない。
あのメイドは品格を審査する人の可能性が高い。
食事の動作はさすがに向こうが上だったし、あんなことをしてこなければ彼女の勝ちだったでしょうに……。
紙をビリビリ破いているキュージーさんを憐憫の目で見つめた。
食後は別のメイドに連れられて場所を移動し、クプンマ王国の歴史についての講義を受けることになった。
お腹いっぱいになったあとなので、眠気に襲われるところなのだが、その眠気に勝てるかという実技テストかもしれない。
他国の国王のスピーチ中に眠ったりしたら大変だものね。
勝手にそう結論づけて緊張感を持ち、与えられた資料にペンでメモを取りつつ話を聞き続けた。
休憩を挟みつつ、約三時間の講義を受けた最後に、明日筆記テストを行うことを告げられた。
資料を確認し講義の内容をしっかり聞いていたのならわかる内容とのことだ。
クプンマ王国の歴史については、イセンさんに教えてもらっていたが、やはり忘れていたところも多々あった。
部屋に帰って復習だわ。
講師の女性にお礼を言って去ろうとすると、キュージーさんが追いかけてきた。
「ちょっと待ちなさいよ!」
「勝手に行動することは許されていないのではないのですか?」
「あなたと話したいだけよ」
キュージーさんは小声で話を続ける。
「フレデリック様のことはあきらめなさい。あなたは平民なのよ。王太子妃になれるわけがないわ」
「そうですね。平民が王太子妃になることは難しいでしょう。ご忠告いただきありがとうございます」
微笑んで一礼すると、私はキュージーさんに背を向けて歩きだした。
「ちょ、ちょっとリファーラ……さん! 本当に理解しているの? あなたのためなのよ!」
「ですから、ご忠告いただきありがとうございましたと述べました。部屋に帰って勉強しなければなりませんので失礼いたします」
立ち止まって振り返りそう答え、返事は待たずに歩き出した。
「せ、先生! 酷いです! 私の親切をリファーラさんは無視するんです!」
キュージーさんが講師に泣きつく声が聞こえた。その後すぐに講師の返事も聞こえてきた。
「キュージー様、親切にしたいと思う気持ちは良いことですが、押し付けはいけません」
ピシャリと言われて黙り込んだのか、キュージーさんの声は私の耳には届かなかった。
私たちの様子をチェックするのは毎回、王妃陛下とは限らない。
あのメイドは品格を審査する人の可能性が高い。
食事の動作はさすがに向こうが上だったし、あんなことをしてこなければ彼女の勝ちだったでしょうに……。
紙をビリビリ破いているキュージーさんを憐憫の目で見つめた。
食後は別のメイドに連れられて場所を移動し、クプンマ王国の歴史についての講義を受けることになった。
お腹いっぱいになったあとなので、眠気に襲われるところなのだが、その眠気に勝てるかという実技テストかもしれない。
他国の国王のスピーチ中に眠ったりしたら大変だものね。
勝手にそう結論づけて緊張感を持ち、与えられた資料にペンでメモを取りつつ話を聞き続けた。
休憩を挟みつつ、約三時間の講義を受けた最後に、明日筆記テストを行うことを告げられた。
資料を確認し講義の内容をしっかり聞いていたのならわかる内容とのことだ。
クプンマ王国の歴史については、イセンさんに教えてもらっていたが、やはり忘れていたところも多々あった。
部屋に帰って復習だわ。
講師の女性にお礼を言って去ろうとすると、キュージーさんが追いかけてきた。
「ちょっと待ちなさいよ!」
「勝手に行動することは許されていないのではないのですか?」
「あなたと話したいだけよ」
キュージーさんは小声で話を続ける。
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「そうですね。平民が王太子妃になることは難しいでしょう。ご忠告いただきありがとうございます」
微笑んで一礼すると、私はキュージーさんに背を向けて歩きだした。
「ちょ、ちょっとリファーラ……さん! 本当に理解しているの? あなたのためなのよ!」
「ですから、ご忠告いただきありがとうございましたと述べました。部屋に帰って勉強しなければなりませんので失礼いたします」
立ち止まって振り返りそう答え、返事は待たずに歩き出した。
「せ、先生! 酷いです! 私の親切をリファーラさんは無視するんです!」
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「キュージー様、親切にしたいと思う気持ちは良いことですが、押し付けはいけません」
ピシャリと言われて黙り込んだのか、キュージーさんの声は私の耳には届かなかった。
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