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50 そんな日は二度ときませんよ
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私が屋敷に戻ったあとには、チャルブッレ家は門兵が呼んだ騎士隊に連れられていった。
それからはチャルブッレ家の人たちが私の前に現れることはなかった。
正確には現れることができなかった。予想していた通り、今回の併合によって、チャルブッレ辺境伯家は取り潰しとなったからだ。
チャルブッレ家以外の辺境伯家は他国と接しているため変更はないから、表向きはクプンマ王国が他国ではなくなったため、辺境ではなくなったからという理由だ。
普通ならば爵位が新たに授けられるはずだが、今回はクプンマ王国が拒否したため、貴族のままではいられなかった。
といっても、その理由で無一文で平民生活を送らせるというわけにもいかなかった。そのため領地は没収されたが、家屋や財産は残された。
ただ、彼らの主たる収入源だった事業収入は新たな領主に引き継がれたため、近いうちにお金が尽きると言われている。
私に援助をしてほしいと手紙を送ってきているようだが、彼らからの手紙は全て持ってきた使いに未開封で返していた。
ジレシンラン公爵家は、いくら次男とはいえ、ワウロキヤ様を好きにさせすぎたことで、公爵を名乗るにはふさわしくない人物と結論付けられた。
そして、子爵家へと格を下げられ、今は肩身を狭くして暮らしている。ちなみにワウキロヤ様は、公爵令息ではなくなったため、十分な報酬を木こりに支払えなくなった。それなら労働力になってもらおうとしたが、すぐに音を上げてしまったため激怒した木こりから家を追い出された。
その後は家族と合流したが、キュージーさんに騙されてこうなったのだと逆恨みした父と共に慰謝料の請求をするとのことだった。
ジヤ陛下のほうは隠居という形で田舎に送られ、使用人と共に寂しく暮らしているらしい。
そして、今の私はどうしているかというと、レカー公爵家で幸せに暮らしつつも、改めて王太子妃教育を受けている。
王城に出向く時もあれば、公爵家に講師がやって来て、厳しく指導してもらっている。
今日はリックと会う日のため、王太子妃教育を受けた後、彼の部屋にやって来ていた。
窓を開けているので、庭園に咲く花の甘い香りが風が吹くたびに流れ込んできて心地好い。
ふわりと揺れるレースのカーテンを眺めていると、隣に座るリックが尋ねてきた。
「王太子妃教育は大変だったと母上から聞いたが、今のところは大丈夫そうか?」
「今のところはね。でも、あなたの妻にふさわしいと言ってもらえるように頑張るわ」
微笑んでリックの手を握る。彼は一瞬、驚いた顔をしたけれどすぐに握り返してきた。
「諦めなくてよかった」
「そういえば、久しぶりに再会したあの時も、私が婚約者といるのを見たくなくてウジウジしていたんだっけ」
「それとこれとは関係ない!」
顔を赤くするリックを見て、私は声を上げて笑った。
元家族や元婚約者様、今頃は後悔ばかりの日々を送っているのでしょうね。
そして、いまだに私に助けてもらえると思っているのでしょう?
そんな日は二度ときませんよ。
だって、あなた方が後悔しても私にはどうでもいいことですからね。
******
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
エール、感想、いいね、お気に入り登録もありがとうございました!
少しでも楽しんでいただけていれば幸いです。
本日から「私はあなたの操り人形ではありません」を投稿しておりますので、そちらでお会いできますと嬉しいです。
本当にありがとうございました!
あとがきに付き合ってくださる方、感想を書いてやるという方は、スクロールをお願いいたします!
お付き合いいただき、ありがとうございます!
ラストが近づくと、急に筆が進まなくなる病に今回もかかっており、更新が遅くなって申し訳ございません。
名前の件でご指摘いただいたのですが、名前が覚えられない私には変な名前が本当に覚えやすくて!
そのせいで話が入ってこないのは、私の技術不足でございます。
申し訳ございませんでした。
紙に書いて……となると、出先では話が書きづらく、スマホで見ると、閉じたり開けたりしているからか、たまにデータが飛ぶという悲しいことが……。(私の操作ミスでしょうが)
次の話ではわかりにくいようにしようと思っております。
そんな中、楽しんでくださった方には本当に感謝しております!
ありがとうございました!
今回は優しいざまぁになってしまいましたが、こんなこともあってもいいかなと。スッキリ感が足りなかったら申し訳ないです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
少しでも楽しんでいただけていれば幸いです。
そして、連載を始めました「私はあなたの操り人形ではありません」でお会いできますと幸いです。
これからも楽しんでいただけるように頑張ってまいりますので、お付き合いいただけますと幸いです。
またもや大雪などが予想されている地域もあるようですし、皆さま、お気をつけくださいませ。
風見ゆうみ
それからはチャルブッレ家の人たちが私の前に現れることはなかった。
正確には現れることができなかった。予想していた通り、今回の併合によって、チャルブッレ辺境伯家は取り潰しとなったからだ。
チャルブッレ家以外の辺境伯家は他国と接しているため変更はないから、表向きはクプンマ王国が他国ではなくなったため、辺境ではなくなったからという理由だ。
普通ならば爵位が新たに授けられるはずだが、今回はクプンマ王国が拒否したため、貴族のままではいられなかった。
といっても、その理由で無一文で平民生活を送らせるというわけにもいかなかった。そのため領地は没収されたが、家屋や財産は残された。
ただ、彼らの主たる収入源だった事業収入は新たな領主に引き継がれたため、近いうちにお金が尽きると言われている。
私に援助をしてほしいと手紙を送ってきているようだが、彼らからの手紙は全て持ってきた使いに未開封で返していた。
ジレシンラン公爵家は、いくら次男とはいえ、ワウロキヤ様を好きにさせすぎたことで、公爵を名乗るにはふさわしくない人物と結論付けられた。
そして、子爵家へと格を下げられ、今は肩身を狭くして暮らしている。ちなみにワウキロヤ様は、公爵令息ではなくなったため、十分な報酬を木こりに支払えなくなった。それなら労働力になってもらおうとしたが、すぐに音を上げてしまったため激怒した木こりから家を追い出された。
その後は家族と合流したが、キュージーさんに騙されてこうなったのだと逆恨みした父と共に慰謝料の請求をするとのことだった。
ジヤ陛下のほうは隠居という形で田舎に送られ、使用人と共に寂しく暮らしているらしい。
そして、今の私はどうしているかというと、レカー公爵家で幸せに暮らしつつも、改めて王太子妃教育を受けている。
王城に出向く時もあれば、公爵家に講師がやって来て、厳しく指導してもらっている。
今日はリックと会う日のため、王太子妃教育を受けた後、彼の部屋にやって来ていた。
窓を開けているので、庭園に咲く花の甘い香りが風が吹くたびに流れ込んできて心地好い。
ふわりと揺れるレースのカーテンを眺めていると、隣に座るリックが尋ねてきた。
「王太子妃教育は大変だったと母上から聞いたが、今のところは大丈夫そうか?」
「今のところはね。でも、あなたの妻にふさわしいと言ってもらえるように頑張るわ」
微笑んでリックの手を握る。彼は一瞬、驚いた顔をしたけれどすぐに握り返してきた。
「諦めなくてよかった」
「そういえば、久しぶりに再会したあの時も、私が婚約者といるのを見たくなくてウジウジしていたんだっけ」
「それとこれとは関係ない!」
顔を赤くするリックを見て、私は声を上げて笑った。
元家族や元婚約者様、今頃は後悔ばかりの日々を送っているのでしょうね。
そして、いまだに私に助けてもらえると思っているのでしょう?
そんな日は二度ときませんよ。
だって、あなた方が後悔しても私にはどうでもいいことですからね。
******
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
エール、感想、いいね、お気に入り登録もありがとうございました!
少しでも楽しんでいただけていれば幸いです。
本日から「私はあなたの操り人形ではありません」を投稿しておりますので、そちらでお会いできますと嬉しいです。
本当にありがとうございました!
あとがきに付き合ってくださる方、感想を書いてやるという方は、スクロールをお願いいたします!
お付き合いいただき、ありがとうございます!
ラストが近づくと、急に筆が進まなくなる病に今回もかかっており、更新が遅くなって申し訳ございません。
名前の件でご指摘いただいたのですが、名前が覚えられない私には変な名前が本当に覚えやすくて!
そのせいで話が入ってこないのは、私の技術不足でございます。
申し訳ございませんでした。
紙に書いて……となると、出先では話が書きづらく、スマホで見ると、閉じたり開けたりしているからか、たまにデータが飛ぶという悲しいことが……。(私の操作ミスでしょうが)
次の話ではわかりにくいようにしようと思っております。
そんな中、楽しんでくださった方には本当に感謝しております!
ありがとうございました!
今回は優しいざまぁになってしまいましたが、こんなこともあってもいいかなと。スッキリ感が足りなかったら申し訳ないです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
少しでも楽しんでいただけていれば幸いです。
そして、連載を始めました「私はあなたの操り人形ではありません」でお会いできますと幸いです。
これからも楽しんでいただけるように頑張ってまいりますので、お付き合いいただけますと幸いです。
またもや大雪などが予想されている地域もあるようですし、皆さま、お気をつけくださいませ。
風見ゆうみ
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新作でもよろしくお願いいたします✨️