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21 邪魔者は計画的に
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「少し、時間をもらってもいいかな」
手紙を無事に渡したあと、ロキに笑顔で聞かれたので、マーサたちが外で待っていることを伝えた。
すると、ロキは部屋の扉を開けてマーサたちと何か話をしてから扉を閉めて、私の所に戻ってきて言う。
「待ってるから、ごゆっくりだってさ。だから、そっちのソファに座って待っててもらえるかな。すぐに仕事を終わらせるから」
「私のために頑張らなくてもいいわよ。それに、仕事が一段落してもロキだって夕食の時間じゃないの?」
「ああ、そうか。そんな時間なのか」
ロキはすっかり暗くなった窓の外を見て呟いた。
こんなことなら、夕食を近いうちに一緒に食べるのも良いかもしれない。
「ねぇ、ロキ。迷惑じゃなかったら今日でも違う日でも良いから夕食を一緒に食べない?」
「え?」
ロキの動きが止まった。
どうやら、迷惑だったみたい。
それはそうよね。
今日じゃなくても、それぞれの食事を同じ場所に運んでもらって食べたら良いかなって思ったんだけど、セッティングとかしてもらわないといけないから他の人には迷惑だろうし、やっぱりやめておいたほうが良いのかもしれないわ。
「ごめんなさい、ロキ。迷惑よね。気にしないで。とにかく、もう今日は帰るわ」
座るように促されていたけれど、立ったままで話をしていた。
だから、そう言って扉のほうに向かって歩いていく。
すると、ロキに腕を掴まれた。
「ちょっと待ってくれ。迷惑なんかじゃない。ただ君から、そんな風に言ってくれるとは思ってなくて、夢かもしれないと思って考えてた」
「夢かもしれないって、大げさじゃない? どうしてそうなるのよ。ロキの中での私はどんなイメージなの? そこまで私って薄情なイメージなの?」
「そんなんじゃない」
「じゃあ何なの?」
「食いしん坊」
「間違ってないけど!」
きっぱりと言われて悔しいと感じながらも認めると、ロキは楽しそうに笑う。
「夕食をとるのは違う日にしないか? 今日はさすがに難しいだろうから」
「そうね。じゃあ帰るわ」
「どうして、そんなに急いで帰ろうとするんだよ」
「ロキの邪魔になるかと思って」
これも本音ではあるけれど、一番の理由は恥ずかしいからだ。
ロキからの文章の一つ一つに対して、丁寧に返事を書いただけに、彼の顔を見ると彼からの手紙の内容が頭に思い浮かんでしまう。
そうなると、恋愛経験の乏しい私は恥ずかしくて発狂しそうになる。
「邪魔なんかじゃないから、もう少しだけ話さないか」
「……どうしても話したいの?」
「君が嫌なら諦めるよ」
ロキがあからさまに残念そうな顔をするので、嫌というわけでもないし断るのも可哀想な気がした。
だから、手を離してもらってから大人しく促されたソファに座る。
「少しだけなら大丈夫よ。だから、あなたは先に仕事を終わらせてしまってちょうだい」
「ありがとう」
ロキは笑顔で頷くと、先程まで座っていた場所に戻り、書類を手に取った。
この間、どうしていたらいいのかしら。
人の部屋の中をあんまりジロジロと眺めるわけにもいかないし、かといって、座っているだけではなんとなく落ち着かない。
大人しく無言で待っていると、部屋の外が急に騒がしくなった。
ロキもそれに気が付いたようで、書類を机に置いて立ち上がる。
そして、私の近くまで来てから部屋の外に向かって声を掛けた。
「何かあったのか」
「ロキアス様。わたくしです。カーラですわ」
返ってきた声はマーサたちでも騎士でもなく、ポスティム公爵令嬢のものだった。
ロキは私を見たあと、すぐに扉のほうに顔を向けて言葉を返す。
「悪いが、今は来客中なんだ」
「存じておりますわ。キャスティー子爵令嬢がいらっしゃるのですよね。廊下にはキャスティー子爵令嬢のメイドが立っておられますから、すぐにわかりますわ」
「わかっているなら申し訳ないが、またの機会にしてもらえないか。元々、君との約束はなかったはずだ」
「あら、お顔も見せてはいただけませんの?」
ポスティム公爵令嬢の不満そうな声が聞こえた。
公爵令嬢というものは王太子殿下に対して、あつかましくても良いものなの?
普通、ここまで言ってるんだから、迷惑だろうと感じて引き下がっても良いと思うんだけど。
「しょうがないわ。ロキ、私が帰るわ」
「帰らなくていいよ」
「だけど、元々は私も約束はしてなかったじゃない。国王陛下の許可は取ったけど」
「父上の許可を取ってるなら十分だろ。ポスティム公爵令嬢は僕と約束していないし、父上だって許可してないはずだ」
立ち上がろうとした私を制して、ロキが言った時だった。
「とても美味しいケーキをお持ちしたんです。よろしければロキアス様に食べていただきたくって」
「それはありがとう。外に僕のメイドがいるだろうから彼女に渡してくれ。毒見もなしで食べることは許されていないんだ」
「私からの贈り物を疑うとおっしゃるの?」
「君だからじゃない。誰に対してもそうだ。必ず毒見してもらわないといけないことになっている」
あまりにもポスティム公爵令嬢がしつこいからか、ロキの口調が少しだけキツくなった気がした。
だけどそれは長年の付き合いの私だからわかることで、付き合いの短いポスティム公爵令嬢にそれが気付けるわけもない。
というより、気付こうという気もなさそうね。
「ロキ、私が帰ったら帰ると思うわ。たぶん、私とあなたが一緒にいるのが気に食わないだけでしょうから」
先日のポスティム公爵令嬢の態度を思い出すと、そんな気がした。
そういえば、態度の悪いメイドがいたけれど、あのメイドはどうなったのかしら。
「君が嫌じゃなければ中に入ってもらって、すぐに帰ってもらおうか?」
「どのみち、私が帰るまでは居座るわよ。私、こんなことを言ったらなんだけど、ポスティム公爵令嬢に嫌われてるの。嫌がらせされてるだけだと思うから、私が帰るまで帰らないわよ」
「……せっかく来てくれたのに、ごめん」
「いいのよ。ロキは悪くないわ。それよりも、その、渡した手紙は誰にも読まれないようにしてよね」
内容を思い出して恥ずかしくなって俯いて言うと、ロキが顔を覗き込んでくる。
「そんなに嬉しいことを書いてくれてるのかな」
「ロキが書いてくれた言葉に対しての返事を書いてるの!」
視界に入ったロキの顔が満面の笑みだったので、彼の顔を押しやってから扉に向かって歩き出す。
「じゃあね、ロキ」
「ああ。また手紙を送るよ。返事をくれたら嬉しいし、返事の手紙を今回みたいに直接持ってきてくれたらもっと嬉しい」
「考えておきます」
恥ずかしさを隠すために眉根を寄せて答えたあと、扉を開けてもらって外へ出た。
すると、そこには当たり前のことだけれど、ポスティム公爵令嬢がいて笑顔で私に話しかけてくる。
「少し、お時間よろしいかしら?」
よろしくないけど、よろしいと言うしか選択肢はないわよね。
手紙を無事に渡したあと、ロキに笑顔で聞かれたので、マーサたちが外で待っていることを伝えた。
すると、ロキは部屋の扉を開けてマーサたちと何か話をしてから扉を閉めて、私の所に戻ってきて言う。
「待ってるから、ごゆっくりだってさ。だから、そっちのソファに座って待っててもらえるかな。すぐに仕事を終わらせるから」
「私のために頑張らなくてもいいわよ。それに、仕事が一段落してもロキだって夕食の時間じゃないの?」
「ああ、そうか。そんな時間なのか」
ロキはすっかり暗くなった窓の外を見て呟いた。
こんなことなら、夕食を近いうちに一緒に食べるのも良いかもしれない。
「ねぇ、ロキ。迷惑じゃなかったら今日でも違う日でも良いから夕食を一緒に食べない?」
「え?」
ロキの動きが止まった。
どうやら、迷惑だったみたい。
それはそうよね。
今日じゃなくても、それぞれの食事を同じ場所に運んでもらって食べたら良いかなって思ったんだけど、セッティングとかしてもらわないといけないから他の人には迷惑だろうし、やっぱりやめておいたほうが良いのかもしれないわ。
「ごめんなさい、ロキ。迷惑よね。気にしないで。とにかく、もう今日は帰るわ」
座るように促されていたけれど、立ったままで話をしていた。
だから、そう言って扉のほうに向かって歩いていく。
すると、ロキに腕を掴まれた。
「ちょっと待ってくれ。迷惑なんかじゃない。ただ君から、そんな風に言ってくれるとは思ってなくて、夢かもしれないと思って考えてた」
「夢かもしれないって、大げさじゃない? どうしてそうなるのよ。ロキの中での私はどんなイメージなの? そこまで私って薄情なイメージなの?」
「そんなんじゃない」
「じゃあ何なの?」
「食いしん坊」
「間違ってないけど!」
きっぱりと言われて悔しいと感じながらも認めると、ロキは楽しそうに笑う。
「夕食をとるのは違う日にしないか? 今日はさすがに難しいだろうから」
「そうね。じゃあ帰るわ」
「どうして、そんなに急いで帰ろうとするんだよ」
「ロキの邪魔になるかと思って」
これも本音ではあるけれど、一番の理由は恥ずかしいからだ。
ロキからの文章の一つ一つに対して、丁寧に返事を書いただけに、彼の顔を見ると彼からの手紙の内容が頭に思い浮かんでしまう。
そうなると、恋愛経験の乏しい私は恥ずかしくて発狂しそうになる。
「邪魔なんかじゃないから、もう少しだけ話さないか」
「……どうしても話したいの?」
「君が嫌なら諦めるよ」
ロキがあからさまに残念そうな顔をするので、嫌というわけでもないし断るのも可哀想な気がした。
だから、手を離してもらってから大人しく促されたソファに座る。
「少しだけなら大丈夫よ。だから、あなたは先に仕事を終わらせてしまってちょうだい」
「ありがとう」
ロキは笑顔で頷くと、先程まで座っていた場所に戻り、書類を手に取った。
この間、どうしていたらいいのかしら。
人の部屋の中をあんまりジロジロと眺めるわけにもいかないし、かといって、座っているだけではなんとなく落ち着かない。
大人しく無言で待っていると、部屋の外が急に騒がしくなった。
ロキもそれに気が付いたようで、書類を机に置いて立ち上がる。
そして、私の近くまで来てから部屋の外に向かって声を掛けた。
「何かあったのか」
「ロキアス様。わたくしです。カーラですわ」
返ってきた声はマーサたちでも騎士でもなく、ポスティム公爵令嬢のものだった。
ロキは私を見たあと、すぐに扉のほうに顔を向けて言葉を返す。
「悪いが、今は来客中なんだ」
「存じておりますわ。キャスティー子爵令嬢がいらっしゃるのですよね。廊下にはキャスティー子爵令嬢のメイドが立っておられますから、すぐにわかりますわ」
「わかっているなら申し訳ないが、またの機会にしてもらえないか。元々、君との約束はなかったはずだ」
「あら、お顔も見せてはいただけませんの?」
ポスティム公爵令嬢の不満そうな声が聞こえた。
公爵令嬢というものは王太子殿下に対して、あつかましくても良いものなの?
普通、ここまで言ってるんだから、迷惑だろうと感じて引き下がっても良いと思うんだけど。
「しょうがないわ。ロキ、私が帰るわ」
「帰らなくていいよ」
「だけど、元々は私も約束はしてなかったじゃない。国王陛下の許可は取ったけど」
「父上の許可を取ってるなら十分だろ。ポスティム公爵令嬢は僕と約束していないし、父上だって許可してないはずだ」
立ち上がろうとした私を制して、ロキが言った時だった。
「とても美味しいケーキをお持ちしたんです。よろしければロキアス様に食べていただきたくって」
「それはありがとう。外に僕のメイドがいるだろうから彼女に渡してくれ。毒見もなしで食べることは許されていないんだ」
「私からの贈り物を疑うとおっしゃるの?」
「君だからじゃない。誰に対してもそうだ。必ず毒見してもらわないといけないことになっている」
あまりにもポスティム公爵令嬢がしつこいからか、ロキの口調が少しだけキツくなった気がした。
だけどそれは長年の付き合いの私だからわかることで、付き合いの短いポスティム公爵令嬢にそれが気付けるわけもない。
というより、気付こうという気もなさそうね。
「ロキ、私が帰ったら帰ると思うわ。たぶん、私とあなたが一緒にいるのが気に食わないだけでしょうから」
先日のポスティム公爵令嬢の態度を思い出すと、そんな気がした。
そういえば、態度の悪いメイドがいたけれど、あのメイドはどうなったのかしら。
「君が嫌じゃなければ中に入ってもらって、すぐに帰ってもらおうか?」
「どのみち、私が帰るまでは居座るわよ。私、こんなことを言ったらなんだけど、ポスティム公爵令嬢に嫌われてるの。嫌がらせされてるだけだと思うから、私が帰るまで帰らないわよ」
「……せっかく来てくれたのに、ごめん」
「いいのよ。ロキは悪くないわ。それよりも、その、渡した手紙は誰にも読まれないようにしてよね」
内容を思い出して恥ずかしくなって俯いて言うと、ロキが顔を覗き込んでくる。
「そんなに嬉しいことを書いてくれてるのかな」
「ロキが書いてくれた言葉に対しての返事を書いてるの!」
視界に入ったロキの顔が満面の笑みだったので、彼の顔を押しやってから扉に向かって歩き出す。
「じゃあね、ロキ」
「ああ。また手紙を送るよ。返事をくれたら嬉しいし、返事の手紙を今回みたいに直接持ってきてくれたらもっと嬉しい」
「考えておきます」
恥ずかしさを隠すために眉根を寄せて答えたあと、扉を開けてもらって外へ出た。
すると、そこには当たり前のことだけれど、ポスティム公爵令嬢がいて笑顔で私に話しかけてくる。
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