23 / 161
『第四話・4:呪いのビキニと未来黒歴史バラード』
しおりを挟む
数分後。
石板の上には、呪いのビキニだけがポツンと残されていた。
リリアは毛布を頭までかぶり、全身真っ赤になって膝を抱えている。
石板の冷たさがまだ肌に残っていて、ぞくぞく震えるのに、耳から首まで熱で火照りきっていた。
声を出せば裏返るのがわかって、余計に口をつぐんでしまう。
「……し、死ぬかと思った……」
「でも、大丈夫。呪いはもう完全に抜けてるわ」
セラフィーは穏やかに微笑む。
その視線が、妙に意味ありげにリリアを上から下まで舐めるように走った。
「それに……あなた、思った以上に“敏感”だったし♡」
セラフィーはわざとらしく唇に指を当て、くすくすと笑った。
その笑みは“救済の聖女”ではなく、“抜け目ない骨董商”の顔でしかなかった。
「えぇええええ!? ど、どこ見て言ってんですかぁぁぁ!」
「それじゃあ、さっそく“例の封印の件”、お願いね?」
「えっ……あ、はい……」
「私は今、非戦闘職だから同行はできないけれど──
“遠隔お祈り支援”とか、“祈りの既読返信”くらいはできるから、安心して」
「いや、それ全然安心できる要素ないですからぁぁ……!」
リリアはちらっとワン太を見やった。
(また……変な目にあう気しかしない……)
しかし、ワン太は無言のまま再び完全停止中。
颯太の魂が、感応しすぎて意識のほうまでショートしているなんて、リリアは知る由もなかった。
静けさだけが残り、リリアはようやく深く息をつく。
冷えた石板の気配が遠のいていく頃──彼女はそっと立ち上がった。
扉の向こうから差し込む夕映えが、薄く床を染めている。
その光は、さっきまでの儀式の残り香をやさしく包み、祈りの影を延ばしていた。
リリアは、その光に導かれるように、一歩を踏み出した。
──その日の夕方。
ちゃんとした服を着直したリリアが出口に向かう途中、視界の端に“展示棚”が目に入った。
そこには、ガラスケースに入った呪いのビキニ。
タグには「神聖なる供物・清め済」と書かれ、その横に──まさかのプライスタグ「五万ゴールド」。
「えっ!?何これ!?」
あまりの現実味に、思わず声が裏返った。
供物というより、完全に“展示即売会”のノリだ。
セラフィーは隣で、涼しい顔で「コレクションよ」と微笑む。
その横顔は、祈りを捧げる聖女ではなく、骨董市で値を釣り上げるしたたかな商人のそれだった。
(おい待て、これ奉納じゃなくて“教会のエロ衣装コレクション”だろ!?)
(しかも値札つきって、履歴書つき下着かよ! セラフィー、100%確信犯だな!?)
(てかこのままいくと、未来の歴史書に“勇者=羞恥の守護者”とか脚注入れられるだろ!?
授業で朗読されて「ぷっ」て笑われる俺の気持ちも考えろぉぉ!!)
顔から火が出そうなまま、リリアはうずくまったまま現実逃避していた。
空気が落ち着いてくると、ようやく重い腰を上げる。
胸の奥で、まだほんのりと羞恥が燻っている。
それでも──立ち止まってはいられない。
このあとに控えている“封印の件”を思い出し、ため息がひとつこぼれた。
窓の外には、もう夕陽の色が混じっていた。
恥と疲労の残る胸を押さえながら、リリアはゆっくりと出口へ歩き出す。
次なる目的地──「忘れられた祈りのダンジョン」。
「……もうほんとに、行きたくない……」
「……でも、行くしかないんだよね……っ!」
「安心して。遠隔で“祈りの既読”くらいは送ってあげるから」
セラフィーは、懐から小さな祈祷珠を取り出して見せた。
淡い光がぽっと灯り、表面に小さな印が浮かぶ。
祈りと通知音が同時に鳴り、神とスマホの境界が一瞬で崩れた。
「ほら、ちゃんと“既読マーク(祝福済)”がついたわ」
セラフィーはそう言って、ついでのようにリリアの耳元に小さなチャームをそっと掛けた。
チャームがわずかに鳴り、鈴の音のような響きが、空気をひとひら震わせた。
「はい、これも。加護のイヤーチャーム。通信祈祷もできるわよ」
(……通信って言っちゃった!? しかも今、Bluetoothみたいなノリだったぞ!)
セラフィーは涼しい顔で微笑み、祈祷珠を軽く振る。
その瞬間、チャームが“ピッ”と小さく光って同期音らしきものを立てた。
「リンク完了。あなた、これで正式に祝福済み」
「……な、なにその軽いノリ!? 儀式のありがたみ全部ぶっ壊れてますからぁぁ!!」
(……次に歴史に残るなら、“勇者=LINE既読で支援された”とかになる未来が見える……!
俺の黒歴史、まだまだ加速するのかよ……!!)
(……てか誰か、俺に“魂ログアウトボタン”つけてくれ……マジで……)
虚無のような静けさが、数秒だけ世界を包んだ。
その沈黙の奥で、時は静かに流れていった。
⸻やがて、千年の時が過ぎた。
この物語は、遠い時代の吟遊詩人によって語り継がれていた。
彼は「ぬいぐるみは女神の胸に抱かれて歓喜のあまり気絶した」と朗々と歌い上げ、
観衆は涙ながらに喝采していた。
さらに時は流れ──学園のカラオケ大会。
学生たちはノリノリでこう叫ぶ。
「次、“黒歴史バラード~水着の聖女編~”いきまーす!」
イントロが流れ、スクリーンには古写本の挿絵。
そこに映るのは、羞恥に赤面したリリアと胸に埋まるワン太。
歌詞字幕には《ひゃああ♡(転調)》や《やめてぇ♡(ビブラート)》、
そして《うそでしょ!?(サビ)》が律儀にルビ付きで流れ、
採点バーの横では“羞恥MAXゾーン”が心電図みたいに跳ねていた。
学生A「先生ェ!全国採点で一位狙えるぞ!」
学生B「やった、“#羞恥の守護者推し”って名前で登録した!」
採点結果──
採点結果:98点。
羞恥度はMAX、気絶のタイミングも完璧。
……黒歴史の再現率?まさかの100%だった。
(ふざけんなぁぁぁぁ!! 俺の黒歴史が全国ランキング制覇とかマジやめろおおお!!!)
(……誰か、“黒歴史削除呪文”覚えてる人いませんかぁぁ……!!)
──そして未来の歴史に残ったのは、勇者ではなく。
「羞恥こそが、最も人を救う祈りである」という、わけのわからない一文だけだった。
(……ほんと勘弁してくれ。でも、あの光だけは──少し、きれいだったかもな。)
石板の上には、呪いのビキニだけがポツンと残されていた。
リリアは毛布を頭までかぶり、全身真っ赤になって膝を抱えている。
石板の冷たさがまだ肌に残っていて、ぞくぞく震えるのに、耳から首まで熱で火照りきっていた。
声を出せば裏返るのがわかって、余計に口をつぐんでしまう。
「……し、死ぬかと思った……」
「でも、大丈夫。呪いはもう完全に抜けてるわ」
セラフィーは穏やかに微笑む。
その視線が、妙に意味ありげにリリアを上から下まで舐めるように走った。
「それに……あなた、思った以上に“敏感”だったし♡」
セラフィーはわざとらしく唇に指を当て、くすくすと笑った。
その笑みは“救済の聖女”ではなく、“抜け目ない骨董商”の顔でしかなかった。
「えぇええええ!? ど、どこ見て言ってんですかぁぁぁ!」
「それじゃあ、さっそく“例の封印の件”、お願いね?」
「えっ……あ、はい……」
「私は今、非戦闘職だから同行はできないけれど──
“遠隔お祈り支援”とか、“祈りの既読返信”くらいはできるから、安心して」
「いや、それ全然安心できる要素ないですからぁぁ……!」
リリアはちらっとワン太を見やった。
(また……変な目にあう気しかしない……)
しかし、ワン太は無言のまま再び完全停止中。
颯太の魂が、感応しすぎて意識のほうまでショートしているなんて、リリアは知る由もなかった。
静けさだけが残り、リリアはようやく深く息をつく。
冷えた石板の気配が遠のいていく頃──彼女はそっと立ち上がった。
扉の向こうから差し込む夕映えが、薄く床を染めている。
その光は、さっきまでの儀式の残り香をやさしく包み、祈りの影を延ばしていた。
リリアは、その光に導かれるように、一歩を踏み出した。
──その日の夕方。
ちゃんとした服を着直したリリアが出口に向かう途中、視界の端に“展示棚”が目に入った。
そこには、ガラスケースに入った呪いのビキニ。
タグには「神聖なる供物・清め済」と書かれ、その横に──まさかのプライスタグ「五万ゴールド」。
「えっ!?何これ!?」
あまりの現実味に、思わず声が裏返った。
供物というより、完全に“展示即売会”のノリだ。
セラフィーは隣で、涼しい顔で「コレクションよ」と微笑む。
その横顔は、祈りを捧げる聖女ではなく、骨董市で値を釣り上げるしたたかな商人のそれだった。
(おい待て、これ奉納じゃなくて“教会のエロ衣装コレクション”だろ!?)
(しかも値札つきって、履歴書つき下着かよ! セラフィー、100%確信犯だな!?)
(てかこのままいくと、未来の歴史書に“勇者=羞恥の守護者”とか脚注入れられるだろ!?
授業で朗読されて「ぷっ」て笑われる俺の気持ちも考えろぉぉ!!)
顔から火が出そうなまま、リリアはうずくまったまま現実逃避していた。
空気が落ち着いてくると、ようやく重い腰を上げる。
胸の奥で、まだほんのりと羞恥が燻っている。
それでも──立ち止まってはいられない。
このあとに控えている“封印の件”を思い出し、ため息がひとつこぼれた。
窓の外には、もう夕陽の色が混じっていた。
恥と疲労の残る胸を押さえながら、リリアはゆっくりと出口へ歩き出す。
次なる目的地──「忘れられた祈りのダンジョン」。
「……もうほんとに、行きたくない……」
「……でも、行くしかないんだよね……っ!」
「安心して。遠隔で“祈りの既読”くらいは送ってあげるから」
セラフィーは、懐から小さな祈祷珠を取り出して見せた。
淡い光がぽっと灯り、表面に小さな印が浮かぶ。
祈りと通知音が同時に鳴り、神とスマホの境界が一瞬で崩れた。
「ほら、ちゃんと“既読マーク(祝福済)”がついたわ」
セラフィーはそう言って、ついでのようにリリアの耳元に小さなチャームをそっと掛けた。
チャームがわずかに鳴り、鈴の音のような響きが、空気をひとひら震わせた。
「はい、これも。加護のイヤーチャーム。通信祈祷もできるわよ」
(……通信って言っちゃった!? しかも今、Bluetoothみたいなノリだったぞ!)
セラフィーは涼しい顔で微笑み、祈祷珠を軽く振る。
その瞬間、チャームが“ピッ”と小さく光って同期音らしきものを立てた。
「リンク完了。あなた、これで正式に祝福済み」
「……な、なにその軽いノリ!? 儀式のありがたみ全部ぶっ壊れてますからぁぁ!!」
(……次に歴史に残るなら、“勇者=LINE既読で支援された”とかになる未来が見える……!
俺の黒歴史、まだまだ加速するのかよ……!!)
(……てか誰か、俺に“魂ログアウトボタン”つけてくれ……マジで……)
虚無のような静けさが、数秒だけ世界を包んだ。
その沈黙の奥で、時は静かに流れていった。
⸻やがて、千年の時が過ぎた。
この物語は、遠い時代の吟遊詩人によって語り継がれていた。
彼は「ぬいぐるみは女神の胸に抱かれて歓喜のあまり気絶した」と朗々と歌い上げ、
観衆は涙ながらに喝采していた。
さらに時は流れ──学園のカラオケ大会。
学生たちはノリノリでこう叫ぶ。
「次、“黒歴史バラード~水着の聖女編~”いきまーす!」
イントロが流れ、スクリーンには古写本の挿絵。
そこに映るのは、羞恥に赤面したリリアと胸に埋まるワン太。
歌詞字幕には《ひゃああ♡(転調)》や《やめてぇ♡(ビブラート)》、
そして《うそでしょ!?(サビ)》が律儀にルビ付きで流れ、
採点バーの横では“羞恥MAXゾーン”が心電図みたいに跳ねていた。
学生A「先生ェ!全国採点で一位狙えるぞ!」
学生B「やった、“#羞恥の守護者推し”って名前で登録した!」
採点結果──
採点結果:98点。
羞恥度はMAX、気絶のタイミングも完璧。
……黒歴史の再現率?まさかの100%だった。
(ふざけんなぁぁぁぁ!! 俺の黒歴史が全国ランキング制覇とかマジやめろおおお!!!)
(……誰か、“黒歴史削除呪文”覚えてる人いませんかぁぁ……!!)
──そして未来の歴史に残ったのは、勇者ではなく。
「羞恥こそが、最も人を救う祈りである」という、わけのわからない一文だけだった。
(……ほんと勘弁してくれ。でも、あの光だけは──少し、きれいだったかもな。)
20
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる