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『第二十八話・3 : スカイパレス迎撃戦:沈黙の花弁』
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静寂を裂くように、ネイルの声が届いた。
「スカイパレスは、全対魔法障壁を展開中。補助結界、反射障壁、気候制御フィールド、魔力迎撃砲塔すべて稼働中です。
念のため……魔導粒子炉は三基同時起動しました。」
空中でバタバタ暴れながら、ブッくんが悲鳴を上げる。
「ちょい待てや! 魔導粒子炉三基って、“念のため”でやる規模ちゃうやろ!? 国家どころか大陸予算や!! 三年分の税金が蒸発するレベルやでぇぇぇ!!」
張り詰めた空気を裂いて、声が響いた。
「個体数──十二。再来を確認。種別、上級竜族。……さっきの群れとは別個体です。」
一瞬、塔を包む空気が張りつめた。
魔力の振動が止まり、誰も息をするのを忘れる。
報告の意味を理解した瞬間、セラフィーの顔から血の気が引いた。
「ちょ、ちょっと待って……! また来るの? 竜族が!? 彼ら、人間とは不可侵協定を結んでたはずでしょ!? なんで攻めてくるのよ……!」
(俺が聞きたいわ……! 誰だよ、“竜の鱗の盾”とか“ドラゴンスレイヤー”とか作ったやつ! 絶対どっかでドラゴン狩ってバレたパターンだろ、これ!!)
(しかもよりによって、それ装備して寝てたの俺だし!! そりゃ竜族もキレるわ!!)
答えず、淡々と報告が続く。
「外壁防御、展開完了。迎撃準備──整いました。……迎撃を開始します。」
塔の周囲に、光の輪がひとつ、またひとつと浮かび上がった。
輪は静かに震え、やがて夜空へ向けて光の矢を放つ。
それは炎でも雷でもなく、祈りの形をした光。
沈黙の花が咲き乱れ、花弁の代わりに純白の輝きを撃ち放つようだった。
――美しい、なんて言葉すら追いつかない。
リリアは思わず声を上げた。
「いやちょっと待って──迎撃って何!? そんなシステム、いつ実装したの!?」
(……ほんと、誰の家の話してんだこれ……)
(そもそも迎撃って……住宅で使う単語じゃないだろ!!)
ネイルは、どこか言いづらそうに報告を続けた。
「リリア様が、“スカイパレスには擦り傷ひとつつけたくない!”と──先日の宴席で、何度も何度も自分に絡んでこられまして……」
わずかに間を置き、さらに静かに続ける。
「加えて、“攻撃してくる奴がいたらタダじゃおかん! コテンパテンにしてやる!”とも……」
リリアは、数秒だけ完全に固まった。
「……」
(……いや、言ったけどさ!? あれ完全に酔ってた時のノリだぞ!?)
(ていうか“コテンパテン”って、なんで音声認識されてんの!? しかも関西弁補正つきで!?)
(そもそも! そんな豆鉄砲、ドラゴン相手に通用するわけないだろ!!)
「そのご要望に基づきまして──自動迎撃システム、反射障壁、魔力追尾砲、天候制御装置、魔力循環炉の無限再起動機構、対次元侵食バリア……」
「えっ?」
リリアは一瞬、言葉を失った。
(やっぱりコイツ、元が俺の“爪の垢”だからバカなんじゃないか?)
(ていうか、なんでさらっと“迎撃システム”なんて言葉が出てくるんだよ……!)
(ああ、もう嫌な予感しかしねぇ……!)
ネイルは、リリアの動揺にも気づかず、声のトーンをわずかに上げる。
「それと──巨大魔導メガ粒子砲《テール・ハンマー》も一門、設置いたしました。」
「は!?」
リリアが絶句する。
(そんなもん何に使うんだ!?
ていうかその名前!! なんか“銀河なんとか伝説”に出てきたやつに似てるんだけど!? 大丈夫なのかよ!?)
「……あと、スイーツ専用キッチンも。」
空中でブッくんが羽をばたつかせる。
「最後のやつだけ妙に可愛いな!? 他が物騒すぎて癒し効果すらあるで!!」
ネイルは、そんな周囲の言葉には一切動じず、淡々と続けた。
「出力は控えめに調整済みですが──デス・スター級の対象であれば、一撃で迎撃可能です。」
「はあああっ!?」
リリアが目をむいた。
(って、最後スター・ウォーズかよ!!)
(いや待て待て待て!! 今さらっと惑星規模って言った!? それ修復じゃなくて再創世だろ!! ほんとにバカなの!? 何と戦う気なんだよ!!)
そんなリリアの動揺をよそに、雲が渦を巻きはじめた。
塔の頂上部が、きしむような音を立ててゆっくりと変形していく。
(……まさか、冗談だろ……?)
空が震える。夜そのものが、息を止めた。
光の層が折り重なり、天を貫くような砲身がせり上がった。
まるで“創世”そのものがリプレイされるように、雲が捻じれ、風が膨張する。
リリアは呟いた。
「……わたし、家に帰りたい……」
夜空に、一本の光の柱が立ち上がる。
(うわっ!? なんだこれ!? 塔じゃなくて砲塔だったのかよ!? “パレス”の語感、詐欺だろ!!)
光が弾け、雲が焦げる。空そのものが形を失っていく。
砲口が開いた瞬間、空気が悲鳴を上げた。
バチバチバチッ!! と、周囲の魔素が弾け飛ぶ。
内部で魔力が渦を巻き、まるで千の雷が絡み合って螺旋を描くように、
蒼と金の光が幾重にも交差した。
「テール・ハンマー、臨界チャージ開始。出力三〇パーセント──制御安定。」
リリアが悲鳴まじりに叫んだ。
「ちょ、三〇パーセントでこれって……! 百になったら、太陽できるじゃん!!」
「控えめの基準どうなってんの!? ねえ、ほんとに控えめ!? バカなの!?」
夜空が、一瞬だけ真昼のように弾けた。
蒼金の光が星座を呑みこみ、影が反転する。
世界の輪郭が白く燃え、時間すら溶けた。
そして――世界から、音が消えた。
「スカイパレスは、全対魔法障壁を展開中。補助結界、反射障壁、気候制御フィールド、魔力迎撃砲塔すべて稼働中です。
念のため……魔導粒子炉は三基同時起動しました。」
空中でバタバタ暴れながら、ブッくんが悲鳴を上げる。
「ちょい待てや! 魔導粒子炉三基って、“念のため”でやる規模ちゃうやろ!? 国家どころか大陸予算や!! 三年分の税金が蒸発するレベルやでぇぇぇ!!」
張り詰めた空気を裂いて、声が響いた。
「個体数──十二。再来を確認。種別、上級竜族。……さっきの群れとは別個体です。」
一瞬、塔を包む空気が張りつめた。
魔力の振動が止まり、誰も息をするのを忘れる。
報告の意味を理解した瞬間、セラフィーの顔から血の気が引いた。
「ちょ、ちょっと待って……! また来るの? 竜族が!? 彼ら、人間とは不可侵協定を結んでたはずでしょ!? なんで攻めてくるのよ……!」
(俺が聞きたいわ……! 誰だよ、“竜の鱗の盾”とか“ドラゴンスレイヤー”とか作ったやつ! 絶対どっかでドラゴン狩ってバレたパターンだろ、これ!!)
(しかもよりによって、それ装備して寝てたの俺だし!! そりゃ竜族もキレるわ!!)
答えず、淡々と報告が続く。
「外壁防御、展開完了。迎撃準備──整いました。……迎撃を開始します。」
塔の周囲に、光の輪がひとつ、またひとつと浮かび上がった。
輪は静かに震え、やがて夜空へ向けて光の矢を放つ。
それは炎でも雷でもなく、祈りの形をした光。
沈黙の花が咲き乱れ、花弁の代わりに純白の輝きを撃ち放つようだった。
――美しい、なんて言葉すら追いつかない。
リリアは思わず声を上げた。
「いやちょっと待って──迎撃って何!? そんなシステム、いつ実装したの!?」
(……ほんと、誰の家の話してんだこれ……)
(そもそも迎撃って……住宅で使う単語じゃないだろ!!)
ネイルは、どこか言いづらそうに報告を続けた。
「リリア様が、“スカイパレスには擦り傷ひとつつけたくない!”と──先日の宴席で、何度も何度も自分に絡んでこられまして……」
わずかに間を置き、さらに静かに続ける。
「加えて、“攻撃してくる奴がいたらタダじゃおかん! コテンパテンにしてやる!”とも……」
リリアは、数秒だけ完全に固まった。
「……」
(……いや、言ったけどさ!? あれ完全に酔ってた時のノリだぞ!?)
(ていうか“コテンパテン”って、なんで音声認識されてんの!? しかも関西弁補正つきで!?)
(そもそも! そんな豆鉄砲、ドラゴン相手に通用するわけないだろ!!)
「そのご要望に基づきまして──自動迎撃システム、反射障壁、魔力追尾砲、天候制御装置、魔力循環炉の無限再起動機構、対次元侵食バリア……」
「えっ?」
リリアは一瞬、言葉を失った。
(やっぱりコイツ、元が俺の“爪の垢”だからバカなんじゃないか?)
(ていうか、なんでさらっと“迎撃システム”なんて言葉が出てくるんだよ……!)
(ああ、もう嫌な予感しかしねぇ……!)
ネイルは、リリアの動揺にも気づかず、声のトーンをわずかに上げる。
「それと──巨大魔導メガ粒子砲《テール・ハンマー》も一門、設置いたしました。」
「は!?」
リリアが絶句する。
(そんなもん何に使うんだ!?
ていうかその名前!! なんか“銀河なんとか伝説”に出てきたやつに似てるんだけど!? 大丈夫なのかよ!?)
「……あと、スイーツ専用キッチンも。」
空中でブッくんが羽をばたつかせる。
「最後のやつだけ妙に可愛いな!? 他が物騒すぎて癒し効果すらあるで!!」
ネイルは、そんな周囲の言葉には一切動じず、淡々と続けた。
「出力は控えめに調整済みですが──デス・スター級の対象であれば、一撃で迎撃可能です。」
「はあああっ!?」
リリアが目をむいた。
(って、最後スター・ウォーズかよ!!)
(いや待て待て待て!! 今さらっと惑星規模って言った!? それ修復じゃなくて再創世だろ!! ほんとにバカなの!? 何と戦う気なんだよ!!)
そんなリリアの動揺をよそに、雲が渦を巻きはじめた。
塔の頂上部が、きしむような音を立ててゆっくりと変形していく。
(……まさか、冗談だろ……?)
空が震える。夜そのものが、息を止めた。
光の層が折り重なり、天を貫くような砲身がせり上がった。
まるで“創世”そのものがリプレイされるように、雲が捻じれ、風が膨張する。
リリアは呟いた。
「……わたし、家に帰りたい……」
夜空に、一本の光の柱が立ち上がる。
(うわっ!? なんだこれ!? 塔じゃなくて砲塔だったのかよ!? “パレス”の語感、詐欺だろ!!)
光が弾け、雲が焦げる。空そのものが形を失っていく。
砲口が開いた瞬間、空気が悲鳴を上げた。
バチバチバチッ!! と、周囲の魔素が弾け飛ぶ。
内部で魔力が渦を巻き、まるで千の雷が絡み合って螺旋を描くように、
蒼と金の光が幾重にも交差した。
「テール・ハンマー、臨界チャージ開始。出力三〇パーセント──制御安定。」
リリアが悲鳴まじりに叫んだ。
「ちょ、三〇パーセントでこれって……! 百になったら、太陽できるじゃん!!」
「控えめの基準どうなってんの!? ねえ、ほんとに控えめ!? バカなの!?」
夜空が、一瞬だけ真昼のように弾けた。
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