もしも生まれ変わるなら……〜今度こそは幸せな一生を〜

こひな

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悲しい出来事の原因は……

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翌日昼過ぎ、予定していた通り父が到着した。思い掛けず兄もいて少々びっくりしたけど、顔には出なかったはず……多分。


「久しいなセレーネ。息災であったか?色々と話すことはあるが、とりあえず旅支度を解きたい。話は夕餉の時に。それでいいな?」


私と兄の同意を見て屋敷の主室に向かう父と兄。……えーっと……何を話したらいいんだろうか?ぶっちゃけた話、会ったのがだいぶ久しぶり過ぎて話題なんてないんだけど……まぁ、田舎に引きこもりの幼児に話題を求める大人もいないだろう……と自己完結して一度部屋に戻った。


「セレーネ様、お夕飯は旦那様方とご一緒ですのでお召し替え致しましょうね」


ミーヤに促されワンピースからドレスに着替え髪を結う。いつも食事は簡単に済ませてしまうので面倒臭いことこの上ない。

なんて言葉にした日にはミーヤにしっかりみっちり怒られるので止めとく。
いつ終わるのかいつまで続くのか分からない貴族ライフ。とりあえず目の前にある第一関門を突破しないとなぁ。

そんな風に思い窓の外に視線を向けた。






そして数時間後最後の晩餐の幕が開ける……






なーんてね。
ちょっと冗談を言ってみた。
冗談じゃなくなったら本気でイヤだけど。
ちなみに、食堂では只今3人が無言でコース料理食べてます。ミーヤに言われた通り、マナーにもちゃんと気をつけてますよ。
ただ会話が無いだけ。これって普通なの?

一応ね、それぞれの席の近くにお付きの人がいるけど、皆んななぜか目を合わせてくれない。なぜなんだ、おい……。

そんなことを考えながら黙々と食べていると、いきなり兄様が話しかけて来た。
そしてこの沈黙を破った勇者ユアンは言った。


「セレーネ……は……元気にしていましたか?」

「………………はい。元気にしておりました。ユアン兄様はお元気にしておりましたか?」

「……あぁー…うん。元気にしていたよ」

「「「……………」」」


うん……いや……う~ん……?
普段の兄様や父様を知っているわけじゃないから断定できないんだけどね?

もしかしてウチの家族の問題って、各それぞれのコミュニケーション能力の低さが原因……とかっていうんじゃないよね?
そして、今までのあれやこれやはだなんて言わないよね??

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