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しおりを挟む考えていたおじいちゃんと母に社長を引き合せる計画よりも、何も考えていなかった姉との方が顔合わせが早く叶ってしまったのは何故だろう?
空港ロビーで挨拶する社長と姉を見て、地味に落ち込んでいると、姉の旦那様マークが挨拶してきた。マークはなんて言うのか、姉だけに超甘い。何事にも姉優先が普通なのは当たり前。わりと女性全般に対して寛容な海外の男性に対して、姉以外どうでもいいと言わんばかりのマーク。
気のせいか、それがグレードアップしているように見える。あれで大丈夫なのだろうか?
「大丈夫よ。私が妊娠してからずっとあんな感じなの。全方位威嚇っていうの?」
笑いながら言う姉はきっと分かっていると思うのだけれど、あれは嫉妬だ。
姉が好意を向ける全てに嫉妬しているのだろう。現にこの数日後、姉がいない所で妊娠のお祝いを言ったら、頭を抱えて相談された。
「今度の相手は生まれてくる子供だよ。今度の相手はには勝つ自信がない…ボクはどうしたらいいんんだろう」
って……。
お腹の中の子供にまで嫉妬かよっ!ってお姉ちゃんに言ったら、笑ってたよ……。
「それぐらいの方が浮気しなくて良いじゃない?それに、私がマークを一番愛してるのを知っているのもマークよ?」
そう言って、マークに甘えマークの機嫌をアゲアゲしてた……。
しかし問題が一つ……。
あれを見慣れてしまうと、私と社長との関係がとても結婚間近の二人には見えないということ。
真面目な話しで、マークには『美里のダーリンはどこにいるんだい?』って社長を目の前に聞かれた。いくら、奥ゆかしい日本人は人前では甘えないと言っても、『君達の間に流れる空気が、恋人達の空気と違う』と……。
まぁ…社長の年齢は分からないけど、いい歳した男女がプラトニックで、おまけに片方は役職呼びだ。そして、将来を約束したとはいえ、愛を囁いて貰ったことなど一回もない。
あんだけラブラブな二人から見れば、私と社長の関係なんてお子様以下かもしれない。
社長も姉もいない場所で、『あの彼と本当に結婚できるのか?』とマークに言われた時には、ちょっと笑えない位ショックだった。
やっぱり、私と社長の関係って変なのかな?
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