人外さんはお友達 ~私だって仲良くなりたい!~

こひな

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宮田君が平謝りして来た朝、普通に自分のお弁当を作って…家を出た。ちなみに、私達の新居は崇ちゃんの屋敷の敷地内の一角に建てられている。そして、お屋敷にいた家妖精の内の一人も同時に付いてきた。


崇ちゃんに家令やメイドも派遣されそうになったけど、いらないと固持した。まぁ、代わりに週に一度お掃除に来て貰えるようにお願いはしたけどね。


家妖精がいてくれるから、家は常に綺麗だから…とは思うんだけど、にいたいという子が多いらしい。


「ねえ、卒業後の仕事って何やるんだっけ?」


学校に行くと前の席に座る佐竹さんが話しかけてきた。この学校は進学校だけあって、就職組はほんの僅か。私はそのほんの僅かの内の一人。


まぁ、単純に進学をするメリットがないなんて理由だしね。

高校を卒業と共に、戸籍上美里ちゃん達の子供になると同時に結婚をする。ちなみに、宮田君はお婿さんに来る形だ。崇ちゃんと美里ちゃん、そして私のお母さんと私で、宮田君のご両親とご兄弟に、先週挨拶に行った。


あくまでも形式上とはいえ、宮田君は卒業後崇ちゃんの会社で働くことが内定しているし、今現在もう仕事はしている。
おまけに昨日からは、私と一緒に住み始めたから、ご挨拶しない訳にもいかなかった。


「渡利さん?顔真っ赤だけど…今何考えてた?」


ニヤニヤした佐竹さんに色々突っ込まれながら、残り僅かとなった高校生活を楽しむ。


(はぁ……今日はどんな顔して迎えればいいのぉ。すっごい意識し過ぎかもだけど、恥ずかしい……)







学校から帰って、夕飯の支度をする。
お買い物はリスト化しておけばお屋敷の使用人さんがまとめて買ってきてくれるので、重いものを持たなくてもいいのはとても助かる。けど…。


「最初からこんな生活でいいのかな?」


ブツブツ言いながら、おばあちゃんに習った肉じゃがを作って、焼き魚も焼く。
こうして二人で住む前に、料理や家事全般をおばあちゃんに教えて貰って良かったと味見をしながら思う。


「お買い物はまぁあれだけど、お料理は頑張ろう。美味しいって言ってもらいたいもんね」


一通り片付けもして、時間に余裕があることを確認して、最近読んでいる古い文献を出す。少しでも自分のことを知りたい…そう思っての行動だった。
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