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第三章 蜘蛛女
悪夢
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(車高の低い車じゃなくて助かったけど、最悪だわ……)
蜘蛛のごとく糸を絡めて六本腕と足で車の下に張り付いていたミカは、フーコたちの住む高級マンションの場所を突き止めた後は気づかれないように車から離れて、今は公園で体を休めていた。
(私ではあの女たちに勝てない。でも、このまま引き下がるわけにも……)
ベンチに座って考え事をしていたミカがため息をついて顔を上げると、視界に足下のおぼつかない中年男性の姿が映った。どうやら泥酔しているようである。
(とりあえずは、腹ごしらえね)
……ユウトは悪夢を見ていた。
夢の中ではカエデとミカにもペニスが生えていて、二人でユウトの口とアナルに精を注ぎ飲ませ続けていた。視界の端ではリカがミナミに押さえ込まれているのが見える。
リカの「お姉ちゃんやめて!」という哀願は聞き入れられる事はなく、ミナミの巨根がリカの小さな蕾を貫いた。ミナミはリカの感触に身を震わせながらさらに奥へと突き入れて、低いうめき声を上げてから動きを止めた。「それだけはやめて!」とリカが言い終わらないうちにミナミの巨根は脈打ち、濃厚な精を本能のままにぶちまけていた。
それからミナミは巨根を引き抜いてリカの蕾がどうなっているのかをユウトに見せつける。自分の無力さに涙するユウトの顔に三人がペニスを押しつけて射精した所でユウトは目を覚ました。
見覚えのない部屋のベッドの上でキョロキョロしていると誰かがドアを開けて部屋に入ってきた。エナジードリンクを持ったフーコだった。
(フーコさん……。ということは助かったんだ、俺)
「大丈夫ユウトくん? 飲める?」
「いただきます!」
ユウトはよく冷えた小柄なエナジードリンクを手に取り一気に飲み干した。霧が晴れたような感覚と共に頭が働き始める。
そうすると、自分のアナルの状態がどうなっているのかが気になりはじめて下着越しに手で軽く触れてみた。想像していたような痛みもなければ傷ついている風でもない。それに、エナジードリンクを飲んだ後とは言え、散々カエデとミカに精を搾り取られたはずなのに今はもう体に活力が戻っていた。
「フーコさん。俺、どのくらい寝てたんでしょうか?」
「んーと、一時間くらいかな?」
「一時間……」
(もしかしてこれが、使い魔のもつ不死身の能力というやつなのか。……どうせなら子供の状態から元の体にも戻ってほしいけど)
ユウトはそんな事を思いつつも、フーコにまだお礼を言ってない事を思いだした。
「フーコさん。助けていただいてありがとうございます。その、リカちゃんは……」
「あの子なら大丈夫だよ。ママと一緒にリビングにいるけど、会いに行く?」
「あ、はい。行きます」
(良かった。リカちゃんも無事なんだ。……でも、それってつまり、あの子の姉さんたちがフーコさんたちに殺されたって事なんだよな)
ユウトは、リカが無事である事に安堵しつつも、彼女の心中を思うと複雑な気持ちになっていた。
蜘蛛のごとく糸を絡めて六本腕と足で車の下に張り付いていたミカは、フーコたちの住む高級マンションの場所を突き止めた後は気づかれないように車から離れて、今は公園で体を休めていた。
(私ではあの女たちに勝てない。でも、このまま引き下がるわけにも……)
ベンチに座って考え事をしていたミカがため息をついて顔を上げると、視界に足下のおぼつかない中年男性の姿が映った。どうやら泥酔しているようである。
(とりあえずは、腹ごしらえね)
……ユウトは悪夢を見ていた。
夢の中ではカエデとミカにもペニスが生えていて、二人でユウトの口とアナルに精を注ぎ飲ませ続けていた。視界の端ではリカがミナミに押さえ込まれているのが見える。
リカの「お姉ちゃんやめて!」という哀願は聞き入れられる事はなく、ミナミの巨根がリカの小さな蕾を貫いた。ミナミはリカの感触に身を震わせながらさらに奥へと突き入れて、低いうめき声を上げてから動きを止めた。「それだけはやめて!」とリカが言い終わらないうちにミナミの巨根は脈打ち、濃厚な精を本能のままにぶちまけていた。
それからミナミは巨根を引き抜いてリカの蕾がどうなっているのかをユウトに見せつける。自分の無力さに涙するユウトの顔に三人がペニスを押しつけて射精した所でユウトは目を覚ました。
見覚えのない部屋のベッドの上でキョロキョロしていると誰かがドアを開けて部屋に入ってきた。エナジードリンクを持ったフーコだった。
(フーコさん……。ということは助かったんだ、俺)
「大丈夫ユウトくん? 飲める?」
「いただきます!」
ユウトはよく冷えた小柄なエナジードリンクを手に取り一気に飲み干した。霧が晴れたような感覚と共に頭が働き始める。
そうすると、自分のアナルの状態がどうなっているのかが気になりはじめて下着越しに手で軽く触れてみた。想像していたような痛みもなければ傷ついている風でもない。それに、エナジードリンクを飲んだ後とは言え、散々カエデとミカに精を搾り取られたはずなのに今はもう体に活力が戻っていた。
「フーコさん。俺、どのくらい寝てたんでしょうか?」
「んーと、一時間くらいかな?」
「一時間……」
(もしかしてこれが、使い魔のもつ不死身の能力というやつなのか。……どうせなら子供の状態から元の体にも戻ってほしいけど)
ユウトはそんな事を思いつつも、フーコにまだお礼を言ってない事を思いだした。
「フーコさん。助けていただいてありがとうございます。その、リカちゃんは……」
「あの子なら大丈夫だよ。ママと一緒にリビングにいるけど、会いに行く?」
「あ、はい。行きます」
(良かった。リカちゃんも無事なんだ。……でも、それってつまり、あの子の姉さんたちがフーコさんたちに殺されたって事なんだよな)
ユウトは、リカが無事である事に安堵しつつも、彼女の心中を思うと複雑な気持ちになっていた。
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