悪役令息な兄に転生しました。

オッドアイ

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1話

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 こんにちは。
 僕はニヴェン・ラグドージュ。
 突然だが僕には前世の記憶があり、今の僕がいるこの世界の事も知っている。
 前世では日本の女性として暮らしていたが27歳の生を謳歌し死んだらしい。らしいというのは、死んだ時の記憶がないからだ。しかし、27歳以上の記憶がないから死んだのだろうと推測している。死因は何も思い出せないからきっと、事故か何かの突然死だったのだろう。
 なんの運命かわからないが、こうして前世の記憶も持ちながら次の生を生きれるというのは僕のアドバンテージになるはずだ。
 そしてもう一つのスペックとして、この世界のことを少し知っている事ではないだろうか。知っているとしても、僕が今いるこの王国の一部の大まかな出来事を少しだけである。しかも大分偏った知識になる。
 前世の記憶の中にこの王国が舞台になった小説が空想のものとして執筆され、出版されていた。一部のコアなファンに支えられ、熱狂的な読者にはバイブルとしてひっそりと存在していた。その熱狂的なファンの一人が僕だった。その物語のモブとして存在していたのが今世の僕だ。僕は脇役の中ではそれなりに重要なポジションにいたように思う。この小説は大好きで何度も読み返していたので大まかな流れは記憶にも残っている。
 ただ、今の僕は何の力もない子供だ。子供の僕のことは過去のことしてさらっとしか触れられていないため、何があったかどうかはわからない。



 僕は貧困街で生活している。そこでボロボロの小さな一軒家に母と、弟と暮らしている。

 両親は僕が生まれる前に何かとんでもない悪いことをしたらしく、父は僕が3歳の頃に処刑。母は財産没収の上に野放しにされる。一族全員処刑の罰ではないのは陛下の温情らしい。今まで暮らしていたところまで没収され、着の身着のまま放逐されてしまい、路頭に迷う。今まで傅かれる生活をしていた母に自活力はない。何とか放置されていたボロボロの小屋を見つけ、暮らすことができた。
 贅沢の中に身を浸して着替える事も一人でできない。しかし母は娼婦の才能と言うのだろうか。男を落とすことに関しては天才の域だ。
 外見も儚い美人の枠に入り、あざとい仕草も相手に悟られることなく、男の懐に入り、懐柔していく。
 罪が露見する前から男狂いの気がある母である。すぐに娼婦まがいの生活に身を落とす。男を誑かし、母は自分に必要なものを揃えていった。
 お金をもらう事もあれば、ヤリ逃げされる事もある。ある時には男の家に入り浸り、一年近くも帰ってこなかった。
 その男の元から帰ってきた母は一人ではなかった。その腕の中に新しい、小さな命を抱いていた。
 詳しい事情は聞いていないが、誰の子供かはわからないらしい。関係を持った男の数は知れず、同時期に何人もの相手をしていたのである。母を囲っていた男の元にいた時も、その男一人では満足できなかったらしく、男の目を盗み、何人かと関係を持っていたらしい。
 母を囲っていた男に男の子供でない事が露見し、追い出されたらしい。母のことを見た目で判断し、思い込んでいたらしい。男も男で阿呆だったんだな。
 僕は母が子供を連れて帰ったことにびっくりした。自分にしか興味のない人だから、子供ごと追い出されても、すぐにそこらへんに捨て置いて一人で帰ってくるものと思っていたからだ。
 自分の中で少しだけ母に対する好意が上昇したのに、現実はそんなに甘いものではなかった。
 男にこの近くまで連れてこられ、途中で捨てるに捨てられなかったらしい。もうこの家の近くだったため、この近くで捨てても泣き声が響いてきてうるさいだろう。だったら家まで帰り、僕に命令して遠くまで捨ててくるように言うつもりだったらしい。
 あっ、ちなみに僕は母にとっては自分の子ではなく召使いに近い存在らしい。自分が一番可愛いのである。
 母のことを見直して損したよ。でも、幼い、まだ生まれたばかりの命が捨てられずにすんでよかった。

「母上、この子を捨ててこいと言われるということは、この子のことはもういらないということでよろしいですよね?でしたら、この子の命、私が頂戴したいと思います。母上には迷惑をかけません。私が育てたいと思います。」

 初めて母に抵抗らしいことをした気がする。今まで母の言う通りに全てをこなしてきた。理不尽な命令にも従ってきた。ここでNOとは言わせない。
 この子はこれから大役を果たさなければならない。この子がこの物語の主人公だ。
 ここまで言うとお分かりかもしれないが、この世界での主人公は僕の弟。そして、僕は兄であるが、この才能に恵まれた、天才的な弟に嫉妬し、いじめ抜いて将来国にまで迷惑をかけて、王子と弟とそのほかのイケメンにざまぁされる物語である。
 小説では色々IFルートもあり、その中には首吊りエンドや腹ぼてエンド、一番マシなもので変態ジジイの元へ嫁ぐ、だったかなぁ。
 死ぬのが楽か、変態なことをされつつも生きながらえることが幸せか、究極の選択である。
 僕はこの可愛い弟のために立派にざまぁされてみますとも。僕のやるいじめは陰湿であるが、物語が正しく進み、弟が王国のために英雄になるためには必要悪である。と割り切ってみせる。
 将来、この弟には辛い道が決められており、たくさん傷付くだろうう。しかしこの困難を乗り越えるために、信頼できる友ができ、愛すべきパートナーが見つかり、今後の国の発展のために重要な人物となる予定である。
 この先に困難が待ち受けていることが決まっているのに、今、何もわからない赤子をいじめる理由はない。
 物語が始まってからいじめ始めればいいのだから、それまでは存分に可愛がって、愛情たっぷりに育ててあげよう。子育てしたことないけど。
 
「母上、この子の名前はもうきめられているのですか?」

「あるはずないじゃない。捨てる予定だったんだから。あなたが勝手に決めたらいいのではなくって?」

 よし、ならあえて物語と違う名前にする必要はないな。この子の名前は、カイン・ラグドージュ。蜂蜜色の甘そうな髪の色をして、澄んだ冬の青空のように綺麗な瞳だ。赤ちゃん特有のミルクの匂いが可愛らしい。いつまで優しくできるかはわからないが、僕の死ぬ瞬間まで愛し続けているからな。

 そうと決まれば、この子のご飯を用意してあげなければ。母にミルクをお願いすることは難しいから、粉ミルクを買わなくては。お小遣いは十分にあるとは言い難いが、この時のためにコツコツと貯めてきたのだ。母親に見つからないように少しずつ買って、お金を持ち逃げされないようにしなければ。

 まだ首の座ってないカインをあまり人混みの中に連れて行きたくはないが、この母親と一緒にしていると何をされるかわからないからしょうがない。使っていない大判の布の中から一番清潔なものを出して、お腹に横抱きになるように抱く。これなら首が座ってなくても大丈夫だろう。
 僕は今年で5歳になったが、5歳児には3キロぐらいしかない赤子でも結構な重量だ。バランス崩して転倒して、カインを潰さないようにしないと。これから歩くのですら怖いな。
 

 
 そんなこんなで、時は流れ、僕は10歳、カインは5歳になった。
 まだ最初にいるボロ小屋で生活している。僕達は貧しいながらもなんとか成長できている。カインにはしっかりと成長してもらわないといけないから、食費にケチはつけず、しっかりと育ってもらっている。
 母親は我慢を知らない人だから、自分がお腹が減れば、僕のだろうと、カインのだろうと横取りして食べている。それでも貧しい生活に変わりないけど、この人は行きずりの男の人から晩御飯とかをご馳走されているから、この中では一番栄養状態はいいはずである。それでも、さほど年も感じず、シワも少ない。いわゆる美魔女というやつである。前世が同じ女性であったので、羨ましい限りだ。大人の色気が滲み出て男に苦労はしないようだ。
 
 そして実は今、何気にピンチである。
 母が男を連れ立って家に帰宅したのである。この面子をみて、思い出した。物語は始まっていないが、過去の話として一回話題に上がったのである。
 このまま何もせずにこの男と同じ空間にいると、母といたしたあと、母が寝た隙を見て僕を殴り気絶させ、まだ5歳のカインを手酷く犯してしまう。
 ここは男が母に夢中になっている間に家を離れるべきだな。カインの情操教育にも悪い。このイベントを一回こなさなくても平気だろう。だいたい、この可愛いカインがゲスに汚されるなんて我慢ならない。これから先、物語の矯正力が働き、他の場所で、他の男に酷い目に遭わないように、一層気をつけていかなければいけないだろう。
 今からでも少しずつ護身術を身につけさせて行くべきか?でも、あまり早い段階から体に負荷をかけるのは良くないと言われていたような。悩むなぁ……
 とりあえず、眠そうなカインを背負って家を脱出である。今夜一晩、どうにか無事に乗り切ることが先である。こういう時が来るだろうと予測して、秘密基地を作った甲斐があった。ここで暮らすには無理があるが、一晩過ごす分には大丈夫だろう。
 兄ちゃんがちゃんと守ってやるからな。

 結果論で言えば、カインは純潔を守って成長できた。あれから何度か僕もろとも襲われかけたが、無事に乗り切ることができた。
 カインは6歳、僕は11歳。カインもだんだん、母親のしていることがおぼろげにわかり始めたようだ。そして、自分が危険な状況に陥ることも。カインはあの母にして、この子あり、と言わんばかりに天使のような可愛い美少年に育ちつつある。そんな可愛い天使をここら辺にたむろしているゲスいおっさんどもが見逃すはずもなく。
 こんな辛辣な現実を早くから見せてしまい、自分が不甲斐ないが、カインが危機を察知してくれて、ぐずりもせず、一緒に我慢してくれるのは大変ありがたい。
 むしろ、今この状況で静かに身動ぎせずにいられる6歳児がどこにいようか!
 またしてもピンチである。物語の矯正力というよりもこの男の執念のような気がする。いつも煙のように男のことを避ける僕たちを手篭めにしたくて、執拗に追い回している感じだ。
 母親がいない隙を狙って、男が家にやってきた。しかも僕たちに気がつかれないように、静かにだ。
 お昼寝中のカインをそっと抱き上げ、近くのクローゼットに潜り込む。音を立てないように慎重に扉を閉めて、隙間から男の動向を伺う。
 どうも僕たちがいることを確信して来たのではないようだ。

「くそっ、今日も不発か。あのガキども、どこに行きやがったんだ。二人ともなかなかな顔立ちしてやがるから、犯したら楽しそうなのによ。それに飽きたら奴隷商人にでも売り払えば、それなりの金が手に入るのに。あー!ムカつくぜ!」

 男が大きな独り言を言いながら、家を荒らし始める。男の大きな声に気がついたのか、腕の中にいた、カインが目を覚ます。

「んぅ?にーちゃ……」

 とっさにカインの口を手で塞ぎ、指を一本立てて静かにのハンドサインをする。カインも慣れたもので声に出さず首を振って理解を示す。
 男が、汚い言葉で暴言を吐きまくるのでそっとカインの耳を塞ぐ。大きな声で怒鳴りちらし、家を荒らしていく男に恐怖を覚えたのだろうか、カインの体が震えているのが伝わってくる。
 そっと抱きしめ、カインの耳元に心音が伝わるように抱き直し、胸にカインの頭を抱き込む。僕の体に触れていない耳は引き続き手で塞ぎ、空いた手でカインの背中をゆっくりと叩く。安心できないだろうが、カインのことは何があっても守り抜くから、カインはもうしばらくおやすみ。男も気が済んだら家から出て行くだろう。それまでの辛抱だ。
 カインが僕の腕の中で震えている。とてつもなく可愛い。純粋にこの可愛さを堪能できないのが超絶に悔しい。小動物のようにぴるぴると震えているカインが胸キュンです。キュン死しそうです。カインが僕の顔を見れなくてよかった。絶対に引かれる。蜂蜜のような髪からはカインの可愛さからはちょっと意外なスッキリとした匂いがする。でもこれがギャップとなって萌える。もう、カインを構築している全てが愛おしい。
 よし、邪魔な部外者にはお帰り願おう。本当に邪魔。カインとの幸せな時間をもっと堪能したい。
 この世界は魔法と冒険の世界である。魔法は個人差が激しいため、僕は生活魔法や補助魔法のような小さな魔法しか使えないが、前世の科学や成り立ちを知っているおかげか、魔法を発動することに苦労は少ない。しかも、だいぶ省エネで施行できるおかげか、保有している魔力よりも少し大きい魔法が使えるそうなのだ。この魔法のお陰で、ここまで生活できたし、危機を乗り越えられることができたのである。本当に魔法様々である。チートじゃないなんて、文句言ってすいませんでした。外の方で少し物音を立てたら、小心者の男のことである。すぐに逃げ出すに決まっている。

 かん、からん。

「ちっ、邪魔が入ったか。ついてねぇ、くそ!」
 
 よしっ!作戦成功! にししっと笑っていたら振動でわかったのか、カインが顔を上げて見てくる。潤んだ瞳での上目使い!ありがとうございます。ごちそうさまです。もう鼻血による出血多量で死にそうです。
 いきなり鼻血噴いてバイオレンスなんて引かれて嫌われるだけだから絶対にしないけど。
 それでも顔がにやけてしまうのはご愛嬌。きっと気持ち悪い笑顔になっているだろうが、これはカインが生まれた時からだから慣れていると思いたい。まぁかっこよく笑えたことがないからしょうがない!
 僕がにへら~と笑うとカインはにこっと可愛く笑ってくれる。その可愛い笑顔にますます顔が崩れていくのが分かる。ここは得意技、抱きしめる!カインを胸に抱き込むことによって、気持ち悪い顔を見られないですみ、僕はカインをぎゅうぎゅうに抱きしめられる。さらふわの蜂蜜色の髪にほっぺをスリスリでき、カインはくすぐったいのか僕の胸にグリグリと頭を擦り付けカインからもぎゅうっと抱きしめてくる。
 あぁもうっ!なに、この可愛い生き物!さすが主人公!生まれた時からすでに正義なのね!

 しばらくカインとぎゅうぎゅうして戯れる。おかげでたっぷり充電出来ました!
 カインを腕の中から解放して立たせてあげると、吹き出してしまった。
 ぐりぐり、すりすりしまくってしまったから、髪がボサボサにあちこち跳ねてしまっている。僕が急に吹き出したからカインも不思議がってキョトンとしている。そんな表情も可愛くて、優しく髪を梳いて整えてあげる。そのまま少し頭を撫でて柔らかさを堪能する。
 今の生活は殺伐としていて、貧しい生活であるが、限りあるカインとの何気ないやり取りがたまらなく幸せに感じる。
 カインが成長すると言うことは、物語が始まるタイムリミットが近づいてくるという事である。僕がカインに冷たく当たり、いじめて悪役に徹しなければならないという事である。カインがその時期になっても幸せな時期があったことを覚えていて欲しい。ちゃんと、自分も愛されていたという事を知っていておいて欲しい。

 いざ、いじめる時期が来たら、僕はちゃんと物語通りに振る舞えるのだろうか?
 




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