悪役令息な兄に転生しました。

オッドアイ

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20話

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 もろもろのショックから回復した二人。
 しかし問題は何一つ解決していない。

「バルサカー様、今日の夜会どうするんですか?」

「普段通りボスと呼べ。名前で呼んだら周りにバレちまうだろ?ニールが自分で作った問題だ。自分でなんとかしろ。」

 ニヴェンはショックから立ち直りきっていなかったのか、早速凡ミスをしてロックウェルに指摘されてしまう。さらには無くなったものをどうにかなんて、無理難題な事を言ってくれる。確かに悪いのはニヴェンなのでなんの反論も出来ないが。
 せっかくの蛇侯爵が参加する夜会に行けるチャンスを無駄にしたくない。剃って無くなってしまった髭はかえってこない。別人のフリだなんて、体格が立派過ぎる人ができるわけないし。うーん、何もいい案が思い浮かばない。
 ロックウェルは自分の問題なのに興味なさそうにしているし、夜会の時間は差し迫っている。焦るばかりで空回りしかしない。
 その時、扉の方から天の福音が聞こえた。

「失礼します。馬車の準備が整いました。玄関の前につけております。いつでも出発可能です。」

 礼儀正しくノックして入ってきたのはロックウェル、このボスの右腕として数々の役割をこないしているトップツーのクラウディス・オニールである。
 ロックウェルは見た目通り大雑把なため、細かなところはこのクラウディスが請け負っている。
 ロックウェルは細かなところに気がつくことは気がつくのだが、体は器用とは言い難い。それに書類関係も苦手としているし。正直このクラウディスがいなければ回していけないだろう。
 そして、何事もなくクラウディスの入室を許可しているということは、クラウディスもロックウェルの正体を知っているということだろう。だいたい、入ってきてロックウェルの変わりようを見たのに、驚かないクラウディスが凄い。

 さっきまでいい案が浮かばないとうんうん唸っていたニヴェンはクラウディスの姿を見て天からの救いのように感じた。

「そうだー!」

 ニヴェンがいきなり大きな声で叫ぶから二人ともびっくりして目が丸くなっている。
 ロックウェルはともかく、クラウディスまで驚くのは珍しい。ちょっと得した気分にもなるが、そんなことはおくびにも出さずに、クラウディスに飛び付き縋るようにくっつく。

「ねぇクラウディスさん!お願い、ボスの代わりに一緒に夜会に参加して欲しいんだ。あとで罰は受けます、今は夜会に参加させて欲しい!」

「罰?あぁボスの髭を剃ったのはニールでしたか。確かにボスは素顔のまま外に出れば正体がバレてしまいますね。ボスの代理として私に白羽の矢が立ったと、そういうわけですか。」

 一つ話すだけで十を理解するとはまさにクラウディスのことだろう。話の早い彼で助かる。
 何かを計算しているのか顎に手を添えて考えている様子。腕をくみながら顎に手を添えているだけなのに、出来る大人の雰囲気が半端ない。かっこよくて憧れてしまう。

「ふむ、急ではありますがよろしいでしょう。ニールはあの夜会にこだわってましたね、何か理由があるのだろうということぐらいは察することは出来ます。私がボスの代理に参加するだなんておこがましいかもしれませんが背に腹は変えられませんね。私でよろしければ一緒に行きましょうか。」

 断れてしまうことも考えて籠絡するための策を一生懸命に考えていたが、思いの外あっさりと承諾してくれて、狐につままれた気分になる。キョトンとした顔をしていたのか、普段から表情はほとんど変わらないくせに瞳の色が柔らかくなり、わずかに目尻が下がって微笑んでくれているようだ。
 滅多に見られないクラウディスの笑顔と、なにも説明していないのに察してくれる大人の包容力に頬が染まってしまう。ここにいる大人たちはみんな魅力的過ぎて困ってしまう。
 何でもない事なのに落ち着かなくなり、もじもじしてしまう。

「おい、何を勝手に話を進めてるんだ!参加するのは俺だからな!」

 ロックウェルが慌てたように間に入ってくるが、クラウディスから氷のような眼差しを浴びて動きが止まってしまう。

「何を訳をわからない事を言ってるんですか。そんな顔して外を歩けるわけないじゃないですか。任務が遂行できなくなってしまいます。
 時間がないのでこれで失礼します。ニールはすぐに準備も終わりますから先に玄関で待っててください。一緒に馬車に乗りましょう。
 ボス、あなたには後で話があります。お分かりですよね?きっちり説明してもらいますから。」

 誰にも口を挟ませない勢いで話終えると、ニヴェンには優しい眼差しを、ロックウェルには冷たい視線を飛ばし部屋から静かに、しかし素早く出て行く。
 まさにニヴェンにとっては天からの使いかのように優しかったが、ロックウェルには恐怖の化身でしかなかったようだ。
 クラウディスの冷たい視線で凍りついているロックウェルをほっといて、クラウディスの言う通りにおとなしく玄関で待つことにしたニヴェンだった。



++++++++++



 クラウディスと一緒に馬車に乗り込み、今回の夜会会場となる奴隷商のお店にやってきた。
 店構えも大きく三階建て、しかも地下まであるとのこと。夜会は地下の部屋で行うらしい。
 クラウディスのおかげで難なく入ることができた。一階部分はいたって普通の内装なのに、地下に入ると途端にそれらしくいかがわしい雰囲気に満ちている。一応個人が特定されないように仮面を受け取ったが、まぁ分かる人には分かるだろう。それにしてもこの国の貴族は仮面が好きなのか?どこに行っても仮面被っている気がする。

 ニヴェンのような子供の形をした人はあまりいない。見かけたとしても愛玩用か観賞用か、要は奴隷としてしか見られない。その子たちも奴隷だと一発で分かるように鎖に繋がれて、薄く透けている服を着ている。
 あとは商品用として展示されているのか店のお仕着せを着た男性の隣に並べられたり檻に入れられたりして、仮面をつけている貴族たちが説明を受けていた。
 奴隷となっているのは子供ばかりでなく、大人の男性女性もいる。その殆どがこの店の評価通りに見目が麗しい者たちばかりだった。
 ニヴェンも豚子爵やこの裏社会で過ごすうちに奴隷の立場にいる人たちを何人も見てきたが、やはり気分のいいものではなくなかなか慣れない。

 店の店員に案内された場所は中央にステージがあり、それを取り囲むようにして席が設置されていた。今回の目玉となった商品の人はオークション形式で取引されるらしい。そのための会場のようだ。
 その端の一角に席を用意されており、この裏社会でも有名であるボスの名をしても、貴族たちの上には行けないらしい。ステージがよく見える場所は高貴な方々がゆったりとくつろいでいる姿が見える。

 ニヴェンたちは大人しく端に座り、オークションが始まるまで静かに待っていた。



「今宵は美しき蝶たちの為にお集まり頂きありがとうございます。皆様の審美眼に適うよう、選り取り見取り、品質保証の者たちを集めてまいりました。皆様お待ちかねのようでありますので挨拶はここまでとさせて頂きます。どうぞこれはというものがありましまたら素晴らしき価値を付けて頂きますよう、お願い申し上げます。それではこれよりオークションを開催させて頂きます!まずはこちらのーーーーー。」

 この店でも上位のものであろう。素晴らしい口調と度胸である。流れるような挨拶の後、商品となる奴隷を一人一人連れてきては説明する。その奴隷自体見目麗しき者であるが、さらに磨きがかかっているようである。その者たちの長所となる点を力説し、値を釣り上げていっている。ステージに上がらされている人たちは一応に美しく思うが表情がない。笑顔を作っている様に見えるが表面だけである。その瞳には光がなく暗い為、人形の様に作り物めいて見えた。

 この人たちもきっと辛い目にあってきたのだろうと思うと胸が痛い。しかし自分は何も持つものがない。偽善だけでは何も解決しないことは、前世を含め十数年で理解している。個人の力は小さく、小説の様に上手くいくことなんて夢物語もいいところだ。

 自分の力の小ささを理解している。これが大人の汚い部分だとしても見ず知らずの人たちより、今まで隣で癒しとなってくれていたカインのために今は力を使いたいと思ってしまう。
 流れる様に売られて買われて、引き取られていく人たちの顔を目に焼き付けつつ覚悟を新たにする。

 そしていよいよ、待っていた時が来た。


「さぁ皆様、耳の良い事で今回の一押しの商品についてもご存知かと思います。何を迷ってしまわれたか、はたまた、権謀術数にして王宮の闇に囚われてしまったか、この国の闇が集まっていると言われているこの場所に捨てられたようでございます。
 名だたる皆様は何度かご尊顔拝見した方も多いかと存じます。今回ご紹介しますこちらは偽物でもそっくりさんでもございません。ご本人にてございます。

 御察しの良い皆様でございますからご検討がついていらっしゃる方も多いかと存じますが、今一度お確かめ下さいませ!ではご披露いたしますは、こちら!!」

 盛大なバックサウンドもつき、臨場感溢れる説明をする店員。いちいち貴族達を持ち上げなければいけないのかと思うほど長ったらしい説明をし、参加者の注目を集め、煽りに煽りまくって、ビロードのような被せ布を一気に取り払う。

「今回の最大最高商品!私共もこのような商品を取り扱わせて頂いた事は初めてでございます。しかし調教はバッチリ、躾も完璧に仕上げております。ここからはお客様の好みの色に染め上げて下さいませ。由緒正しきこちらの方は我が王国筆頭公爵家が第四子、ヴィルヘルム・アニストンでございます!」

 ヴィルヘルム・アニストン。
 先代国王の末妹の子息に当たる。現国王とはあまり関係がないそうだが、魔法の力は国王の血を引くだけあって優秀である。学園にも通っておりそこでの成績は優秀。性格も良く、王子とも同年代で級友の仲。将来宮廷魔術師になる予定の人物である。
 王子の側近の一人として有望株だったが、それが禍いし政敵に目を付けられた。ヴィルヘルムと言うよりか、王子の政敵であろう。王子の失脚を目論む闇はこの奴隷商とも繋がりがあるらしい。王子の勢力を削ぐためにまず最初に白羽の矢が立ったのがこのヴィルヘルムだったというわけだ。
 ヴィルヘルムの両親、特に母親の、先代国王の末妹は時珍しく先代国王からも、先々代国王からも覚えめでたく寵愛されていたそうで降嫁先の相手も人格者と言われていた伯爵家の青年を選んだ。青年はこの結婚をきっかけに公爵まで上がり、今では内政でも重要な地位にいる。二人の仲は政略結婚でありながらも互いを思いやり、愛を育むことができたようである。
 この二人の王家からの優遇が気に入らない人物がいる。その人物も今回の事件に加わっているのだろう。
 ヴィルヘルムは魔術師らしく、魔法は使えても体術は不得手だ。魔法を無効化する術や、道具は色々出回っている。それでも将来王宮魔術師になる人物がそう易々と捕まるはずはないのであるが、向こうも同じだけの実力者や、金にものを言わせて高性能な道具を用意したか。取り押さえてしまえば非力な少年にしかならない。

「私達の大いなる理解者からはいらないもののようでございました。ゴミとして捨てるぐらいならとこちらで調理し美味しくいただけることとなりました!大いなる理解者は私達にも蜜を分け与えてくださる優しきお方!さぁ皆様、降って湧いた幸運に感謝しつつ、景気良く掛けて下さいませ!!」

 店員の流暢な説明を聞きながらふつふつと怒りが沸き起こってくるのが分かる。

 嫌な予感というものはよく当たる。
 物語ではたしかにヴィルヘルムは一度誘拐されてしまい、そこで悲惨な目にあうのだが、こんな話だったとは。この事件は彼のトラウマとなる出来事で、カインと仲良くなり協力して王子を守ろうとするために、何かの昔話の際に軽く話題に上った。その時はあまり思い出したくないからと、さわりだけ話したようだったが、これがその時の話だったなんて。

 物語の中ではさらりと流されていたため、いつどこでなどの細かい情報は分からなかった。ヴィルヘルムの誘拐事件が今なのは、予め決まっていたことなのか、それともまたシナリオが変わって来ているのか。

 今はそんな空想に思いを馳せている場合ではないと、意識をオークションに向ける。
 きっと、ニヴェンが今ここで手を出さなくてもいつか誰かが救出してくれるだろう。今ここで大きく動けば様々な所から注目を集めることになるだろう。
 現に察しのいい人物はニヴェンが豚子爵のところにいた人形だったと気付いている様子である。蔑んでいる様子であったり、ハイエナのように執拗に舐め回すような視線だったり、決して気持ちのいいものではない空気を感じる。
 それでも自分で決めた道、疲労困憊のお猫様を被り直し、澄まし顔を続ける。

 ただ今世ではまだ関わり合いのない人物であろうと、物語を読み進めるうちに心の中で共に冒険をした仲であると勝手に自負している。そんなヴィルヘルムを助けられるとわかっていて助けないわけにはいかない。
 幸いにも、豚子爵の元から慰謝料という名の軍資金はすでにちゃっかりと頂戴しており、隠しておいたものを取り出して今持参している。ちょっとした小金持ちになっているため、莫大な価値がつくであろうヴィルヘルムを買うことも可能であろう。

 これから起こるであろう騒々しく予知不可能な未来になろうとも、ここで退けば男が廃るってものだ。
 未来とは誰にも知り得ないものだ。なら躊躇うことはないと、腹を括る。

 勢い余って隣に座っているクラウディスにぐわっと迫ってしまう。それでも動じない大人なクラウディスは瞳を数回瞬きしただけでほんの少し目尻を下げて全てを理解してくれたように頷いてくれる。
 これほど頼もしいと思ったことはない。そっと頭の形に沿うようにするりと一撫でしてニヴェンの高ぶっていた気持ちを落ち着かせてくれた。

 ストンとニヴェンの席にちゃんと座り直したのを確認すると満足げに頷いてくれる。今度はステージに向き直り、周りが金額を声高に叫んでいる様子を見る。その視線は先ほどまでの暖かな色はなく、冷徹に研ぎ澄まされた鋭いものであった。
 次々に値段が釣りあがっていくため、徐々に脱落者が増えていく。金額を叫んでいる声も特定の人間になったところで、クラウディスが参戦し始めた。
 途中から割り込んできたクラウディスに司会を務めている店員も囃し立ててほかの客を煽っている。煽りを受けたほかの客はクラウディスを牽制するように睨んでいるが、クラウディスの鋭い視線にやり込められて逸らす人間がほとんどだった。
 今度はクラウディスが周りを牽制するように睨みを利かせている。商品の価値を釣り上げようとしてくる所謂サクラであろう人物なんかは集中的に睨み続け、不当な釣り上げをさせないようにしていた。
 ほかの客たちからも執着や嫌味で金額が無意味に上っていかないように絶対零度の視線で睨み続けていた。

 そんな中、ヴィルヘルムを競り落とそうとしているのはニヴェン、クラウディスの他には一組だけになった。
 最終的な相手は余程ヴィルヘルムに怨念か執着があるのかこちらをヴィルヘルムを見つめる視線がヤバイ。イっちゃってる。それでもそろそろ金額が限界なのか、額には脂汗が玉になっており、ドス黒く紅潮して目も血走ってしまっている。
 対してこちらはまだもう少し金額に余裕がある。時折こちらを憎々しげに睨まれるがどこ吹く風としてさらりと受け流す。こちらにも譲れないものは譲れない。

 相手との一騎打ちになったが3回目の金額提示で相手が小刻みに金額を指定し始めた。男性に付き添っている従者らしき人物も表情が青ざめている。
 ニヴェンが気付くことがクラウディスも気がつかない訳がなく、チラリと相手を見やると店員に視線を戻し、何か視線で催促している。
 店員の方も通じたようですっと視線を合わせて端からは分からない程度の肯定を返す。

「さぁさぁ、熱く煮詰まって来ているご様子でございます。ここに集いし皆様は高貴なる方々。煮詰まった空気は体によくございませんので、少しだけ風を流しましょう!余興の一環として御二方には我々に財力のほどをご提示下さいませ!」

 司会進行の店員が金額提示を要求する。こうすることで過熱している勝負に水を差し理性を取り戻させる。それと同時に競りに勝てたとしても商品を買うお金がないと両方ともに損になる。競りをしていた客は信用がなくなり出入り禁止となるだけでなく、社会的にも居場所がなくなってしまう。闇で信用を無くすということは表でも生きられないという事である。
 そんな不幸な事態を避けるために、こういう大物のオークションではよく見られる光景であった。

 果たしてこちらにはまだ軍資金が余っているため余裕でお金を提示できる。
 しかし相手の方はやはり軍資金が足りなかったようである。現金一括払いが原則のため借金なんてできる訳がない。

「皆様、決着がついたもようです!今回はあちらのお客様とご縁がありました。
 今宵のオークションはこれにて終了でございます。商品をご購入されましたお客様は別室にて商品の受け渡しがございますので係りの者がご案内致します。もうしばらくお付き合い下さいませ。
 そしてこれから帰られるお客様は道中お気をつけてお帰りくださいませ。何か入用になりましたら是非私共に言付け下さいませ。ご希望に適う商品を準備して参りましょう。またのお越しをお待ちしております。」

 こうして一つの分岐点であっただろうオークションで、未来の王宮魔術師となるヴィルヘルム・アニストンを手に入れた。





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