仮面ライダー麒麟

第2話「変身」

雷斗は力がみなぎっていることに気づき、

「これならあの異形達、カース達と戦えるかもしれない…！」

そう思った雷斗は、早速カースを倒すため、走り出した。

悲鳴が聞こえ、そこに向かってみると、カースが人を襲っていた。

雷斗は力を信じ、カースに思いっきり飛び蹴りをお見舞した。

すると、カースは怯み、こちらを振り向いた。

「…！この力があれば、戦える！」

カースが雷斗に飛びかかってきた。
雷斗はそれを華麗に避け、もう一度蹴りをカースに命中させた。カースは更に怯み、あと一撃で倒せそうだ。と思ったその時、カースが突然叫び出した。

カースが叫び出すと、仲間のカースが大勢寄ってきた。

「仲間を呼んだのか…！？」

大勢のカースに飛びかかられ、雷斗は避けることも出来ず、カースの攻撃を受けてしまった。

「こんなところで……死んでたまるかぁっ！」

雷斗の体はまるで麒麟のように光り輝き、周りのカース達を振り払った。

雷斗が力の使い方を少し思い出し、右手を思いっきり天にかざした。

「"変身"！」

雷斗がそう言うと、雷斗に雷が直撃した。
直撃したかと思われた雷はベルトの中心の宝玉に吸収され、ベルトから電流が溢れ出し、周りのカース達をなぎ飛ばしてゆく。
溢れ出した電流は雷斗を包み、戦士のような、獣のような、神のような姿に移り変わった。

雷斗の視覚、聴覚、嗅覚といった感覚や腕力、キック力といったパワーも何十倍にも跳ね上がった。