73 / 141
第73話 遺跡攻略⑲ お断りします
しおりを挟む
「断る」
「そ、そうか! それならよかった! じゃあ、これからは…………んんんっ!?」
俺のシンプル極まりない一言に、サムリの顔が一瞬パァッ! と輝き……すぐに困惑の表情に変わった。
「待てライノ。お前は今、何て言った? よく聞き取れなかった。『こんな俺でいいのか?』だったか?」
こいつはロバの耳でも付いているのか。
全然違うぞ。
「こ・と・わ・る、だ。これで聞こえたな? 分かったら寝ろ。夜が明けたらすぐに出発するからな。寝不足で倒れても知らんぞ」
「なぜだ!」
だがサムリは俺の忠告を無視して、なおも食い下がる。
「この僕が、『勇者サムリ』が恥を忍んで頭を下げているんだぞ! それを断る? ありえない! そんなことはありえないはずだ! 大体お前だって、パーティーを抜けたのは本意ではなかったはずだ! あのときお前が見せた寂しそうな目を、僕はハッキリと覚えている! 勇者の眼を誤魔化すことなんてできないぞ!」
「断じてそんな事実はねーぞオイ!?」
勇者の目、完全に節穴じゃねーか!
もしかしてまだ、トレントの影響が残っているんじゃねーか? コイツは。
つーかその『勇者』の看板はもう地に落ちて大分ドロドロのような気がするが……
「はあー……」
俺たちのやりとりを遠巻きに眺めつつ、こめかみをぐりぐりと揉みほぐしているのはアイラだ。
彼女の大きな大きなため息から、「あちゃー」とか「言わんこっちゃない」というニュアンスがハッキリと読み取れる。
というかよく見れば、イリナとクラウスも互いに顔を見合わせ肩をすくめているな。
アイラと同じく、二人にとってもこの結末は予想されたものだったららしい。
「……なあイリナ。言っちゃなんだが、あのときのサムリ、ライノに向かって思いっきり『ゾンビ野郎』とか罵倒してたよな」
「にいさまが『ゾンビ野郎』なら、私なんて完全に『ゾンビ少女』だったわ」
「うむ。それに激昂した上『謝れば許してやる!』と叫んでギルドの天井を聖剣で破壊していたな。あのあとギルド長に平謝りだったのは良い思い出だ。サムリ殿はぷりぷり怒って先に宿に帰ってしまったから、知らないだろうが……」
「三人とも少し黙っててくれないかッ!?」
仲間全員からの予期せぬバックアタックに、サムリが悲鳴じみた声で抗議する。
はあ……
「すまんが、もう決めたことだ。それに、俺にはもう大切な仲間がいるんだよ。そいつらを裏切ることはできん」
そうとだけ言って、俺は薪の側ですやすやと眠る二人の少女に目をやる。
パレルモとビトラ。
彼女たちとの、さまざまな思い出が浮かんでは消え……
浮かんでは、消え……
んん?
おかしいぞ。
なぜか屋台巡りと、買い食いと、つまみ食いの記憶ばかりが俺の脳裏を満たしてゆく。
というか、それ以外の思い出が浮かんでこないんだが……
だが。
そのどの場面でも、パレルモとビトラは幸せそうな顔をしている。
嬉しそうに、俺の作ったメシや、屋台で買った串焼きを頬張っている。
まあ、つまりはそういうことだ。
俺はそんな二人を、ずっと眺めていたいのだ。
「ま、待てライノ、決断を急ぐんじゃない! というか何だそのほっこり顔は! そ、そうだ、パーティーの指揮はお前に任せよう! それに特別にお前の仲間二人も一緒にパーティーに入れてやろう! これだけの待遇ならば、さすがのお前も異論はないだろう?」
「サムリ。もう、いいんじゃねーか?」
なおも食い下がるサムリの肩をぽんと叩いたのは、クラウスだった。
「なっ……なぜだクラウス! お前だって、ここまで戻る道中でイリナと一緒にダンジョン攻略におけるライノの役割について熱く語っていたじゃないか!」
そんなことを話していたのか……
照れるじゃねーか……HAHAHA。
実を言うと、ここまでの道中ではあまり他の連中の会話に耳を傾ける余裕はなかった。
疲れて爆睡しているパレルモを背負ってたからな。
道中ずっと「焼き串……お鍋にステーキ……えへへ……もう食べられないよ……じゅるり」とか寝言を耳元で囁かれ続けたら、仮に両手が塞がっていたとしても、誰だって『心の耳』を塞ぎたくなるというものだ。
「サムリ殿。貴殿もすでに分かっているだろう。ライノ殿が首を縦に振ることはない、と」
「イリナ! お前まで仲間に対する想いを失ってしまったのか!」
お前がそれを言うのか……
「そうではない。むしろその逆だ。ライノ殿の気持ちを考えるならば、当然のことではないのか?」
「でも!」
「それに、だ。実は私も、パーティーを抜けようと思っているのだ。アイラと共にな」
「……は?」
「……は?」
サムリが凍り付いた。
それは俺も初耳だ。
あまりに予想外すぎて、このアホ勇者と声がハモってしまった。
「いや、別段サムリ殿に嫌気が差したというわけではないのだ。だが……すでにアイラと話し合って決めたことでな」
「それについては、私から説明するわ」
少しバツに悪そうな顔になったイリナに変わり、アイラが前に進み出て、言った。
「ねえさまはビトラちゃんのお陰で元気になったわ。でも、それはあくまでも対症療法だわ。つまりねえさまは未だにトレントの根に全身を侵食されている状態なの。この状態では、以前の半分も力を出すことができないわ」
「それは僕やクラウスも同じだろう! それに、ビトラ……さんが言っていただろう? 彼女の魔術で生成された植物は、体内の魔力が枯渇しない限り半永久的にトレントを抑制することができるんだって!」
そういえば、ビトラがそんなことを三人に説明していた気がする。
まあ、香辛料屋に卸すビトラ謹製生胡椒の実とかも、別に消滅したりしないからな。
「それでも、このまま旅を続けて高難度ダンジョンに挑んだりすれば、なにかの拍子に魔力が枯渇することがあるかもしれない。そうなれば、再びトレントの侵食が始まってしまうわ。ねえさまを、そんなことで喪うわけにはいかないの。だから、ねえさまと私はヘズヴィンの街に留まって、完全にトレントを除去する治癒魔術の研究をすることに決めたの。それに、トレントに対する治癒魔術が確立されれば、サムリとクラウスだって元通りになるわ。悪い話ではないと思うの」
「私としても、サムリ殿の足手まといになってしまうのは本意ではない。この身体が治れば、また共に戦える日が来るだろう」
「…………そうか」
そうまで言われれば、さしものサムリも黙るしかなかったようだ。
ぐっと唇を噛みしめ、それ以上反論をしようとはしなかった。
となれば、サムリの心配は残るメンツに移るわけだが……
「ク、クラウスはどうするんだ……? ま、まさか」
サムリが縋るような目でクラウスを見る。
さすがにちょっとかわいそうになってきたぞ。
「俺か? 俺はお前の剣の師匠だぞ? そんでもってサムリ、お前は俺の弟子だ。その関係は、お前が俺を打ち倒すまで変わらねえ! そうだろ?」
だが、クラウスはあっけらかんとした顔で、ガハハと笑いそう言い放つ。
どうやらクラウスは、サムリの元を去る気は毛頭ないらしい。
「クラウス……お前……」
クラウスのズッ友ならぬズッ師宣言に、サムリが涙声になった。
「剣技はともかく、戦闘力はもう僕の方がずっと強いけどな……」
「それは言わねえ約束だ!」
クラウスは気にした風もなく、さらに続ける。
「大体、だ! 弱体化ってのはそう悪くねえぜ? 体に枷が付いた状態? 上等だろ! それはつまり、俺らより強いヤツが増えたってことだ。逆に滾ってくるじゃねーか! いずれアイラが治してくれるみてーだしな!」
「お前はそういうヤツだったな……」
言うまでもなくクラウスは脳みそまで筋肉だ。
むしろ今の弱体化した状態を楽しんでいるらしい。
俺には到底理解出来ない考えだが……本人がいいならいいか。
サムリもクラウスの超絶脳筋具合に頭を抱えつつも、安堵した表情を見せている。
「よし、サムリ! せっかく弱くなったんだ! 俺たちは俺たちで武者修行の旅に出よーじゃねーか! うおおおぉ! こうしちゃいられねー! 手始めに感謝の素振り一万回だ! おいサムリ、なんかいい感じの木を見繕ってお前の聖剣で斬り倒してこい! 俺には素振り用の丸太が必要だからな!!!」
素振り用の丸太ってなんだ。
「お、おい! クラウス待てって! お前病み上がりだろ! ちょっ、まっ、アッーー!?」
弱体化してなぜかテンションがマックスになったクラウスがサムリの首根っこをひっつかみ、ものすごい勢いで森の奥に消えていった。
う、うん。
まあ頑張れ、サムリ。
と、そんな感じで夜が更けてゆき……
日の出と同時に、俺たちはそれぞれパレルモの出したワイバーン(首なし)に乗り込ぬと、ヘズヴィンの街へと戻ったのだった。
「そ、そうか! それならよかった! じゃあ、これからは…………んんんっ!?」
俺のシンプル極まりない一言に、サムリの顔が一瞬パァッ! と輝き……すぐに困惑の表情に変わった。
「待てライノ。お前は今、何て言った? よく聞き取れなかった。『こんな俺でいいのか?』だったか?」
こいつはロバの耳でも付いているのか。
全然違うぞ。
「こ・と・わ・る、だ。これで聞こえたな? 分かったら寝ろ。夜が明けたらすぐに出発するからな。寝不足で倒れても知らんぞ」
「なぜだ!」
だがサムリは俺の忠告を無視して、なおも食い下がる。
「この僕が、『勇者サムリ』が恥を忍んで頭を下げているんだぞ! それを断る? ありえない! そんなことはありえないはずだ! 大体お前だって、パーティーを抜けたのは本意ではなかったはずだ! あのときお前が見せた寂しそうな目を、僕はハッキリと覚えている! 勇者の眼を誤魔化すことなんてできないぞ!」
「断じてそんな事実はねーぞオイ!?」
勇者の目、完全に節穴じゃねーか!
もしかしてまだ、トレントの影響が残っているんじゃねーか? コイツは。
つーかその『勇者』の看板はもう地に落ちて大分ドロドロのような気がするが……
「はあー……」
俺たちのやりとりを遠巻きに眺めつつ、こめかみをぐりぐりと揉みほぐしているのはアイラだ。
彼女の大きな大きなため息から、「あちゃー」とか「言わんこっちゃない」というニュアンスがハッキリと読み取れる。
というかよく見れば、イリナとクラウスも互いに顔を見合わせ肩をすくめているな。
アイラと同じく、二人にとってもこの結末は予想されたものだったららしい。
「……なあイリナ。言っちゃなんだが、あのときのサムリ、ライノに向かって思いっきり『ゾンビ野郎』とか罵倒してたよな」
「にいさまが『ゾンビ野郎』なら、私なんて完全に『ゾンビ少女』だったわ」
「うむ。それに激昂した上『謝れば許してやる!』と叫んでギルドの天井を聖剣で破壊していたな。あのあとギルド長に平謝りだったのは良い思い出だ。サムリ殿はぷりぷり怒って先に宿に帰ってしまったから、知らないだろうが……」
「三人とも少し黙っててくれないかッ!?」
仲間全員からの予期せぬバックアタックに、サムリが悲鳴じみた声で抗議する。
はあ……
「すまんが、もう決めたことだ。それに、俺にはもう大切な仲間がいるんだよ。そいつらを裏切ることはできん」
そうとだけ言って、俺は薪の側ですやすやと眠る二人の少女に目をやる。
パレルモとビトラ。
彼女たちとの、さまざまな思い出が浮かんでは消え……
浮かんでは、消え……
んん?
おかしいぞ。
なぜか屋台巡りと、買い食いと、つまみ食いの記憶ばかりが俺の脳裏を満たしてゆく。
というか、それ以外の思い出が浮かんでこないんだが……
だが。
そのどの場面でも、パレルモとビトラは幸せそうな顔をしている。
嬉しそうに、俺の作ったメシや、屋台で買った串焼きを頬張っている。
まあ、つまりはそういうことだ。
俺はそんな二人を、ずっと眺めていたいのだ。
「ま、待てライノ、決断を急ぐんじゃない! というか何だそのほっこり顔は! そ、そうだ、パーティーの指揮はお前に任せよう! それに特別にお前の仲間二人も一緒にパーティーに入れてやろう! これだけの待遇ならば、さすがのお前も異論はないだろう?」
「サムリ。もう、いいんじゃねーか?」
なおも食い下がるサムリの肩をぽんと叩いたのは、クラウスだった。
「なっ……なぜだクラウス! お前だって、ここまで戻る道中でイリナと一緒にダンジョン攻略におけるライノの役割について熱く語っていたじゃないか!」
そんなことを話していたのか……
照れるじゃねーか……HAHAHA。
実を言うと、ここまでの道中ではあまり他の連中の会話に耳を傾ける余裕はなかった。
疲れて爆睡しているパレルモを背負ってたからな。
道中ずっと「焼き串……お鍋にステーキ……えへへ……もう食べられないよ……じゅるり」とか寝言を耳元で囁かれ続けたら、仮に両手が塞がっていたとしても、誰だって『心の耳』を塞ぎたくなるというものだ。
「サムリ殿。貴殿もすでに分かっているだろう。ライノ殿が首を縦に振ることはない、と」
「イリナ! お前まで仲間に対する想いを失ってしまったのか!」
お前がそれを言うのか……
「そうではない。むしろその逆だ。ライノ殿の気持ちを考えるならば、当然のことではないのか?」
「でも!」
「それに、だ。実は私も、パーティーを抜けようと思っているのだ。アイラと共にな」
「……は?」
「……は?」
サムリが凍り付いた。
それは俺も初耳だ。
あまりに予想外すぎて、このアホ勇者と声がハモってしまった。
「いや、別段サムリ殿に嫌気が差したというわけではないのだ。だが……すでにアイラと話し合って決めたことでな」
「それについては、私から説明するわ」
少しバツに悪そうな顔になったイリナに変わり、アイラが前に進み出て、言った。
「ねえさまはビトラちゃんのお陰で元気になったわ。でも、それはあくまでも対症療法だわ。つまりねえさまは未だにトレントの根に全身を侵食されている状態なの。この状態では、以前の半分も力を出すことができないわ」
「それは僕やクラウスも同じだろう! それに、ビトラ……さんが言っていただろう? 彼女の魔術で生成された植物は、体内の魔力が枯渇しない限り半永久的にトレントを抑制することができるんだって!」
そういえば、ビトラがそんなことを三人に説明していた気がする。
まあ、香辛料屋に卸すビトラ謹製生胡椒の実とかも、別に消滅したりしないからな。
「それでも、このまま旅を続けて高難度ダンジョンに挑んだりすれば、なにかの拍子に魔力が枯渇することがあるかもしれない。そうなれば、再びトレントの侵食が始まってしまうわ。ねえさまを、そんなことで喪うわけにはいかないの。だから、ねえさまと私はヘズヴィンの街に留まって、完全にトレントを除去する治癒魔術の研究をすることに決めたの。それに、トレントに対する治癒魔術が確立されれば、サムリとクラウスだって元通りになるわ。悪い話ではないと思うの」
「私としても、サムリ殿の足手まといになってしまうのは本意ではない。この身体が治れば、また共に戦える日が来るだろう」
「…………そうか」
そうまで言われれば、さしものサムリも黙るしかなかったようだ。
ぐっと唇を噛みしめ、それ以上反論をしようとはしなかった。
となれば、サムリの心配は残るメンツに移るわけだが……
「ク、クラウスはどうするんだ……? ま、まさか」
サムリが縋るような目でクラウスを見る。
さすがにちょっとかわいそうになってきたぞ。
「俺か? 俺はお前の剣の師匠だぞ? そんでもってサムリ、お前は俺の弟子だ。その関係は、お前が俺を打ち倒すまで変わらねえ! そうだろ?」
だが、クラウスはあっけらかんとした顔で、ガハハと笑いそう言い放つ。
どうやらクラウスは、サムリの元を去る気は毛頭ないらしい。
「クラウス……お前……」
クラウスのズッ友ならぬズッ師宣言に、サムリが涙声になった。
「剣技はともかく、戦闘力はもう僕の方がずっと強いけどな……」
「それは言わねえ約束だ!」
クラウスは気にした風もなく、さらに続ける。
「大体、だ! 弱体化ってのはそう悪くねえぜ? 体に枷が付いた状態? 上等だろ! それはつまり、俺らより強いヤツが増えたってことだ。逆に滾ってくるじゃねーか! いずれアイラが治してくれるみてーだしな!」
「お前はそういうヤツだったな……」
言うまでもなくクラウスは脳みそまで筋肉だ。
むしろ今の弱体化した状態を楽しんでいるらしい。
俺には到底理解出来ない考えだが……本人がいいならいいか。
サムリもクラウスの超絶脳筋具合に頭を抱えつつも、安堵した表情を見せている。
「よし、サムリ! せっかく弱くなったんだ! 俺たちは俺たちで武者修行の旅に出よーじゃねーか! うおおおぉ! こうしちゃいられねー! 手始めに感謝の素振り一万回だ! おいサムリ、なんかいい感じの木を見繕ってお前の聖剣で斬り倒してこい! 俺には素振り用の丸太が必要だからな!!!」
素振り用の丸太ってなんだ。
「お、おい! クラウス待てって! お前病み上がりだろ! ちょっ、まっ、アッーー!?」
弱体化してなぜかテンションがマックスになったクラウスがサムリの首根っこをひっつかみ、ものすごい勢いで森の奥に消えていった。
う、うん。
まあ頑張れ、サムリ。
と、そんな感じで夜が更けてゆき……
日の出と同時に、俺たちはそれぞれパレルモの出したワイバーン(首なし)に乗り込ぬと、ヘズヴィンの街へと戻ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
転生者のブルーノは絶大な力を持っていたが、その力を隠してダンジョンの荷役として暮らしていた。だが、教会の力で勇者を騙る卑怯下劣な連中に、レットドラゴンから逃げるための生贄として、ボス部屋に放置された。腐敗した教会と冒険者ギルドが結託て偽の勇者パーティーを作り、ぼろ儲けしているのだ。ブルーノは誰が何をしていても気にしないし、自分で狩った美味しいドラゴンを食べて暮らせればよかったのだが、殺されたブルーノの為に教会や冒険者ギルドのマスターを敵対した受付嬢が殺されるのを見過ごせなくて・・・・・・
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる