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一章
拾弐話
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数日過ぎた夜の帰り道、紬は彼がいる神社へと向かった。
確実に会えるかどうかわからない。
それでも、足を運んだ。
灯篭が灯る参道を歩き、赤い鳥居の前に着くと、紬は一つ深呼吸をして、神社の中へと足を踏み入れた。
夜の神社はどこか怖いーー。
小さい頃、時折妖しげな光の玉が浮いているのを見たことがあった。
「こんばんは、瑪瑙さん……いますか?」
静まり返った空間に声をかけると、参道の木々が擦れる音がし、闇の奥から赤い光が近づいて来るのがわかった。
紬は、思わず身体を身構えた。
光から声が聞こえだす。
『……こんばんは、紬さん』
淡く赤く光る瞳。
現れたのは人の姿ではない、赤い蛇神の瑪瑙の姿。
瑪瑙は、紬との間に距離を取り止まる。
それはまるで、神と人を分け隔つようにーー。
『すみません、来ていただいて。まだ自分の発情の気が治まってないので、貴女に危害を加えないようこの姿です。お許しください……』
ある言葉が引っ掻かり声が漏れる。
「え?はっ、発情……!?」
”発情”というのは、つまり動物でいうあのーー?
紬は脳内で考え、不意に顔が熱くなるのを感じた。
続くように、瑪瑙は呟いた。
『……この姿でも、耐えるのは必死なんです。特に番には……』
「……」
何て返したらいいのだろうと、紬が言葉に詰まっていると不意に香りが漂い始めた。
甘く響いてくる金木犀の香りーー。紬は不思議な気持ちになりながら、赤い蛇を見た。
『香りを感じますか?』
「……はい」
『この香りは……人間には貴女しか、わからないから……きっと』
そう呟く彼の声色は、今日はどこか穏やかそうだった。
紬は何か話さなければと思い、瑪瑙に、質問をいくつか投げかけた。
「あの、瑪瑙さんは……ずっとここにいるんですか?」
『はい、この社の大神の眷属として、ここで暮らしています』
「眷属ーー?」
『まぁ、神の遣いというものです。時折、何も予定が無ければここで仕事もします」
「そうなんですね……」
現実とはかけ離れた、不思議な会話をしている気がする。
目の前の赤い蛇は、怖いはずなのにーー何故だろう穏やかな気持ちになる。
不思議と安心して会話ができると紬は感じた。
ふと、紬は気になった事を瑪瑙に問いかけた。
「瑪瑙さんて、甘いものが好きなんですか?」
『え、あぁ……まぁ、和菓子はよく食べます』
「そう、なんですね」
ファンが話していたことを質問し、その回答が当たっていて不意に笑ってしまった。
『おかしい……ですか?』
つい笑ってしまったことに、申し訳なさを感じ紬は瑪瑙へ謝罪した。
「あ、すみません。ただ、意外だなって」
紬の言葉に瑪瑙は、安堵したように話しだす。
『よかった、貴女が嬉しそうにしてくれて……怖がっていたら、何を話したらいいかわからなくなってしまいましたから』
蛇の身が少しずつ近づき、手が届きそうなところで止まる。
瑪瑙は頭を垂れ、語りだす。
『貴女という番に会うことができ、私は嬉しいです……もう無理だと思っていたから』
自分が心の中で切に願っていたもの。
それが、目の前にいるーー。
番を求める心が、触れたいという衝動に駆られる。
だか、彼女を傷つけたあの時の雰囲気とはどこか違った。
『できれば、貴女に触れたい……でも、また貴女を傷つけそうで怖い。香りが目覚めた途端から、ずっと厄介な状態です』
「……」
彼女はただ沈黙したまま、視線をこちらに向けている。
自分が醸し出す香りが一瞬濃くなる感じがし、思わず理性で抑え込もうとする。
『この発情による欲が、早く治まればいいのですが……。君を見てると、すべてを欲しいと思ってしまう。駄目ですね……』
でも、彼女とこうして話をしていることが、今は何よりも嬉しい。
長く空虚な心が満たされていくように、不思議と温かくなるーー。
すると、彼女が自分に手を伸ばしてきた。
どうしたというのか。しばらく動かず、その手をじっと見つめた。
静かに目の前の彼女は語りだした。
「私は、夢を見ました……先日のライブのように、暗闇の世界で、琵琶を抱えて涙を流す貴方を」
『……え?』
紬の不思議な話に瑪瑙はただ耳を傾けた。
暗闇の世界ーー?かつての聖域が荒れ果てた、あの頃のことなのか。
あの時はただ悲しかった。自分にはもう何もないと絶望していた頃。
彼らと決別し、あの方のためにーー。
二人の……種族を超えた愛を守るために、自ら死を決意した時の頃のようだと思った。
『どうして、貴女がそんな夢を?』
「わからないです……でも浮かんできたんです」
自分の過去を垣間見る者がいるなど。紬は不思議な番だと瑪瑙は思った。
一方、紬も戸惑いながらも覚悟を決めるように、言葉を続けた。
「私が本当の番なら……貴方のことを知りたいです。私に何ができますか?」
その言葉に、瑪瑙の影が静かに揺らぐ。
赤い髪が風に靡き、人の姿の彼が目に映る。
神社にいるからか、普段の洋装ではない。
赤地に花の模様が入った羽織に、白い着物を纏っている。近くで目の当たりにした姿は、艶やかで神秘的だ。
前回、顔をよく見れなかったため、思わず見惚れてしまう。
二人の距離は手が届くほど近づいていた。
「貴女は不思議な人ですね……」
「……変ってよく言われます」
「では、私も貴女をもっとよく知りたい」
そっと、瑪瑙の手が紬の手に重ねられる。
微かな温もりが伝わると同時に、彼の唇が紬の指先に触れた。
彼女の指先がほんのり熱を持つのがわかった。瑪瑙は微かに微笑み、声をかける。
「……紬さん、少しだけ、抱きしめてもいいですか?」
「っ……」
彼女は身を一瞬震わせる。怖がらせないように、そっと指先で彼女の髪を優しく撫でる。
彼女に触れた感触が心地よく、気づけばそのまま、自分の胸へと抱き寄せていた。鼓動が聞こえ、緊張しているのか、彼女の身が強張っているのがわかる。
番から伝わる温度に瑪瑙は少しだけ身を預けた。
これ以上はいけないと思い、彼女から身を引いた。
「……もう、遅くなります。今夜はこれで十分。ありがとうございました」
「は、い……」
「紬さん、これを……」
瑪瑙は紬の手を取り、何かを彼女の掌に添える。
それは、自分の瞳を思わせる赤く揺らめく紐だった。
「本当は、連絡先を渡したいところですが……」
瑪瑙は少しだけ目を伏せて、そっと続けた。
「僕は仕事上、万が一のことで、貴女に余計な迷惑をかけたくありません。なるべく表には出さないほうがいいと思いまして……」
「そ、そうですね。何かと困りますし……」
「なので、これを。これは、僕の気で編んだものです。周りの人には、見られることはありません」
二重螺旋のように編まれた細い紐。
それはまるで、互いの繋がりを象徴するかのように。
「これを身につけていれば……貴女の心に、僕の気配が届きます。強く想えば返事もできる。少し変ですよね……?」
紬はそれを聞いて、ふっと笑い首を振った。
「変じゃありません。素敵です……」
「ならば、お互いを結びましょう」
自分の手首に一つの紐が巻かれ結ばれる。
紬は慎重になりながら、瑪瑙の手首に紐を結んだ。
その瞬間ーほんの一瞬だけ、紬の胸の奥に、優しい声が響いた。
(ありがとう、紬さん)
「……聞こえた」
「よかった、うまくいったようです」
二人だけにしか感じられない、小さな繋がり。手首に巻かれた赤が、淡く光った気がした。
「名残惜しい……ですが、また会いましょう」
紬は、ただ静かに頷いた。
微かに交わる指先を撫でると、瑪瑙はもう一度、切なげに唇を落とした。
「また、連絡します……」
「おやすみなさい、瑪瑙さん」
紬は彼に背を向け、鳥居を潜りもとの場所へと返っていった。
その姿が見えなくなるのを、瑪瑙は最後まで見つめていた。
姿が見えなくなった後、一人、先程結ばれた紐に口付ける。
「……」
瑪瑙の心には、今まで感じたことがない想いが込み上げていた。
確実に会えるかどうかわからない。
それでも、足を運んだ。
灯篭が灯る参道を歩き、赤い鳥居の前に着くと、紬は一つ深呼吸をして、神社の中へと足を踏み入れた。
夜の神社はどこか怖いーー。
小さい頃、時折妖しげな光の玉が浮いているのを見たことがあった。
「こんばんは、瑪瑙さん……いますか?」
静まり返った空間に声をかけると、参道の木々が擦れる音がし、闇の奥から赤い光が近づいて来るのがわかった。
紬は、思わず身体を身構えた。
光から声が聞こえだす。
『……こんばんは、紬さん』
淡く赤く光る瞳。
現れたのは人の姿ではない、赤い蛇神の瑪瑙の姿。
瑪瑙は、紬との間に距離を取り止まる。
それはまるで、神と人を分け隔つようにーー。
『すみません、来ていただいて。まだ自分の発情の気が治まってないので、貴女に危害を加えないようこの姿です。お許しください……』
ある言葉が引っ掻かり声が漏れる。
「え?はっ、発情……!?」
”発情”というのは、つまり動物でいうあのーー?
紬は脳内で考え、不意に顔が熱くなるのを感じた。
続くように、瑪瑙は呟いた。
『……この姿でも、耐えるのは必死なんです。特に番には……』
「……」
何て返したらいいのだろうと、紬が言葉に詰まっていると不意に香りが漂い始めた。
甘く響いてくる金木犀の香りーー。紬は不思議な気持ちになりながら、赤い蛇を見た。
『香りを感じますか?』
「……はい」
『この香りは……人間には貴女しか、わからないから……きっと』
そう呟く彼の声色は、今日はどこか穏やかそうだった。
紬は何か話さなければと思い、瑪瑙に、質問をいくつか投げかけた。
「あの、瑪瑙さんは……ずっとここにいるんですか?」
『はい、この社の大神の眷属として、ここで暮らしています』
「眷属ーー?」
『まぁ、神の遣いというものです。時折、何も予定が無ければここで仕事もします」
「そうなんですね……」
現実とはかけ離れた、不思議な会話をしている気がする。
目の前の赤い蛇は、怖いはずなのにーー何故だろう穏やかな気持ちになる。
不思議と安心して会話ができると紬は感じた。
ふと、紬は気になった事を瑪瑙に問いかけた。
「瑪瑙さんて、甘いものが好きなんですか?」
『え、あぁ……まぁ、和菓子はよく食べます』
「そう、なんですね」
ファンが話していたことを質問し、その回答が当たっていて不意に笑ってしまった。
『おかしい……ですか?』
つい笑ってしまったことに、申し訳なさを感じ紬は瑪瑙へ謝罪した。
「あ、すみません。ただ、意外だなって」
紬の言葉に瑪瑙は、安堵したように話しだす。
『よかった、貴女が嬉しそうにしてくれて……怖がっていたら、何を話したらいいかわからなくなってしまいましたから』
蛇の身が少しずつ近づき、手が届きそうなところで止まる。
瑪瑙は頭を垂れ、語りだす。
『貴女という番に会うことができ、私は嬉しいです……もう無理だと思っていたから』
自分が心の中で切に願っていたもの。
それが、目の前にいるーー。
番を求める心が、触れたいという衝動に駆られる。
だか、彼女を傷つけたあの時の雰囲気とはどこか違った。
『できれば、貴女に触れたい……でも、また貴女を傷つけそうで怖い。香りが目覚めた途端から、ずっと厄介な状態です』
「……」
彼女はただ沈黙したまま、視線をこちらに向けている。
自分が醸し出す香りが一瞬濃くなる感じがし、思わず理性で抑え込もうとする。
『この発情による欲が、早く治まればいいのですが……。君を見てると、すべてを欲しいと思ってしまう。駄目ですね……』
でも、彼女とこうして話をしていることが、今は何よりも嬉しい。
長く空虚な心が満たされていくように、不思議と温かくなるーー。
すると、彼女が自分に手を伸ばしてきた。
どうしたというのか。しばらく動かず、その手をじっと見つめた。
静かに目の前の彼女は語りだした。
「私は、夢を見ました……先日のライブのように、暗闇の世界で、琵琶を抱えて涙を流す貴方を」
『……え?』
紬の不思議な話に瑪瑙はただ耳を傾けた。
暗闇の世界ーー?かつての聖域が荒れ果てた、あの頃のことなのか。
あの時はただ悲しかった。自分にはもう何もないと絶望していた頃。
彼らと決別し、あの方のためにーー。
二人の……種族を超えた愛を守るために、自ら死を決意した時の頃のようだと思った。
『どうして、貴女がそんな夢を?』
「わからないです……でも浮かんできたんです」
自分の過去を垣間見る者がいるなど。紬は不思議な番だと瑪瑙は思った。
一方、紬も戸惑いながらも覚悟を決めるように、言葉を続けた。
「私が本当の番なら……貴方のことを知りたいです。私に何ができますか?」
その言葉に、瑪瑙の影が静かに揺らぐ。
赤い髪が風に靡き、人の姿の彼が目に映る。
神社にいるからか、普段の洋装ではない。
赤地に花の模様が入った羽織に、白い着物を纏っている。近くで目の当たりにした姿は、艶やかで神秘的だ。
前回、顔をよく見れなかったため、思わず見惚れてしまう。
二人の距離は手が届くほど近づいていた。
「貴女は不思議な人ですね……」
「……変ってよく言われます」
「では、私も貴女をもっとよく知りたい」
そっと、瑪瑙の手が紬の手に重ねられる。
微かな温もりが伝わると同時に、彼の唇が紬の指先に触れた。
彼女の指先がほんのり熱を持つのがわかった。瑪瑙は微かに微笑み、声をかける。
「……紬さん、少しだけ、抱きしめてもいいですか?」
「っ……」
彼女は身を一瞬震わせる。怖がらせないように、そっと指先で彼女の髪を優しく撫でる。
彼女に触れた感触が心地よく、気づけばそのまま、自分の胸へと抱き寄せていた。鼓動が聞こえ、緊張しているのか、彼女の身が強張っているのがわかる。
番から伝わる温度に瑪瑙は少しだけ身を預けた。
これ以上はいけないと思い、彼女から身を引いた。
「……もう、遅くなります。今夜はこれで十分。ありがとうございました」
「は、い……」
「紬さん、これを……」
瑪瑙は紬の手を取り、何かを彼女の掌に添える。
それは、自分の瞳を思わせる赤く揺らめく紐だった。
「本当は、連絡先を渡したいところですが……」
瑪瑙は少しだけ目を伏せて、そっと続けた。
「僕は仕事上、万が一のことで、貴女に余計な迷惑をかけたくありません。なるべく表には出さないほうがいいと思いまして……」
「そ、そうですね。何かと困りますし……」
「なので、これを。これは、僕の気で編んだものです。周りの人には、見られることはありません」
二重螺旋のように編まれた細い紐。
それはまるで、互いの繋がりを象徴するかのように。
「これを身につけていれば……貴女の心に、僕の気配が届きます。強く想えば返事もできる。少し変ですよね……?」
紬はそれを聞いて、ふっと笑い首を振った。
「変じゃありません。素敵です……」
「ならば、お互いを結びましょう」
自分の手首に一つの紐が巻かれ結ばれる。
紬は慎重になりながら、瑪瑙の手首に紐を結んだ。
その瞬間ーほんの一瞬だけ、紬の胸の奥に、優しい声が響いた。
(ありがとう、紬さん)
「……聞こえた」
「よかった、うまくいったようです」
二人だけにしか感じられない、小さな繋がり。手首に巻かれた赤が、淡く光った気がした。
「名残惜しい……ですが、また会いましょう」
紬は、ただ静かに頷いた。
微かに交わる指先を撫でると、瑪瑙はもう一度、切なげに唇を落とした。
「また、連絡します……」
「おやすみなさい、瑪瑙さん」
紬は彼に背を向け、鳥居を潜りもとの場所へと返っていった。
その姿が見えなくなるのを、瑪瑙は最後まで見つめていた。
姿が見えなくなった後、一人、先程結ばれた紐に口付ける。
「……」
瑪瑙の心には、今まで感じたことがない想いが込み上げていた。
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