突然、天才令嬢に転生してしまった ③ 【南の国編】【西の国編】

ぷりりん

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*******【ニロ・ブルック・ジュリアス】

「……ぷっはぁ……アツっ! もう無理……」

 ガクッと膝をつき、真っ赤な顔でセルンがゆっくりと大きく呼吸を繰り返した。陽炎で甲板ごとその姿が波打って見える。

 今しがたの運動で過度に熱くなったからだが限界を迎え、追って余も床に膝を休ませた。すると頭がくらくらしてきて、じんじん熱くなった。ああ、ちとやり過ぎたか……。

 いちど床に座り直して、手のひらで昼の強い日射しを遮っていれば、

「ふふふ~、どうやら私の勝ちですね」

  片腕をあげて汗まみれの額を拭きながら、イグ嬢が満面の笑みを浮かべた。まだ笑う余裕が残っていたのか。

「……たしかにすごい体力ですが、それ以前に、よくこの暑さで平気でいられますね……」

 四つんばいのまま、セルンはイグ嬢を見あげた。

「ええ、猛暑には慣れていますからね。しかし、それでも少しきつかったです。そう考えるとお二人はすごいですね。暑い中よく踏ん張れました。ここまで燃えあがったのは久しぶりです。ぜひ、また勝負しましょう……!」

 上気した顔でイグ嬢は目をキラキラ輝かせた。その気迫に感服だが、改めて何故余がこんなことをしているのか、謎である。

 王国から出て、ちと舞い上がりすぎたのかも知れない。

「……ふむ、そうだな。また機会があれば。とりあえず、中へ入るとしよう」

 呼吸を整えてそう呟くと、セルンはのそのそと立ち上がった。

 勝負でイグ嬢に負けたのは遺憾だが、余は目的どおりセルンに勝てた。

 口角をあげてセルンを見れば、彼は悔しそうな表情でスタスタと船内に向かった。余より先にフェーリのところへ戻るつもりであろう。

 これは無意味な意地張りだが、そうはさせまい。

 以前と違って、今のフェーリは余のほうに気がある。ゆえに、セルンの徒労さながらの試みを無視しても良いのだが、いかんせん、こやつはフェーリと日々を共にしている。

 些細な脅威であるが、油断は禁物だ。

 そうして、三人そろって船内に足を踏み入れたが、どこにもフェーリの姿が見えなかった。ジョセフ殿も見あたらないゆえ、二人で場所を移動したのであろう。

 すぐさまイグ嬢に案内してもらい、ジョセフ殿の書斎に到着した。

 コンラッド家への誤解がとけてから、ジョセフ殿はフェーリを忌避しなくなった。それ自体は良いことなのだが、問題はその淡い懸想けそうだ。
 
 宗教戦争の真実を知り、途方に暮れたジョセフ殿をフェーリが励ましたのが契機であると、ジョセフ殿の瞳が教えてくれた。

 これ以上好意が増せば厄介だが、セルンと異なり、謹厳きんげん実直なジョセフ殿はフェーリへの態度をつつしんでくれるであろう。ゆえに、特段の懸念はない。

 そう思考をめぐらせながら、書斎の扉を叩こうとしたが、セルンに手をつかまれた。

「ちょっと待った。なに自然と邪魔しようとしてんだ、ニロ? お前はただの護衛だぞ、また忘れてんのか?」

「ふむ。忘れたわけではないゆえ、其方に扉を開けさせることなく、こうして自分で開けようとしているのではないか?」

「いやいや、そういう問題じゃないから。いま、お嬢がジョセフ様と大事な話をしてるかも知れないから、ただの護衛が邪魔すんなっつってんだ」

 とセルンは投げ出すように余の手を離した。

「相変わらず異なことを言うな、セルン。大事な話であれば、尚更フェーリの傍にいて、一緒になって考えるのが普通であろう?」

「一緒になって考えるって、はっ? それ、護衛としてありえないから。いいか、ニロ? お嬢から聞かれない限り後ろの方で黙って見守る、これが基本。護衛のふりをしたいなら最低限の知識くらい学んでこいよ」

 セルンは呆れたような口調でそう言ってきた。

 たしかに、普通に接して良いと言ったのは余であるが、それでもこやつは無遠慮すぎる。

 そもそも、余はフェーリと一緒になって考えると言っただけであり、なにも発言するとは言っていない。だが、セルンにそう弁明をしても埒があかないゆえ、諦めてイグ嬢に目を向けた。

 どうやら、イグ嬢も邪魔しないほうがいいと思っているようだ。聞くまでもなく、その瞳でわかった。

 仕方なく扉の外で待機することになったのだが、陽がだいぶ傾いてきたにもかかわらず、二人は一向に書斎から出てこない。

 かすかに話し声が聞こえてくるゆえ、中にいるのは確実なのだが……。ふうん、二人は二、三時間も話すことがあるのか? 

 ジョセフ殿を警戒しなくて良いと思っているのだが、やはり、気になる。

 そうして、時間が流れていくにつれて疑問と不安が苛立ちとなり、胸の奥底にわだかまった。そんな時、余と同じ思いであろうセルンがふと扉に耳を押し当てたのだ。

「……よせ、セルン。盗み聞きは良くない」

 戒めるようにそう言ったが、セルンは「本当に中にいるのか確かめるだけ」と言って、真剣に声を拾う様子を見せた。

 異なことを言う。声が漏れているゆえ、中にいることは確実であろう? と余がそう返そうとしたところ、中からフェーリの声がわずかに響いた。そして追うようにジョセフ殿の笑い声が聞こえてきたのだ。

 ……フェーリが声を上げた? 

 ふむ。これは非常に珍しい。なにより、ジョセフ殿が笑っている……大事な話ではなく、二人は雑談しているのか?

 ふうん、なんだ? 二人で一体なにを話しているのだ……?

 耐えられず余も扉のほうに耳を寄せた。
 
 声が小さくて良く聞こえないが、会話が弾んでいることは間違いない。

「ちょっと……二人とも、何をしているのですか……」

 と明らかに気になる様子でイグ嬢がおずおずと口を開いた。

「ああ、声が小さくて何言ってんのか分かんねぇ……」

 焦燥をにじませた声でセルンがポツリと呟けば、無言でイグ嬢も扉に耳をつけた。

 どうやら、ジョセフ殿はあまり声を出して笑わないらしい。それでイグ嬢も二人の話が知りたくて仕方ないようだ。

 それはどうでも良いことだが、中からずっとフェーリの愛おしい声が聞こえてくる。余にも滅多に聞かせてくれないのに、何故だ……。

 そうして、三人そろって扉に耳を押し当てていれば、突然フェーリの声がはっきりと聞き取れた。

「……私、ニロを呼んできます!」

 ……余を呼ぶ? どう──

「──うわぁぁ!」

 気づけば、フェーリの上に倒れかかってしまった。

「大丈夫か、フェーリ(お嬢)?」

 すかさずフェーリを抱き起こすと、ジョセフ殿の不審な目が視界に飛び込んだ。

 あ、これはしたり。焦れてジョセフ殿の前でこんな粗忽そこつなことをしてしまうとは……。そう自分の行いを悔い改めていた時、急にフェーリが余の手を握った。

「あのね、ニロ、話があるの……!」

 ん? フェーリが、喜んでいる……? 

 どうしたのだとその瞳を見つめれば、なんと、ジョセフ殿も転生者ではないか……!

 すぐさま扉を閉めて、三人のみで語り合った。

 話によれば、ジョセフ殿は日本人ではなく、昔フェーリが言っていた『西洋』のフランス人だったらしい。

 第二次世界大戦後、冷戦の真っ只中、内戦で苦しむ人々を助ける医師団の一員として活動していたと説明してくれた。頷きながら聞いたが、実のところ、余は話の全貌を把握できずに困っている。

 そもそも、西洋のフランスとはどこなのだ? 禁教のキリシタンだが、ジョセフ殿は南蛮ではなく紅毛人ということか? 

 二人の瞳から情報を引き出すことも可能だが、具体的に引き出したい情報が分からないゆえ、どの情報から着手すれば良いのか判断できず、途方に暮れているのだ。

 手当たり次第で情報を引き出せば、理解できないことだけがますます増えて脳に負担がかかってしまう。

 とりあえず冷戦から情報を貰おうかとジョセフ殿の目を見つめていたら、

「まさか、ニロ王子がエド時代のブシだったとは、これは興味深いですね。あくまで私のイメージですが、エドといえばウキヨ・エ。ぜひ、当時の話を聞かせて欲しいですね」

 ジョセフ殿が明るい笑顔でそう言ってきた。

「ウキヨエ……? ああ、かぶき役者や美人画のことか。ふむ、たしかに流行りであった。そういえば、父上が無理して肉筆画を買ったな……」

 古い記憶をたどり、余がそう呟けば、

「……ニクヒツガ?」

 とジョセフ殿がよく分からない様子を見せた。

 ん? なんだ、話が違ったのか? そう疑問を感じていた時、隣からワクワクした素振りでフェーリが声を発した。

「……あの、ジョセフ様。ニロが言ったのは多分、肉筆浮世絵のことだと思います! 木版画もくはんが、つまり木の板に絵を彫って大量にすられたものではなく、筆で描いた一枚絵のことです」

「ああ、なるほど。そういう意味でしたか。聖女はウキヨ・エに詳しいのですね」

「……あ、いいえ、テレビでたまたま知っただけです……」

 とジョセフ殿に褒められたフェーリが恥ずかしそうに身をよじらせた。

「テレビ、ですか。とうとうあれが人々の生活の一部になったようですね……。そういえば、聖女の前世はどんなものでしたか?」

「あ、私? えーと……。ジョセフ様のような理想を持っていたわけではなかったので、その、語るほどのことはないと言いますか……」

 フェーリの困った様子をみて、

「……そう、ですか」

 とジョセフ殿はやや戸惑ってから話題を戻し、ウキヨエの話を熱く語りだしたのだ。

 かのゴッホを魅了した強烈で印象的な絵? 抑圧されない個人の自由表現? ……どういうことだ? 

 混乱する余の横でフェーリが時おり感嘆のため息を小さく漏らした。ふむ、これはよろしくないな。

 危機感を抱きながら、二人の会話を静かに聞いていると、目があったジョセフ殿は余のほうに顔を向けてきた。

「すみません。嬉しくて、つい一人で延々と話してしまいました。……そういえば、ニロ王子。もし良かったら、当時のヨシワラやオイランについて、ぜひ教えて頂きたい」

「……んん⁈」

 ジョセフ殿の瞳から遊郭に対する興味が流れこみ、危うく口にした香ばしいお茶を吹き出しかけた。

 ウキヨエを言い出した時から薄々警戒していたが、まさか、フェーリの前で堂々と言い出すとは……!

 不本意に熱を帯びてきた頬を隠しながら、ちらりとフェーリの反応を確認した。すると赤顔するどころか、フェーリも興味津々の様子である。……なぜ?

 動揺してその瞳をのぞけば、どうやら、フェーリは華やかで美しいくらいしか何も思っていない模様。後世ではそれが普通なのか……?

「……ふむ。すまないが、余は寄ったことがないゆえ、詳しくはないのだ……」

 平然を装いそう答えた。

 そうして、二人が江戸の話から、近代日本、そしてフランスを語った。その話題についていくのがだんだんとつらくなり、静かに立ち上がった。

「……どうしたの、ニロ?」

「ふむ。余は護衛で来ているのだ、フェーリ。先輩であるセルンをそっちのけで長々とここにいるのは心苦しい。やはり、余は部屋の外で待つとしよう」

 そう伝えると、フェーリは話を切り上げて一緒に部屋を出ようとしたので、

「遠慮するな、フェーリ。気が済むまでゆっくり話をするが良い。お前はジョセフ殿に聞きたいことがいっぱいあるであろう? 後ほど、余にも話を聞かせてくれれば良いのだ」

 フェーリの肩に手をかけてそう止めると、宝石よりも美しい青い瞳から申し訳ない感情が伝わってきた。

 確認するまでもなく、フェーリはジョセフ殿の知識に強く惹かれている。

 劣等感と嫉妬から二人の話に水を差すのは面目ない。だが、声を弾ませて語るジョセフ殿に、無我夢中で聞くフェーリの姿を眺めるのは苦痛だ。

 警戒しなくていいと思ったが、想定と異なり、ジョセフ殿が一番手ごわいのかもしれない。

 改めてそう思ったところ、フェーリの声が聞こえてきた。

「……ありがとう、ニロ」

「ふむ、良いのだ。すぐ外でお前を待っているぞ」

 フェーリの頬を撫でながらそう呟くと、その額に唇を重ねた。
 余の唐突な行為でフェーリは顔を真っ赤に染めて、つと俯いた。

 同じように驚いて目を見張ったジョセフ殿のほうに目をやり、何があっても余はフェーリを手離すつもりはないと、念を押すように、しばらく真顔で彼を見つめた。

 そうして外に出ると、セルンとイグ嬢の期待の眼差しと目があったのだ。

「まだ会話が終わっていない」と冷たく告げれば、二人の瞳から酸っぱい気持ちが共有された。

 ……そういえば、本人は気づいていないようだが、イグ嬢はジョセフ殿を恋いしたっている。ジョセフ殿はイグ嬢を家族と見ているようだが、もし彼女のほうから言い寄ったら、おそらく断らないであろう。

 かねてからクニヒト宰相がジョセフ殿とイグ嬢の婚姻を望んでいる。子供のころから、ジョセフ殿がそのことを自覚しているのだ。

 そもそも、国外の妾から生まれたジョセフ殿の正統性を主張するには、イグ嬢との婚姻が不可避……のはずだったが、いまは違う。

 普通に考えて、聖女であるフェーリと結ばれたほうが、国が安泰するのかもしれない。そして、王国とテワダプドルが樹立じゅりつしたばかりの関係も強靭なものとなる。

 ここまで見据えて、食事会の時、ドナルド卿がわざわざフェーリを美しく着飾らせたのであろう。

 キウスか、余。そしてジョセフ殿。

 フェーリが誰と結ばれても、最終的に王国とコンラッド家の利益につながる。
 ふむ、これは非常に不都合だ。

 ジョセフ殿が本気でフェーリに想いを寄せる前に、イグ嬢を誘導する他ない。

 そう決意して、イグ嬢に声をかけた。

 そうして軽い雑談から入り、どうにかジョセフ殿との婚姻話を持ち出すことができた。そして、イグ嬢がジョセフ殿を慕っていると匂わせれば、彼女は頬を染めてひたすら違うと否定した。

 いや、確実だと余が熱弁すると、近くにいるセルンも賛同してくれた。早くも余の意図に気づいたのか。こやつの勘が鋭いのは相変わらずのようだ。

 そうして、セルンと共に、時間をかけてイグ嬢の気持ちを奮い立たせたのであった。
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