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通りすがりの巫女
マイヤーズカフェ 2
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生霊といえば、式神も生霊みたいな物だな。
「ミクさん。式神で騒霊現象って起こせる?」
「ん? できない事はないけど、あたしは無理。式神が物質に干渉するには、凄いエネルギーが必要なの」
「しかし、さっき車のドアロックを……」
「そのぐらいならね。だけど、お皿とかコップとかを宙に浮かべて飛び回らせるなんて事やったら……」
そこで、ミクさんはパフェにスプーンを突きたてた。
「このパフェ、十杯ぐらい食べないと……」
「そうか」
「試にやってみようか」
店員呼んで取り皿を持ってきてもらった。
ウサギ式神が皿を一枚持って宙に浮きあがる。
「うううん」
しばらくミクさんは唸り声を上げていた。
「プハ! 限界」
皿がウサギ式神の身体を通りぬけて落下した。
「危ない」
床に落ちる前に、母さんが皿を受け止める。
「割らないで頂戴よ。弁償させられちゃうから」
「ごめんなさい。ハグ! ハグ!」
謝りながら、ミクさんはパフェを夢中で食べまくった。
「ちょっと、ミクちゃん! 私の分まで食べないでよ」
樒まで負けじと、パフェにスプーンを立てる。
「はあ……エネルギー充填完了」
皿一枚で、こんなに疲れるのか。
「優樹」
樒に声をかけられ振り向いた。
「私達、さっきの奴を能力者と言っていたけど、電磁能力者と呼ぶことにしない?」
「そうだな」
「それで、電磁能力者と、式神使いが組んでいるという事は考えられないかな?」
「どういう事?」
「式神使いでは派手な事はできないけど、鉄以外の物も動かせる。電磁能力者は鉄しか動かせないけど、派手な演出は出来る。電磁能力者が鉄製品を激しく飛ばしている時に、式神使いがそれ以外の物を厳かに動かしていたのじゃないかな? 被害者は恐怖のあまり、鉄とそれ以外の物の動きに違いがある事が分からないと思うし」
「ううん……組んでいたのは確かだが、それ以外の方法じゃないかな?」
「どういう事?」
僕は答えないで、スマホを操作して文章を書いて樒に見せた。
『さっきから店内を五体の小人がうろついているけど、気が付いている? 気が付いてないなら、無言で首を横にふって』
そう。五分ほど前から、小人の様な生き物が店内を動きまわっていたのだ。
樒は無言で首を横にふる。
続いて母さんとミクさんにスマホを見せた。
二人とも首を横にふる。
ミクさんが気が付いていなかったというなら、ミクさんの式神ではない。
こいつらいったい何者?
「ミクさん。式神で騒霊現象って起こせる?」
「ん? できない事はないけど、あたしは無理。式神が物質に干渉するには、凄いエネルギーが必要なの」
「しかし、さっき車のドアロックを……」
「そのぐらいならね。だけど、お皿とかコップとかを宙に浮かべて飛び回らせるなんて事やったら……」
そこで、ミクさんはパフェにスプーンを突きたてた。
「このパフェ、十杯ぐらい食べないと……」
「そうか」
「試にやってみようか」
店員呼んで取り皿を持ってきてもらった。
ウサギ式神が皿を一枚持って宙に浮きあがる。
「うううん」
しばらくミクさんは唸り声を上げていた。
「プハ! 限界」
皿がウサギ式神の身体を通りぬけて落下した。
「危ない」
床に落ちる前に、母さんが皿を受け止める。
「割らないで頂戴よ。弁償させられちゃうから」
「ごめんなさい。ハグ! ハグ!」
謝りながら、ミクさんはパフェを夢中で食べまくった。
「ちょっと、ミクちゃん! 私の分まで食べないでよ」
樒まで負けじと、パフェにスプーンを立てる。
「はあ……エネルギー充填完了」
皿一枚で、こんなに疲れるのか。
「優樹」
樒に声をかけられ振り向いた。
「私達、さっきの奴を能力者と言っていたけど、電磁能力者と呼ぶことにしない?」
「そうだな」
「それで、電磁能力者と、式神使いが組んでいるという事は考えられないかな?」
「どういう事?」
「式神使いでは派手な事はできないけど、鉄以外の物も動かせる。電磁能力者は鉄しか動かせないけど、派手な演出は出来る。電磁能力者が鉄製品を激しく飛ばしている時に、式神使いがそれ以外の物を厳かに動かしていたのじゃないかな? 被害者は恐怖のあまり、鉄とそれ以外の物の動きに違いがある事が分からないと思うし」
「ううん……組んでいたのは確かだが、それ以外の方法じゃないかな?」
「どういう事?」
僕は答えないで、スマホを操作して文章を書いて樒に見せた。
『さっきから店内を五体の小人がうろついているけど、気が付いている? 気が付いてないなら、無言で首を横にふって』
そう。五分ほど前から、小人の様な生き物が店内を動きまわっていたのだ。
樒は無言で首を横にふる。
続いて母さんとミクさんにスマホを見せた。
二人とも首を横にふる。
ミクさんが気が付いていなかったというなら、ミクさんの式神ではない。
こいつらいったい何者?
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