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27章
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まさか英司が指輪を結子ちゃんに渡すつもりだったとは…
確かに英司が事故に遭う2週間くらい前に結子ちゃんの元気がないから、もっと安心させてあげたいけれど、どうしたらいいかと相談はされていた
顔が強ばっている気がしたけれど、ナーバスになっているだけだろう
結子ちゃんが風邪ひくと、今まで貯めていた有給を使って休もうとして結子ちゃんに怒られていたし
「お前がそばにいるってことをちゃんと伝えたらいいんじゃないか?」
多分俺はそんなようなことをアドバイスしたと思う
確かにあの時は既に結子ちゃんは余命宣告を受けていた時期なのだから元気があるはずは無いと、今ならわかるが当時は情けないことに気づかなかった
ただ、前務めていた会社のことは英司からふんわり聞いていたので、その延長だと思っていた
口下手な英司が離れていかないか心配なのではと思っていた
そばにいる約束というのがプロポーズというのがなんとも英司らしい気もするが、あまり積極的に動くほうではない男だと思っていたのでまさに青天の霹靂である
結子ちゃん、ごめん
結果的に君に協力出来なくなってしまったよ
手紙を渡しておいて欲しいと英司の母親に渡されたので、恐らく今頃彼女も英司に質問攻めにあっているのではないだろうか
結子に電話はしてみたものの取り込み中なのか出ない
あの二人、どうにかならんかねぇ…
小笠原ならどうするだろうか、と考え始めていることに気づき苦笑いした
小笠原と別れた時に、謎のけじめとして辞めたタバコを吸いたくなった
確かに英司が事故に遭う2週間くらい前に結子ちゃんの元気がないから、もっと安心させてあげたいけれど、どうしたらいいかと相談はされていた
顔が強ばっている気がしたけれど、ナーバスになっているだけだろう
結子ちゃんが風邪ひくと、今まで貯めていた有給を使って休もうとして結子ちゃんに怒られていたし
「お前がそばにいるってことをちゃんと伝えたらいいんじゃないか?」
多分俺はそんなようなことをアドバイスしたと思う
確かにあの時は既に結子ちゃんは余命宣告を受けていた時期なのだから元気があるはずは無いと、今ならわかるが当時は情けないことに気づかなかった
ただ、前務めていた会社のことは英司からふんわり聞いていたので、その延長だと思っていた
口下手な英司が離れていかないか心配なのではと思っていた
そばにいる約束というのがプロポーズというのがなんとも英司らしい気もするが、あまり積極的に動くほうではない男だと思っていたのでまさに青天の霹靂である
結子ちゃん、ごめん
結果的に君に協力出来なくなってしまったよ
手紙を渡しておいて欲しいと英司の母親に渡されたので、恐らく今頃彼女も英司に質問攻めにあっているのではないだろうか
結子に電話はしてみたものの取り込み中なのか出ない
あの二人、どうにかならんかねぇ…
小笠原ならどうするだろうか、と考え始めていることに気づき苦笑いした
小笠原と別れた時に、謎のけじめとして辞めたタバコを吸いたくなった
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