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43章
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写真に写っていたのは私が会社を辞めたあと、英司と出かけた海の近くの写真だった
夕日が綺麗なのが有名な場所で、ちょうどいい時間や季節などを調べてくれて一緒に行った
空と海の色合いがとても綺麗でアクセサリーを作るインスピレーションが湧いた
「綺麗だね」
英司の方を振り向いたら、英司はすごくほっとした顔をしていた
「よかった」
首を傾げると英司がそっと私の頬を包んだ
「また…笑ってくれた」
精神状態が不安定で笑顔になるのが辛い時が続くと英司は私を綺麗なところや、ものがある所に連れ出してくれた
「結子に…笑顔に…なって欲しい
結子が楽しんでくれたら…それがいい
…それは俺のエゴだから…結子は無理しないで俺の隣にいてくれたらいい
これもエゴかな」
英司は自分のことに関してすごくネガティブだけど、だからこそなのか人に対して優しすぎるほど優しい
「それに結果的に俺も沢山写真取れるからwin-win…だよね」
―
「だから、多分…この写真のメッセージは…
相変わらず、写真で伝えてくるところが英司らしいって言うか…」
「それで読み取れるのは結子くらいだと思うけどね」
「えぇ?」
「結子は…もう英司くんとは会わないつもりなの?」
「…それがい―」
「今はね、それがいいかもとかそういうのは置いておいて」
先輩が私を遮って言った
「今ここには私とあんたしかいないから」
「私…私、会いたいです
会いたいですよ!!
あんなに酷いこと言って傷つけて…なのに…」
「だ、そうよ
入ったら?」
「え?」
遠慮がちに扉が開いた
扉の向こうにいたのは英司だった
夕日が綺麗なのが有名な場所で、ちょうどいい時間や季節などを調べてくれて一緒に行った
空と海の色合いがとても綺麗でアクセサリーを作るインスピレーションが湧いた
「綺麗だね」
英司の方を振り向いたら、英司はすごくほっとした顔をしていた
「よかった」
首を傾げると英司がそっと私の頬を包んだ
「また…笑ってくれた」
精神状態が不安定で笑顔になるのが辛い時が続くと英司は私を綺麗なところや、ものがある所に連れ出してくれた
「結子に…笑顔に…なって欲しい
結子が楽しんでくれたら…それがいい
…それは俺のエゴだから…結子は無理しないで俺の隣にいてくれたらいい
これもエゴかな」
英司は自分のことに関してすごくネガティブだけど、だからこそなのか人に対して優しすぎるほど優しい
「それに結果的に俺も沢山写真取れるからwin-win…だよね」
―
「だから、多分…この写真のメッセージは…
相変わらず、写真で伝えてくるところが英司らしいって言うか…」
「それで読み取れるのは結子くらいだと思うけどね」
「えぇ?」
「結子は…もう英司くんとは会わないつもりなの?」
「…それがい―」
「今はね、それがいいかもとかそういうのは置いておいて」
先輩が私を遮って言った
「今ここには私とあんたしかいないから」
「私…私、会いたいです
会いたいですよ!!
あんなに酷いこと言って傷つけて…なのに…」
「だ、そうよ
入ったら?」
「え?」
遠慮がちに扉が開いた
扉の向こうにいたのは英司だった
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