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第一部
そばにいるから(8)
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唇と唇を重ねるだけ、それでエレノーラは胸いっぱいにしあわせな気持ちが広がる。唇が離れる度にねだれば戸惑いながらもそれに応えてくれるが、レイモンドは気もそぞろといった様子だ。
「っ……まて、エレノーラ……っ」
「やだ」
「やだじゃなくって! ……幻が、薄くなって消えた」
「ん……魔法が解除されたみたいね」
エレノーラは少しの間、魔女への恐怖を忘れて幻の存在すら忘れ、レイモンドのことだけを考えた。エレノーラを必要とし、彼女の感情を利用した幻はそれが絶たれて解除されたようだ。
「所詮は、足止め程度の魔法。もしこれが排除のための魔法だったら……都合よくはいかなかったでしょうね」
「大丈夫、なのか……?」
「大丈夫よ、たぶん。だから……レイモンド、ねえ、もっと」
エレノーラは幻がいた場所、魔法の残滓を眺めるレイモンドの頬に手を伸ばして顔を自分へと向けさせた。エレノーラにとって、キスはレイモンドにだけ許した特別なものだ。
エレノーラが小さな頃、王子さまのキスに憧れていた。母がよく話してくれた、お姫さまが王子さまのキスで魔女にかけられた呪いがとける童話には目をきらきらさせて聞き入っていたものだ。後に口減らしで捨てられた森に住んでいた先代の薬草の魔女に拾われ、自分が呪いをかける側の魔女になるなんて思ってもみなかったが。
エレノーラは親に捨てられた事実を受け入れるのにずいぶん時間がかかった。受け入れた時は人生はどん底、地獄のようだと思っていた。つらくて苦しくても現実は王子さまが助けに来てくれることはなく、エレノーラを拾って助けてくれたのは先代の薬草の魔女だ。
エレノーラは魔女に厳しく、たまにはやさしく鍛え上げられ、何度も泣かされた。魔女から教わった色々なことをがむしゃらになって覚え、エレノーラは魔女の死後に薬草の魔女の名を継いだ。
それから自分の腕を試したくて、まだまだ知識がほしくて、一人は少しさみしくて森から出た。色々な人に感謝されて少しいい気になっていたら、悪い魔女に目をつけられてまた地獄に叩き落とされた。森で大人しく引きこもっていればよかったと、エレノーラは何度も後悔した。
エレノーラは享楽の魔女に囚われ、子どものように王子さまが助けに来てくれると思えるほど楽観的にはなれず、毎日が絶望的で地獄だった。諦めている内に途中で頭がおかしくなって、それを幸福のように錯覚していた。
しかし、魔女になにをされてもキスだけは拒んでいた。魔女もなにを思ってか、それだけはむり強いしなかった。そのままずっと守り抜き、妖精の森でのレイモンドとのキスがエレノーラのはじめてのキスだった。
愛し合っている恋人や夫婦、そこまで至らずとも想いあっている男女がするもの、そして童話のように呪いを解いてしまえるもの。エレノーラが夢見ていたキスは想像していたよりもすてきで、しあわせな気持ちになれて、気持ちがよかった。これなら本当に魔女の呪いさえ解いてしまえそうだと思えるくらいに。
(享楽の魔女が残した呪いのような魔法が、キスで解けた……って言えるのかも。ちょっとむりやりかしら)
エレノーラはレイモンドの頬に手を添えたまま、顔を寄せて唇を重ねた。そのまま何度もキスを繰り返し、唇を甘く食む。唇を薄く開いて舌を差し出すと、レイモンドも同じように唇を開いて舌を絡め、背に腕を回して抱き寄せた。
「ん……」
そのまま体をすり寄せながら何度もキスをし、舌を交えた。エレノーラはお腹の辺りに硬くなったものが当たっていることに気づき、唇を離し、吐息がかかるほどの距離で見つめる。レイモンドは少し興奮した様子でエレノーラの目をじっと見つめ返した。
(このまま食べちゃいたい……)
エレノーラがじっと見つめ合いながら脳内で服を脱がせたあたりで、レイモンドが彼女の唇を片手で塞ぐ。
「んー」
口を塞がれてしまい、しゃべれないので抗議の目で見ると、レイモンドは顔を赤くして目をそらした。
「エレノーラ、ここじゃだめだ」
そして、反対の手でエレノーラの、いつの間にかレイモンドの服をつかんでいた手を握る。
(けれど、一かじりくらい……いえ、一なめくらいは……)
「だ、め、だ!」
「んーんー」
エレノーラはまだなにも言っていないじゃないかと言いたかったが、塞がれていたため変な声しか出なかった。仕方なく頬をふくらませて見せるが、レイモンドは首を横に振る。
レイモンドが離れようとすると、エレノーラはがっしりと抱きついて、離さないという気持ちを込めてじっと彼の目を見つめた。レイモンドは観念したように手を離し、エレノーラは自由になった唇を尖らせる。
「エレノーラ、出よう」
「もうちょっとくらい、いいじゃない。魔法は全部解除できたんだから」
この廃墟にはもう、魔法が使われている気配はない。連絡が取れなかった魔道士二名も無事に見つかり、エレノーラの任務はすべて完了した。
(一度実績を作ってしまったから、また隠れ家が見つかったら、駆り出されるわね……)
そこでまた、あの幻覚魔法があったら。エレノーラはあまり考えたくなくて、先に少しご褒美をもらって目をそらしておきたかった。
「だから、早く帰ろう。エレノーラがこんな場所にいる必要はもうなくなった。帰って……ゆっくりしよう」
エレノーラがその言葉に顔を上げると、レイモンドは少し恥ずかしそうに目をそらした。
「うん、そうしましょう! レイモンド、大好きよ!」
エレノーラが抱きついて胸に顔を埋めると、レイモンドがその頭をなでる。それが心地よく、そのまま動きたくなくなったが、早く帰るべく泣く泣く離れた。
「エレノーラ……足、痛いだろ」
気遣うレイモンドに大丈夫だと答えかけたが、思い直してうなずく。するとレイモンドはエレノーラを軽々と抱き上げた。そのまま地上に出ると、アグネスがレイモンドにかけ寄ろうとしたが、エレノーラが抱えられているのを見て恐ろしい顔になった。
(こっ……こわい)
アグネスににらまれ、エレノーラはひるんだ。レイモンドもアグネスの表情の変化にはたじろいでいる。二人は急いでアグネスの横を素通りしてポールのもとに向かった。
ポールの元には魔法が解けたらしいマシューがいた。レイモンドと兵たちの心遣いによって、数枚のマントと布で体を覆っている。
「マシューさん。魔法は全部解除できました」
「協力に感謝します、エレノーラ殿」
マシューがこの場にいる魔道士たちの中では役職が一番高位のため、彼に報告した。マシューの手にあるクマのぬいぐるみを見ると、彼もつられてかそちらに目を向ける。
「そのぬいぐるみのおかげで、マシューさんを見つけられました」
「そうか、これが……」
マシューはやさしげな目をぬいぐるみに向けていたが、周りが見ていることに気づき、真面目な表情に戻る。
「このぬいぐるみは、娘が子どもの頃に揃いで買ったものでな……」
「あっ、マシューさんのお嬢さん、ご結婚なされたんですよね。おめでとうございます!」
「うむ……」
ポールの言葉にマシューは少しさみしげな表情でぬいぐるみを眺める。本当に大切なものなのだろう。
「マシュー殿。では、私たちは先に戻ります」
「ああ、わかった。今回のこと、本当に感謝している」
結果的には、マシューは全裸にされて縛られた上に眠らされ、アグネスは部屋に閉じ込められて気絶し、厄介な魔法をかけられていた程度で済んだ。
(……散々、人をばかにしている感がすごいわ)
今回はこの程度で済んだが、残されていた魔法によっては命を奪われていたかもしれない。アグネスもそれを理解しているからか、いつものようにエレノーラに対して痛烈な言葉をかけてこなかった。
「っ……まて、エレノーラ……っ」
「やだ」
「やだじゃなくって! ……幻が、薄くなって消えた」
「ん……魔法が解除されたみたいね」
エレノーラは少しの間、魔女への恐怖を忘れて幻の存在すら忘れ、レイモンドのことだけを考えた。エレノーラを必要とし、彼女の感情を利用した幻はそれが絶たれて解除されたようだ。
「所詮は、足止め程度の魔法。もしこれが排除のための魔法だったら……都合よくはいかなかったでしょうね」
「大丈夫、なのか……?」
「大丈夫よ、たぶん。だから……レイモンド、ねえ、もっと」
エレノーラは幻がいた場所、魔法の残滓を眺めるレイモンドの頬に手を伸ばして顔を自分へと向けさせた。エレノーラにとって、キスはレイモンドにだけ許した特別なものだ。
エレノーラが小さな頃、王子さまのキスに憧れていた。母がよく話してくれた、お姫さまが王子さまのキスで魔女にかけられた呪いがとける童話には目をきらきらさせて聞き入っていたものだ。後に口減らしで捨てられた森に住んでいた先代の薬草の魔女に拾われ、自分が呪いをかける側の魔女になるなんて思ってもみなかったが。
エレノーラは親に捨てられた事実を受け入れるのにずいぶん時間がかかった。受け入れた時は人生はどん底、地獄のようだと思っていた。つらくて苦しくても現実は王子さまが助けに来てくれることはなく、エレノーラを拾って助けてくれたのは先代の薬草の魔女だ。
エレノーラは魔女に厳しく、たまにはやさしく鍛え上げられ、何度も泣かされた。魔女から教わった色々なことをがむしゃらになって覚え、エレノーラは魔女の死後に薬草の魔女の名を継いだ。
それから自分の腕を試したくて、まだまだ知識がほしくて、一人は少しさみしくて森から出た。色々な人に感謝されて少しいい気になっていたら、悪い魔女に目をつけられてまた地獄に叩き落とされた。森で大人しく引きこもっていればよかったと、エレノーラは何度も後悔した。
エレノーラは享楽の魔女に囚われ、子どものように王子さまが助けに来てくれると思えるほど楽観的にはなれず、毎日が絶望的で地獄だった。諦めている内に途中で頭がおかしくなって、それを幸福のように錯覚していた。
しかし、魔女になにをされてもキスだけは拒んでいた。魔女もなにを思ってか、それだけはむり強いしなかった。そのままずっと守り抜き、妖精の森でのレイモンドとのキスがエレノーラのはじめてのキスだった。
愛し合っている恋人や夫婦、そこまで至らずとも想いあっている男女がするもの、そして童話のように呪いを解いてしまえるもの。エレノーラが夢見ていたキスは想像していたよりもすてきで、しあわせな気持ちになれて、気持ちがよかった。これなら本当に魔女の呪いさえ解いてしまえそうだと思えるくらいに。
(享楽の魔女が残した呪いのような魔法が、キスで解けた……って言えるのかも。ちょっとむりやりかしら)
エレノーラはレイモンドの頬に手を添えたまま、顔を寄せて唇を重ねた。そのまま何度もキスを繰り返し、唇を甘く食む。唇を薄く開いて舌を差し出すと、レイモンドも同じように唇を開いて舌を絡め、背に腕を回して抱き寄せた。
「ん……」
そのまま体をすり寄せながら何度もキスをし、舌を交えた。エレノーラはお腹の辺りに硬くなったものが当たっていることに気づき、唇を離し、吐息がかかるほどの距離で見つめる。レイモンドは少し興奮した様子でエレノーラの目をじっと見つめ返した。
(このまま食べちゃいたい……)
エレノーラがじっと見つめ合いながら脳内で服を脱がせたあたりで、レイモンドが彼女の唇を片手で塞ぐ。
「んー」
口を塞がれてしまい、しゃべれないので抗議の目で見ると、レイモンドは顔を赤くして目をそらした。
「エレノーラ、ここじゃだめだ」
そして、反対の手でエレノーラの、いつの間にかレイモンドの服をつかんでいた手を握る。
(けれど、一かじりくらい……いえ、一なめくらいは……)
「だ、め、だ!」
「んーんー」
エレノーラはまだなにも言っていないじゃないかと言いたかったが、塞がれていたため変な声しか出なかった。仕方なく頬をふくらませて見せるが、レイモンドは首を横に振る。
レイモンドが離れようとすると、エレノーラはがっしりと抱きついて、離さないという気持ちを込めてじっと彼の目を見つめた。レイモンドは観念したように手を離し、エレノーラは自由になった唇を尖らせる。
「エレノーラ、出よう」
「もうちょっとくらい、いいじゃない。魔法は全部解除できたんだから」
この廃墟にはもう、魔法が使われている気配はない。連絡が取れなかった魔道士二名も無事に見つかり、エレノーラの任務はすべて完了した。
(一度実績を作ってしまったから、また隠れ家が見つかったら、駆り出されるわね……)
そこでまた、あの幻覚魔法があったら。エレノーラはあまり考えたくなくて、先に少しご褒美をもらって目をそらしておきたかった。
「だから、早く帰ろう。エレノーラがこんな場所にいる必要はもうなくなった。帰って……ゆっくりしよう」
エレノーラがその言葉に顔を上げると、レイモンドは少し恥ずかしそうに目をそらした。
「うん、そうしましょう! レイモンド、大好きよ!」
エレノーラが抱きついて胸に顔を埋めると、レイモンドがその頭をなでる。それが心地よく、そのまま動きたくなくなったが、早く帰るべく泣く泣く離れた。
「エレノーラ……足、痛いだろ」
気遣うレイモンドに大丈夫だと答えかけたが、思い直してうなずく。するとレイモンドはエレノーラを軽々と抱き上げた。そのまま地上に出ると、アグネスがレイモンドにかけ寄ろうとしたが、エレノーラが抱えられているのを見て恐ろしい顔になった。
(こっ……こわい)
アグネスににらまれ、エレノーラはひるんだ。レイモンドもアグネスの表情の変化にはたじろいでいる。二人は急いでアグネスの横を素通りしてポールのもとに向かった。
ポールの元には魔法が解けたらしいマシューがいた。レイモンドと兵たちの心遣いによって、数枚のマントと布で体を覆っている。
「マシューさん。魔法は全部解除できました」
「協力に感謝します、エレノーラ殿」
マシューがこの場にいる魔道士たちの中では役職が一番高位のため、彼に報告した。マシューの手にあるクマのぬいぐるみを見ると、彼もつられてかそちらに目を向ける。
「そのぬいぐるみのおかげで、マシューさんを見つけられました」
「そうか、これが……」
マシューはやさしげな目をぬいぐるみに向けていたが、周りが見ていることに気づき、真面目な表情に戻る。
「このぬいぐるみは、娘が子どもの頃に揃いで買ったものでな……」
「あっ、マシューさんのお嬢さん、ご結婚なされたんですよね。おめでとうございます!」
「うむ……」
ポールの言葉にマシューは少しさみしげな表情でぬいぐるみを眺める。本当に大切なものなのだろう。
「マシュー殿。では、私たちは先に戻ります」
「ああ、わかった。今回のこと、本当に感謝している」
結果的には、マシューは全裸にされて縛られた上に眠らされ、アグネスは部屋に閉じ込められて気絶し、厄介な魔法をかけられていた程度で済んだ。
(……散々、人をばかにしている感がすごいわ)
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