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◆
少女はシリエという名を得てから、木の下でロマーノと語り合った。好きな食べ物のこと、嫌いな食べ物のこと。褒められたことや怒られたこと。たあいのない話をしているうちに、少女は時々自分のことを思い出すこともあった。
やがて眠気が襲ってきて、少女は眠りにつく。ロマーノが少女を起こすと、少女の目に映った彼は成長していた。
ロマーノは少女の身長を追い抜き、顔立ちは少しずつ幼さを失っていく。赤子は幼子に、幼子は少年へ成長し、やがて青年へ。少女は目に見える成長をよろこんでいたが、同時に暗い気持ちが心に芽生えていた。
『ロマーノも、もう十八歳なんだね』
ロマーノは十八歳になった。淡い金色の真っ直ぐな髪は背の半ばまで伸ばして後ろで一つにまとめられ、くっきり二重に切れ長の碧い目は泣いていた少年のころとは違い、しっかりとした意志を持って輝いているように見える。
『シリエと同じ歳になったよ』
ロマーノは成長しない少女の歳と並んだ。これからも歳を重ね、少女の年齢を超えてしまうのだろう。
『ロマーノ……』
置いていかれるさみしさに、少女は陰鬱な気持ちでうつむいた。それと同時に睡魔が襲ってきて頭をふらつかせる。
『シリエ?』
『ごめんね、すごく眠くて……』
少女はこの木の下で過ごすようになって初めのうちは自発的で起きていたが、いまではロマーノに起こされないと起きられなくなっていた。その上、起きていられる時間は徐々に短くなっている。
『……体と精神が別れていることが問題なんだ。早く、シリエの体を見つけないと』
ロマーノは真剣な表情でつぶやく。そんな彼を眺めながら、少女はほほ笑んだ。
『どうしたの、シリエ』
『ロマーノ、かっこいいなって』
『もう。ぼくは心配しているんだよ?』
ロマーノは顔を赤らめて顔をそらす。少女はそれをずっと眺めていたいと思ったが、睡魔のせいで意識がとびそうになった。
『……シリエ』
『うん?』
『覚えてもらいたいことがあるんだ』
少女は睡魔と必死に戦い、なんとか顔を上げる。少女の目に映ったロマーノは、ほほ笑みながらゆっくりと口を開いた。
「――」
声変わりした男性の声に、少女は睡魔がとんだ。少し目が覚めた少女にロマーノは心で語りかける。
『いまのは、肯定の「はい」だよ。シリエも言ってみて』
「……はい」
『うん、すごくいいね。じゃあ、次はぼくの言うことをしっかり聞いてね』
ロマーノは満足そうにうなずく。少女は再び襲いかかる睡魔に抵抗しながら、ロマーノの言葉を聞き取ろうとする。
『シリエ。体を見つけて、精神と体が一つに戻ったら』
『うん……』
「―――、――――――――」
少女はロマーノの声をしっかりと聞き取ったが、それがどんな意味なのかは理解できなかった。いまにもとんでいきそうな意識を必死に止めている少女に、ロマーノはにっこりと笑いかける。
『ぼくと、結婚してください……と言いました』
『へっ』
その瞬間、少女の意識は一気に浮上した。笑顔のロマーノを何度も見返し、胸に手を当てる。あるはずのない心臓が高鳴るような錯覚に少女は困惑する。
『シリエ、慌てちゃってかわいい』
『ちょ、ちょっと、ロマーノがなにを言っているかわからない』
『意味はちゃんと教えたでしょう?』
『そうだけど……』
『いまさら、とぼけるの?』
少女はロマーノの真剣なまなざしに言葉を失う。まだ幼子だったころから共に過ごしているうちに、ロマーノが自分を見つめる目も、語りかける言葉も、少しずつ変化していたことには気づいていた。
少女にとってロマーノが特別なように、ロマーノにとっても少女は特別なのだ。
『……私、はいしか教えてもらってないんだけど。いいえは?』
『教えない』
ロマーノはいたずらっぽく笑う。美しく、格好良く成長したのに、その笑顔は子どものようでかわいい。
『……私、いつの間にか結婚していたのよね?』
『大丈夫、ちゃんと別れさせてあげるから』
少女は望んで結婚したわけではないし、その結婚のせいでこうなったのだ。そもそも相手は生物ですらなさそうなのだから、別れられるのなら願ったり叶ったりだ。
しかし、ロマーノとの結婚は別の話だ。
『わたしなんか……』
『ぼくはシリエから勇気をもらったから、いま、ここにいられるんだ』
ロマーノは兄との関係が改善されたことで、いまがあるという。少女にとってはたいしたことではなかったが、幼いロマーノにとって、兄と向き合うことは大きな勇気が必要だったのだろう。
『ずっと、大好きなんだ。ぼくはシリエに触れたい。抱きしめたいし……抱きしめてほしい』
抱きしめようとしても、すり抜けてしまう体だ。抱きしめられることもない。そんなものだと諦めていたが、本当はちゃんと抱きしめたかったし、抱きしめられてみたかった。
『シリエも、そう思うでしょう?』
ロマーノの言う通りだった。少女は答えなかったが、ロマーノはすでにわかっているのだろう。
「ぼくと、結婚してください」
その声は、男性らしい低い声だ。初めて会ったときはかわいらしい子どもの声だったというのに、ロマーノはいつの間にか成長して立派な男性になっていた。
ロマーノは少女を置いて成長した。しかし、叶うのなら。
(……一緒に、歳をとりたい)
同じ時間を過ごし、歳を重ねていきたい。そのために、少女はいままでに思ったことがないほど、強く体に戻りたいと願望を抱いた。
「はい」
少女はロマーノの言葉に応える。ロマーノはうれしそうに笑い、頬を、耳を赤くする。少女は顔を赤くすることはできなかったが、胸はそこに心臓があるかのように高鳴っていた。
ロマーノは少女を抱きしめるように腕を回す。格好だけだが、これが本当になれば良いのにと少女は願っていた。
『……ごめんね、ロマーノ。本当に眠くて……』
二人を割くように、強烈な睡魔が少女を襲う。その時、少女はこのまま眠りにつくと二度と起きられない気がした。
『シリエ、だめだ』
ロマーノのすがるような言葉が伝わる。少女もこのまま眠りたくないと抗うが、睡魔はその想いすら飲み込もうとしていた。
『名前……私の名前……』
名前さえわかれば、ロマーノは少女の体を見つけられるという。なんとか思い出そうとするが、思考はどんどん鈍くなっていく。
『……あ』
ひらひらと、淡い紅色の花びらが落ちてきて、少女の体をすり抜けた。懐かしいと感じた、この木。
『桜……私、サクラだ……!』
自分の名の由来となったこの木のことを思い出し、少女は真名を思い出した。それと同時に、なにかに引かれるように意識が遠のいていく。
「シリエ!」
ロマーノの焦る声を最後に、サクラは暗闇に包まれた。完全に意識が沈む直前に、ロマーノの言葉が届く。
『覚えていて。ぼくはエラルドだ。サクラ、言質はとったからね』
◆
(あれ……)
視界は真っ暗で、なにも聞こえない。体はまったく動かせず、まるで水の中を揺蕩うような不思議な感覚だった。
(……私、どうしてここにいるんだろう)
なにもできず、なにもわからず、彼女はぼんやりとした頭でなにかを思い出そうとしていた。
(わからない……)
思い出せることはすべて曖昧で、断片的なものばかり。しかし、ひらひらと舞う淡い紅色の花びらと、その下で笑っているだれかの姿だけははっきり思い出せた。
(あの人……)
それがだれなのかは思い出せない。けれどもその姿を思い出すだけで、胸が熱くなるのがわかった。
(……会いたい)
真っ暗な世界で見つけた、光のような存在。彼に会いたい、その想いが大きくふくらんでいくが、目を開くことも、口を開くことも、手も足も動かすことができなかった。
(会いたいよ!)
彼女が強く願ったその瞬間、真っ暗で静かな世界に亀裂が走った。ガラスが割れるような音が響き、次いで勢いよく水が流れる音がする。揺蕩う感覚が失われて体が倒れ込みそうになるが、なにかが彼女の体を支えた。
「っげほ、……げほ、っは……」
口から液体を吐き出し、咳き込む。苦しげに咳き込む彼女の体を、柔らかな布が包んだ。
「サクラ」
どこかで聞いたことのある声に、少女は顔を上げる。ゆっくりとまぶたを上げると、彼女の目にやさしげにほほ笑む男性の姿が映った。
さらさらな金色の髪と碧い目をした、とても美しい男性だ。彼女はその男性を知っている。
「……エラルド」
かすれた声で、サクラは彼の名を呼んだ。エラルドはうれしそうに目を細めて笑うと、サクラの唇に口づける。突然のことに呆気にとられたサクラだが、重ねた唇からなにか熱いものが流れ込んでくるのを感じて混乱した。
(ちょっとまって、なにが……)
なにがなんだかわからないうちに、流れ込んだなにかが体の隅から隅までに届き渡る。サクラはなにも理解できないまま意識が遠のいていき、再び暗闇の中に落ちていった。
少女はシリエという名を得てから、木の下でロマーノと語り合った。好きな食べ物のこと、嫌いな食べ物のこと。褒められたことや怒られたこと。たあいのない話をしているうちに、少女は時々自分のことを思い出すこともあった。
やがて眠気が襲ってきて、少女は眠りにつく。ロマーノが少女を起こすと、少女の目に映った彼は成長していた。
ロマーノは少女の身長を追い抜き、顔立ちは少しずつ幼さを失っていく。赤子は幼子に、幼子は少年へ成長し、やがて青年へ。少女は目に見える成長をよろこんでいたが、同時に暗い気持ちが心に芽生えていた。
『ロマーノも、もう十八歳なんだね』
ロマーノは十八歳になった。淡い金色の真っ直ぐな髪は背の半ばまで伸ばして後ろで一つにまとめられ、くっきり二重に切れ長の碧い目は泣いていた少年のころとは違い、しっかりとした意志を持って輝いているように見える。
『シリエと同じ歳になったよ』
ロマーノは成長しない少女の歳と並んだ。これからも歳を重ね、少女の年齢を超えてしまうのだろう。
『ロマーノ……』
置いていかれるさみしさに、少女は陰鬱な気持ちでうつむいた。それと同時に睡魔が襲ってきて頭をふらつかせる。
『シリエ?』
『ごめんね、すごく眠くて……』
少女はこの木の下で過ごすようになって初めのうちは自発的で起きていたが、いまではロマーノに起こされないと起きられなくなっていた。その上、起きていられる時間は徐々に短くなっている。
『……体と精神が別れていることが問題なんだ。早く、シリエの体を見つけないと』
ロマーノは真剣な表情でつぶやく。そんな彼を眺めながら、少女はほほ笑んだ。
『どうしたの、シリエ』
『ロマーノ、かっこいいなって』
『もう。ぼくは心配しているんだよ?』
ロマーノは顔を赤らめて顔をそらす。少女はそれをずっと眺めていたいと思ったが、睡魔のせいで意識がとびそうになった。
『……シリエ』
『うん?』
『覚えてもらいたいことがあるんだ』
少女は睡魔と必死に戦い、なんとか顔を上げる。少女の目に映ったロマーノは、ほほ笑みながらゆっくりと口を開いた。
「――」
声変わりした男性の声に、少女は睡魔がとんだ。少し目が覚めた少女にロマーノは心で語りかける。
『いまのは、肯定の「はい」だよ。シリエも言ってみて』
「……はい」
『うん、すごくいいね。じゃあ、次はぼくの言うことをしっかり聞いてね』
ロマーノは満足そうにうなずく。少女は再び襲いかかる睡魔に抵抗しながら、ロマーノの言葉を聞き取ろうとする。
『シリエ。体を見つけて、精神と体が一つに戻ったら』
『うん……』
「―――、――――――――」
少女はロマーノの声をしっかりと聞き取ったが、それがどんな意味なのかは理解できなかった。いまにもとんでいきそうな意識を必死に止めている少女に、ロマーノはにっこりと笑いかける。
『ぼくと、結婚してください……と言いました』
『へっ』
その瞬間、少女の意識は一気に浮上した。笑顔のロマーノを何度も見返し、胸に手を当てる。あるはずのない心臓が高鳴るような錯覚に少女は困惑する。
『シリエ、慌てちゃってかわいい』
『ちょ、ちょっと、ロマーノがなにを言っているかわからない』
『意味はちゃんと教えたでしょう?』
『そうだけど……』
『いまさら、とぼけるの?』
少女はロマーノの真剣なまなざしに言葉を失う。まだ幼子だったころから共に過ごしているうちに、ロマーノが自分を見つめる目も、語りかける言葉も、少しずつ変化していたことには気づいていた。
少女にとってロマーノが特別なように、ロマーノにとっても少女は特別なのだ。
『……私、はいしか教えてもらってないんだけど。いいえは?』
『教えない』
ロマーノはいたずらっぽく笑う。美しく、格好良く成長したのに、その笑顔は子どものようでかわいい。
『……私、いつの間にか結婚していたのよね?』
『大丈夫、ちゃんと別れさせてあげるから』
少女は望んで結婚したわけではないし、その結婚のせいでこうなったのだ。そもそも相手は生物ですらなさそうなのだから、別れられるのなら願ったり叶ったりだ。
しかし、ロマーノとの結婚は別の話だ。
『わたしなんか……』
『ぼくはシリエから勇気をもらったから、いま、ここにいられるんだ』
ロマーノは兄との関係が改善されたことで、いまがあるという。少女にとってはたいしたことではなかったが、幼いロマーノにとって、兄と向き合うことは大きな勇気が必要だったのだろう。
『ずっと、大好きなんだ。ぼくはシリエに触れたい。抱きしめたいし……抱きしめてほしい』
抱きしめようとしても、すり抜けてしまう体だ。抱きしめられることもない。そんなものだと諦めていたが、本当はちゃんと抱きしめたかったし、抱きしめられてみたかった。
『シリエも、そう思うでしょう?』
ロマーノの言う通りだった。少女は答えなかったが、ロマーノはすでにわかっているのだろう。
「ぼくと、結婚してください」
その声は、男性らしい低い声だ。初めて会ったときはかわいらしい子どもの声だったというのに、ロマーノはいつの間にか成長して立派な男性になっていた。
ロマーノは少女を置いて成長した。しかし、叶うのなら。
(……一緒に、歳をとりたい)
同じ時間を過ごし、歳を重ねていきたい。そのために、少女はいままでに思ったことがないほど、強く体に戻りたいと願望を抱いた。
「はい」
少女はロマーノの言葉に応える。ロマーノはうれしそうに笑い、頬を、耳を赤くする。少女は顔を赤くすることはできなかったが、胸はそこに心臓があるかのように高鳴っていた。
ロマーノは少女を抱きしめるように腕を回す。格好だけだが、これが本当になれば良いのにと少女は願っていた。
『……ごめんね、ロマーノ。本当に眠くて……』
二人を割くように、強烈な睡魔が少女を襲う。その時、少女はこのまま眠りにつくと二度と起きられない気がした。
『シリエ、だめだ』
ロマーノのすがるような言葉が伝わる。少女もこのまま眠りたくないと抗うが、睡魔はその想いすら飲み込もうとしていた。
『名前……私の名前……』
名前さえわかれば、ロマーノは少女の体を見つけられるという。なんとか思い出そうとするが、思考はどんどん鈍くなっていく。
『……あ』
ひらひらと、淡い紅色の花びらが落ちてきて、少女の体をすり抜けた。懐かしいと感じた、この木。
『桜……私、サクラだ……!』
自分の名の由来となったこの木のことを思い出し、少女は真名を思い出した。それと同時に、なにかに引かれるように意識が遠のいていく。
「シリエ!」
ロマーノの焦る声を最後に、サクラは暗闇に包まれた。完全に意識が沈む直前に、ロマーノの言葉が届く。
『覚えていて。ぼくはエラルドだ。サクラ、言質はとったからね』
◆
(あれ……)
視界は真っ暗で、なにも聞こえない。体はまったく動かせず、まるで水の中を揺蕩うような不思議な感覚だった。
(……私、どうしてここにいるんだろう)
なにもできず、なにもわからず、彼女はぼんやりとした頭でなにかを思い出そうとしていた。
(わからない……)
思い出せることはすべて曖昧で、断片的なものばかり。しかし、ひらひらと舞う淡い紅色の花びらと、その下で笑っているだれかの姿だけははっきり思い出せた。
(あの人……)
それがだれなのかは思い出せない。けれどもその姿を思い出すだけで、胸が熱くなるのがわかった。
(……会いたい)
真っ暗な世界で見つけた、光のような存在。彼に会いたい、その想いが大きくふくらんでいくが、目を開くことも、口を開くことも、手も足も動かすことができなかった。
(会いたいよ!)
彼女が強く願ったその瞬間、真っ暗で静かな世界に亀裂が走った。ガラスが割れるような音が響き、次いで勢いよく水が流れる音がする。揺蕩う感覚が失われて体が倒れ込みそうになるが、なにかが彼女の体を支えた。
「っげほ、……げほ、っは……」
口から液体を吐き出し、咳き込む。苦しげに咳き込む彼女の体を、柔らかな布が包んだ。
「サクラ」
どこかで聞いたことのある声に、少女は顔を上げる。ゆっくりとまぶたを上げると、彼女の目にやさしげにほほ笑む男性の姿が映った。
さらさらな金色の髪と碧い目をした、とても美しい男性だ。彼女はその男性を知っている。
「……エラルド」
かすれた声で、サクラは彼の名を呼んだ。エラルドはうれしそうに目を細めて笑うと、サクラの唇に口づける。突然のことに呆気にとられたサクラだが、重ねた唇からなにか熱いものが流れ込んでくるのを感じて混乱した。
(ちょっとまって、なにが……)
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