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第4章 煉瓦街
4 社長の涙
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深沢さんと土屋議員とは、東京横浜毎日新聞社の本局で落ち合うことになっていた。
数寄屋橋の斜向かいの印刷屋から、ガッタンガッタンと輪転機を回す音がひびいている。
その隣が、目指す新聞社だった。
煉瓦造りの二階建てで、間口は六間ほど。中央の玄関の上に大きく「東京横浜毎日新聞」と書かれた看板が出ている。
左右に三つずつある四角い大きな硝子窓が、壕の石垣や、上から枝を延ばしている松を明るく映していた。
入口横の「嚶鳴社」とある木札の横には今日の新聞が貼り出してあって、小脇に本を抱え素足に下駄を穿いた書生と、洋服に山高帽の紳士が立ち止って読んでいた。
石段を数段上がって玄関から入ると中は土間が続いており、正面には腰上の高さの細長い卓台が置かれていた。
奥には十人ほどの男がいて算盤をはじいたり、書類整理をしている。
さらに奥では、数人が棚と対面して細い判子のようなものを頻りに差し込んでいた。
建物右端には階段があり、そこからは土足無用で上草履が壁側の下駄箱に用意されていた。
「こんにちは。深沢と申します。父が先に、こちらに来ているはずなんですが……」
誰もこちらを振り向かない。
「すみません!」
権八が叫ぶと、話し込んでいた手前のふたりがようやく気付いてこちらを見た。
「ああ、深沢さんね。来ておられるよ。二階」
うちのひとりが、人差し指で上を差した。
二階は通りに面した大部屋と、廊下を挟んで二部屋の計三部屋に分かれていた。
大部屋の入口は開け放たれ、中の様子が見えた。
大きな机に加えて幾つかの小机があり、いずれも紋付の羽織を纏った記者らしい男が忙しそうに働いていた。
ある者は町人の話をうるさそうに聞き、ある者は涙拭う老婆から更に話を聞き出そうとしている。
鼻と上唇で筆を挟みながら紙を睨んでいる者もいた。
反対側は奥に社長室、手前に応接室の木札が出ていた。
応接室の前には、蓋の部分に寿司屋の名がある重箱が三段重ねされている。
中からは深沢さんと土屋議員の声に混じり、ひときわ大きな声が響いていた。声の主が沼間社長らしい。
部屋の中で声がしなくなったと思ったら、次の瞬間バタンと戸が開いた。
「だれ?」
沼間社長は目がぎょろっと大きく、鼻も堂々としている。
四十前後に見え、黒髪がフサフサとしていて眉が太かった。
「おうおう、倅です。こちらは千葉さん。小学校で先生をしておられます。それから……」
深沢さんが席を立って紹介するが早いか、沼間社長はすぐ状況を把握したようだった。
「やあこれは失敬、失敬。御婦人もおられるとは。まあ、入って。誰か客人にお茶を!」
「ああどうぞ、気ぃ使わんでけらい」
私の言葉を聞くなり、沼間社長は「ほう」という顔をした。
「御出身は奥州かな? 懐かしい訛りだ。まあ、座って」
懐かしい訛り……という言葉だけが、少し小声だった。
私達が席に坐ると沼間社長は、自分が旗本の子として江戸に生まれ、指揮官として会津や庄内において新政府軍と交戦したと語った。仙台訛りを懐かしいと感じるのは、それが理由のようだった。
「会津の戦いは、悲惨だったそうですなあ」
土屋議員の言葉に沼間社長は少しの間、口を真一文字に結んで天を見上げた。
「それなのに私は、最後まで徹底抗戦を主張した。……言葉というのは便利ですな。指揮官だった者が振り返って言うと、なにやら任務をまっとうしたようにも聞こえる」
私はそれ以上、何も聞きたくなかった。
沼間社長がかつて多くの部下を、結果的に死に追いやったのは間違いないだろう。
ちょうど社員が茶を持って入ってきてほっとした。
「この娘さんは、薬を作るのがお得意でしてね。東京の、その道一筋の医者が薬を作るところを見せてもらったらいいんじゃねえかと思って、話をつけてあるんっすよ」
理久は深沢さんの話を聞くなり激しく手を横に振った。
「えっ! 私、そんなお話、聞いてないけど」
「理久さん。折角の機会だ。お行きなさい。百聞は一見に如かずってね」
土屋議員が同意を求めるかのように沼間社長を見ると、沼間社長は窓硝子が共振しそうなほどよく通る声で応えた。
「それは結構なことだ。医術の心得ある女性が増えてこそ、文明開化の世の中になった証です。先月、珍しい客から演説を聞きたいと要望がありましてね。なんと芸者衆ですよ。我が社中の者がこれほど張り切ったことはない!」
沼間社長は茶の残りを一気に飲み干すと、豪快に笑った。
「私が政治向きの話をしたんですが、小難しくなってくると舟こぎだす姉さん方が続出しましてね。頭がぐらっと揺れて、うなじが見える。すると目を奪われて、今まで何を話してたか忘れてしまうわけです。でも別の者が、西洋婦人の暮らしぶりや向こうの医学の発達具合なんかについて話をすると、興味津々で聞いている。うなじもいいですが、やっぱり見つめられるに越したことはないですな」
それを聞いた深沢さんと土屋議員は愉快そうに笑ったが、理久は緊張した面持ちのままだった。
新聞社を出たあと、理久は深沢さんに連れられて杉山という漢方医の所へ行った。
土屋議員と権八と私は、沼間社長に誘われて松田屋で夕食をとった。
松田屋は牛鍋屋で、擬宝珠のある橋が廊下になっていたり、壁に硝子槽を埋め込んで金魚を泳がすなどして人気があった。
同店には大会のために上京してきた地方の代表者たちもいたので、沼間社長から紹介された。
中には函館屋で見たと思しき顔もあった。
夜遅く宿泊先の三浦屋旅館に入ると、理久と深沢さんは先に到着しており、驚いたことに武原村の篠山平左衛門夫婦と囲炉裏端で談笑していた。
平左衛門は貸本屋業の傍ら新聞縦覧所も経営しようと考え、東京に下見に来たという。
理久は杉山医院を出たあと、深沢さんに連れられてとある新聞縦覧所に行き、そこで待っていたのが平左衛門夫婦だった。
私は八か月ぶりだが、理久と平左衛門は実に九年ぶりの再会だった。これも深沢さんが仕組んでいたに違いない。
理久は平左衛門を兄のように慕っていた。妻の房とも気が合うようで、湯から上がった後もあれこれと昔話をしていた。
私と顔を合わすと、理久は杉山医院で出会った娼婦の話をしてくれた。
「離れの部屋に寝かされてたの。明らかに梅毒が進行していた。体中に赤黒い腫物ができていて口からヨダレを垂らしていたわ。きっと軽粉しか飲まされていないんだと思う。あんな劇薬じゃなくて穏やかに効く薬があるのに……」
梅毒は死に至る性病として恐れられている。軽粉とは水銀粉をさし、一番即効性があるとされていた。
「長患いされても商売上がったりだと医者に思われたのがもしんねな。その緩やかに効く薬っでのは高いんでねのが?」
「山帰来(さんきらい)っていう薬で買うと高いけど、植物の根からできてるから素人だって作れなくはないわ。せめて付き添っていた女の人に知らせてあげようと思って、この宿に戻る前に杉山医院にまた行ってみたんだけど、二人ともいなくなってたの」
「二人とも?」
「付き添ってたお駒さんて人が自分の家へ連れ帰ったって。呻き声が酷くて、周りの患者から迷惑がられてたみたい。引き止めても、あとは自分が看取るからと言って聞かなかったんですって」
「その女は自分の家があんのが?」
「居所はわからなかったけど、普段は松田屋で仲居をしてると聞いたわ。だから明日店が開く頃に、松田屋に行ってみようと思うの。その後で、平左衛門兄さんたちと一緒に日本橋の浜町へ行ってみるつもり。品川県庁のあったところ……」
10年前のあの時、十三歳の理久が亡父と共に立った場所……。
理久はくるりと私を見ると、ありったけの微笑みを作ってみせた。
私はただ頷くことしかできなかった。
数寄屋橋の斜向かいの印刷屋から、ガッタンガッタンと輪転機を回す音がひびいている。
その隣が、目指す新聞社だった。
煉瓦造りの二階建てで、間口は六間ほど。中央の玄関の上に大きく「東京横浜毎日新聞」と書かれた看板が出ている。
左右に三つずつある四角い大きな硝子窓が、壕の石垣や、上から枝を延ばしている松を明るく映していた。
入口横の「嚶鳴社」とある木札の横には今日の新聞が貼り出してあって、小脇に本を抱え素足に下駄を穿いた書生と、洋服に山高帽の紳士が立ち止って読んでいた。
石段を数段上がって玄関から入ると中は土間が続いており、正面には腰上の高さの細長い卓台が置かれていた。
奥には十人ほどの男がいて算盤をはじいたり、書類整理をしている。
さらに奥では、数人が棚と対面して細い判子のようなものを頻りに差し込んでいた。
建物右端には階段があり、そこからは土足無用で上草履が壁側の下駄箱に用意されていた。
「こんにちは。深沢と申します。父が先に、こちらに来ているはずなんですが……」
誰もこちらを振り向かない。
「すみません!」
権八が叫ぶと、話し込んでいた手前のふたりがようやく気付いてこちらを見た。
「ああ、深沢さんね。来ておられるよ。二階」
うちのひとりが、人差し指で上を差した。
二階は通りに面した大部屋と、廊下を挟んで二部屋の計三部屋に分かれていた。
大部屋の入口は開け放たれ、中の様子が見えた。
大きな机に加えて幾つかの小机があり、いずれも紋付の羽織を纏った記者らしい男が忙しそうに働いていた。
ある者は町人の話をうるさそうに聞き、ある者は涙拭う老婆から更に話を聞き出そうとしている。
鼻と上唇で筆を挟みながら紙を睨んでいる者もいた。
反対側は奥に社長室、手前に応接室の木札が出ていた。
応接室の前には、蓋の部分に寿司屋の名がある重箱が三段重ねされている。
中からは深沢さんと土屋議員の声に混じり、ひときわ大きな声が響いていた。声の主が沼間社長らしい。
部屋の中で声がしなくなったと思ったら、次の瞬間バタンと戸が開いた。
「だれ?」
沼間社長は目がぎょろっと大きく、鼻も堂々としている。
四十前後に見え、黒髪がフサフサとしていて眉が太かった。
「おうおう、倅です。こちらは千葉さん。小学校で先生をしておられます。それから……」
深沢さんが席を立って紹介するが早いか、沼間社長はすぐ状況を把握したようだった。
「やあこれは失敬、失敬。御婦人もおられるとは。まあ、入って。誰か客人にお茶を!」
「ああどうぞ、気ぃ使わんでけらい」
私の言葉を聞くなり、沼間社長は「ほう」という顔をした。
「御出身は奥州かな? 懐かしい訛りだ。まあ、座って」
懐かしい訛り……という言葉だけが、少し小声だった。
私達が席に坐ると沼間社長は、自分が旗本の子として江戸に生まれ、指揮官として会津や庄内において新政府軍と交戦したと語った。仙台訛りを懐かしいと感じるのは、それが理由のようだった。
「会津の戦いは、悲惨だったそうですなあ」
土屋議員の言葉に沼間社長は少しの間、口を真一文字に結んで天を見上げた。
「それなのに私は、最後まで徹底抗戦を主張した。……言葉というのは便利ですな。指揮官だった者が振り返って言うと、なにやら任務をまっとうしたようにも聞こえる」
私はそれ以上、何も聞きたくなかった。
沼間社長がかつて多くの部下を、結果的に死に追いやったのは間違いないだろう。
ちょうど社員が茶を持って入ってきてほっとした。
「この娘さんは、薬を作るのがお得意でしてね。東京の、その道一筋の医者が薬を作るところを見せてもらったらいいんじゃねえかと思って、話をつけてあるんっすよ」
理久は深沢さんの話を聞くなり激しく手を横に振った。
「えっ! 私、そんなお話、聞いてないけど」
「理久さん。折角の機会だ。お行きなさい。百聞は一見に如かずってね」
土屋議員が同意を求めるかのように沼間社長を見ると、沼間社長は窓硝子が共振しそうなほどよく通る声で応えた。
「それは結構なことだ。医術の心得ある女性が増えてこそ、文明開化の世の中になった証です。先月、珍しい客から演説を聞きたいと要望がありましてね。なんと芸者衆ですよ。我が社中の者がこれほど張り切ったことはない!」
沼間社長は茶の残りを一気に飲み干すと、豪快に笑った。
「私が政治向きの話をしたんですが、小難しくなってくると舟こぎだす姉さん方が続出しましてね。頭がぐらっと揺れて、うなじが見える。すると目を奪われて、今まで何を話してたか忘れてしまうわけです。でも別の者が、西洋婦人の暮らしぶりや向こうの医学の発達具合なんかについて話をすると、興味津々で聞いている。うなじもいいですが、やっぱり見つめられるに越したことはないですな」
それを聞いた深沢さんと土屋議員は愉快そうに笑ったが、理久は緊張した面持ちのままだった。
新聞社を出たあと、理久は深沢さんに連れられて杉山という漢方医の所へ行った。
土屋議員と権八と私は、沼間社長に誘われて松田屋で夕食をとった。
松田屋は牛鍋屋で、擬宝珠のある橋が廊下になっていたり、壁に硝子槽を埋め込んで金魚を泳がすなどして人気があった。
同店には大会のために上京してきた地方の代表者たちもいたので、沼間社長から紹介された。
中には函館屋で見たと思しき顔もあった。
夜遅く宿泊先の三浦屋旅館に入ると、理久と深沢さんは先に到着しており、驚いたことに武原村の篠山平左衛門夫婦と囲炉裏端で談笑していた。
平左衛門は貸本屋業の傍ら新聞縦覧所も経営しようと考え、東京に下見に来たという。
理久は杉山医院を出たあと、深沢さんに連れられてとある新聞縦覧所に行き、そこで待っていたのが平左衛門夫婦だった。
私は八か月ぶりだが、理久と平左衛門は実に九年ぶりの再会だった。これも深沢さんが仕組んでいたに違いない。
理久は平左衛門を兄のように慕っていた。妻の房とも気が合うようで、湯から上がった後もあれこれと昔話をしていた。
私と顔を合わすと、理久は杉山医院で出会った娼婦の話をしてくれた。
「離れの部屋に寝かされてたの。明らかに梅毒が進行していた。体中に赤黒い腫物ができていて口からヨダレを垂らしていたわ。きっと軽粉しか飲まされていないんだと思う。あんな劇薬じゃなくて穏やかに効く薬があるのに……」
梅毒は死に至る性病として恐れられている。軽粉とは水銀粉をさし、一番即効性があるとされていた。
「長患いされても商売上がったりだと医者に思われたのがもしんねな。その緩やかに効く薬っでのは高いんでねのが?」
「山帰来(さんきらい)っていう薬で買うと高いけど、植物の根からできてるから素人だって作れなくはないわ。せめて付き添っていた女の人に知らせてあげようと思って、この宿に戻る前に杉山医院にまた行ってみたんだけど、二人ともいなくなってたの」
「二人とも?」
「付き添ってたお駒さんて人が自分の家へ連れ帰ったって。呻き声が酷くて、周りの患者から迷惑がられてたみたい。引き止めても、あとは自分が看取るからと言って聞かなかったんですって」
「その女は自分の家があんのが?」
「居所はわからなかったけど、普段は松田屋で仲居をしてると聞いたわ。だから明日店が開く頃に、松田屋に行ってみようと思うの。その後で、平左衛門兄さんたちと一緒に日本橋の浜町へ行ってみるつもり。品川県庁のあったところ……」
10年前のあの時、十三歳の理久が亡父と共に立った場所……。
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