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エピローグ
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フレデリクが王太子となってから十年程月日が経った。
ローサとフレデリクは結婚をして、双子の子どもを授かった。
男の子と女の子で、名前はミカルスとエルリッサだ。
ローサは二人合わせて、ミカエルよ! 高貴な名前! と喜んでいた。
「ミカルス、エルリッサ。ドウバナちゃんに会いに行きましょう」
「わーい! おかあさま、いきたーい」
五歳になる二人は喜んでローサについて行った。
興奮する双子をなだめたのは、ローサの侍女になったリタだ。
ローサ達が温室に着くと、ドウバナちゃんとアンソニーが迎え入れてくれた。
「わー! ドウバナちゃん、ひさしぶり。あっ、サーモンとネギトロもげんきだった?」
ミカルスは、ドウバナちゃんの所に走って行って声を掛けた。
それを追いかけているのは、エルリッサだ。
「おにいちゃま、まってー」
ドウバナちゃんとサーモンとネギトロは、ローサ達を歓迎しているようで体をくねらせていた。
「サーモンもネギトロもおっきくなったね」
「そうね。いつか、ミカルスよりも大きくなるかもね」
「そんなことないもん!」
ミカルスは怒った顔をした。
ドウバナちゃんの子どものサーモンとネギトロは日々成長していた。
ちなみに名付けたのはローサだ。
「ここにいたのか」
現れたのはフレデリクだった。
「わー! おとうちゃまだ」
嬉しそうにフレデリクに抱き着いたエルリッサ。
「おとうちゃまじゃなくて、おとうさまだよ」
出遅れたミカルスは、悔しそうに言った。
ミカルスはローサに抱きつこうとするが、ローサのお腹を見て諦めた。
ローサは身籠っていた。
「ミカルスおいで」
フレデリクはエルリッサを片手で抱くと、ミカルスを呼んだ。
フレデリクに抱っこをされて、やっと笑顔を見せたミカルス。
ローサは幸せそうに自分のお腹を撫でてから、フレデリク達を見た。
「結局たいして面白い事もなく終わったか」
悪魔のあーくんはつまらなそうに、雲の上からローサ達を眺めていた。
「面白くないと言う割には、気にかけていたように思いますが」
あーくんが振り返ると後ろに居たのは死神だった。
「小娘がいつ殺されるのか楽しみにしていただけだ」
「第一王子が諦めた時点で、ローサフェミリアさんは安全だったと思いますが……」
「ふん。人はいつ死ぬのか分からないのだ。それにしても、あの小僧と結局くっつくのは実に不愉快だ。中身を入れ替えたのに小僧とくっつくとはな」
「そうですね。人間の縁とは不思議なものです。あの双子も生まれるべくして生まれた。しかし、子どもは確か二人の予定でしたが」
「ふん。ガキが一人増えた所で何も面白い事などない」
あーくんは雲の上にドカっとあぐらをかいた。
「……そうですか。そうでしょうね」
「腹の中のガキが殺人鬼にでもなれば話は別だがな。…………殺人鬼! くっくっくッ。よし。ガキが立派な殺人鬼に育つまで見守る事にするか」
「立派な殺人鬼ってなんですか? どうでも良いですが、次は私の邪魔はしないでくださいね」
死神は呆れた顔をしてから、あーくんのもとを去って行った。
死神が消えたのを確認したあーくんは、頬杖をついてローサ達の方を見た。
あーくんは今だに昔ローサに買って貰った服を着ていたのだった。
おわり
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ローサとフレデリクは結婚をして、双子の子どもを授かった。
男の子と女の子で、名前はミカルスとエルリッサだ。
ローサは二人合わせて、ミカエルよ! 高貴な名前! と喜んでいた。
「ミカルス、エルリッサ。ドウバナちゃんに会いに行きましょう」
「わーい! おかあさま、いきたーい」
五歳になる二人は喜んでローサについて行った。
興奮する双子をなだめたのは、ローサの侍女になったリタだ。
ローサ達が温室に着くと、ドウバナちゃんとアンソニーが迎え入れてくれた。
「わー! ドウバナちゃん、ひさしぶり。あっ、サーモンとネギトロもげんきだった?」
ミカルスは、ドウバナちゃんの所に走って行って声を掛けた。
それを追いかけているのは、エルリッサだ。
「おにいちゃま、まってー」
ドウバナちゃんとサーモンとネギトロは、ローサ達を歓迎しているようで体をくねらせていた。
「サーモンもネギトロもおっきくなったね」
「そうね。いつか、ミカルスよりも大きくなるかもね」
「そんなことないもん!」
ミカルスは怒った顔をした。
ドウバナちゃんの子どものサーモンとネギトロは日々成長していた。
ちなみに名付けたのはローサだ。
「ここにいたのか」
現れたのはフレデリクだった。
「わー! おとうちゃまだ」
嬉しそうにフレデリクに抱き着いたエルリッサ。
「おとうちゃまじゃなくて、おとうさまだよ」
出遅れたミカルスは、悔しそうに言った。
ミカルスはローサに抱きつこうとするが、ローサのお腹を見て諦めた。
ローサは身籠っていた。
「ミカルスおいで」
フレデリクはエルリッサを片手で抱くと、ミカルスを呼んだ。
フレデリクに抱っこをされて、やっと笑顔を見せたミカルス。
ローサは幸せそうに自分のお腹を撫でてから、フレデリク達を見た。
「結局たいして面白い事もなく終わったか」
悪魔のあーくんはつまらなそうに、雲の上からローサ達を眺めていた。
「面白くないと言う割には、気にかけていたように思いますが」
あーくんが振り返ると後ろに居たのは死神だった。
「小娘がいつ殺されるのか楽しみにしていただけだ」
「第一王子が諦めた時点で、ローサフェミリアさんは安全だったと思いますが……」
「ふん。人はいつ死ぬのか分からないのだ。それにしても、あの小僧と結局くっつくのは実に不愉快だ。中身を入れ替えたのに小僧とくっつくとはな」
「そうですね。人間の縁とは不思議なものです。あの双子も生まれるべくして生まれた。しかし、子どもは確か二人の予定でしたが」
「ふん。ガキが一人増えた所で何も面白い事などない」
あーくんは雲の上にドカっとあぐらをかいた。
「……そうですか。そうでしょうね」
「腹の中のガキが殺人鬼にでもなれば話は別だがな。…………殺人鬼! くっくっくッ。よし。ガキが立派な殺人鬼に育つまで見守る事にするか」
「立派な殺人鬼ってなんですか? どうでも良いですが、次は私の邪魔はしないでくださいね」
死神は呆れた顔をしてから、あーくんのもとを去って行った。
死神が消えたのを確認したあーくんは、頬杖をついてローサ達の方を見た。
あーくんは今だに昔ローサに買って貰った服を着ていたのだった。
おわり
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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