落ちこぼれ魔法使い見習いのアイリーン

ねむ太朗

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26. 森の奥深く

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 シルフィーさんのお友達…………いや、取り巻きかもしれない。になってから、放課後に美味しいものを食べに一緒に出掛けたりしていた。

「今から封印の遺跡を見に行きたいんだけど、一緒に行ってくれるかしら」

「はい。喜んで!」

「仕方ない。俺も一緒に行ってやろう」

「ちょっと、どころから湧いて出たのよ」

「虫みたいな扱いするなよ。隣の席にずっと座ってただろ」

「二人共仲が良いねー」

 私とジーンの口喧嘩が始まると、いつもの如くすっと現れたユースチスくん。
 ユースチスさんと呼ばれるのは嫌らしい。

「私は、何人増えようが構いませんわよ」

「カールセンさんに誘われたなら僕も行くしかないですね。ご一緒しましょう」

「私は誘ったつもりはありませんが……まあ、よろしくってよ」

「ほら。決まったな。行くぞアイリーン」

 何故か歩き始めた三人。置いて行かれそうになり、私は慌てて追いかけた。

 おかしい。シルフィーさんに誘われたのは私だったはずなのに、何故か置いて行かれている。


 森までは子爵家の馬車で送ってもらえた。
 森の中は歩いて移動をする。

「森の奥深くって言っていたけれど、何処なのかしら」

「プラント先生の説明だと、この森で合っているのかも疑問ですね」

「ユースチス。王都に森は一つしか無いのだからここだろう? 黒龍の被害にあったのは王都だけなのだから、石碑も王都から一番近い森だと思うぞ」

「なるほど。となると、やはりこの森なのか」

 シルフィーさんの疑問に答えたジーンとユースチスくんは、話しながらどんどんと進んで行く。

 今はカロリーナさんの家の近くを過ぎたあたりだろうか。
 森へ入ったばかりの頃はちらほらと人が居たが、ここまで来ると人気がない。

「奥深くって、何処まで行くのかな」

 私の呟きに誰も答える事はなかった。
 それからさらに無言になって歩く事数十分。森の中にあるひらけた場所に出た。

「うわー。森の中より明るいね」

「ここも森の中だけどな。アイリーン、あれじゃないのか?」

「あの、岩の事?」

 ジーンが指さした方向には、大きな岩があった。
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