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第二話「夕凪堂の店員、はじめます」
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「モノたちの……声……?」
奏は、紬の言葉を鸚鵡返しにした。信じられなかった。神様の声が聞こえなくなった代わりに、今度はガラクタ同然の古道具たちが自分に話しかけてくるなど、そんな馬鹿な話があるだろうか。
混乱する奏をよそに、紬は落ち着き払った様子で、こくりと頷いた。
「そうじゃ。この世の万物には、長く人の傍にあり、大切にされることで魂が宿る。付喪神という言葉を知っておるか? わらわも、この店にある道具たちの想いが集まって形を成したもの。いわば、付喪神のなりかけ、のようなものじゃ」
紬はこともなげに言い放った。その言葉が、奏の胸にすとんと落ちる。目の前の少女が放つ、人間離れした静謐な雰囲気の理由が、それでようやく理解できた気がした。
「そしてお主には、そのモノたちに宿った記憶や想いを、声として聞く力がある。神の声を聞く力とは、似て非なるものじゃが……その力、行き場をなくしているのではないか?」
紬の黒い瞳が、奏の心の奥底まで見透かしているようだった。
そうだ、と奏は思った。自分は力を失い、家を、居場所を、存在意義の全てを失った。空っぽの自分に、一体何が残っているというのか。
「お主さえ良ければ、ここで働いてみんか? 住み込みで構わん。食事も用意しよう。その代わり、お主の力を貸してほしいのじゃ」
「僕の……力を?」
「うむ。ここには、様々な事情を抱えた客が、訳ありの品を持ち込んでくる。モノの声を聞き、その記憶を辿って、持ち主の心を解きほぐす。それが、夕凪堂の仕事じゃ」
それは、神様のお告げを人々に伝えることとは全く違う仕事だった。けれど、誰かの心を助けるという点では、どこか似ているのかもしれない。絶望の淵にいた奏にとって、それはまるで蜘蛛の糸のように思えた。
「……僕で、いいんですか? 神様にも見放された、出来損ないなのに」
「神がどう判断したかなど、わらわには関係ない。わらわは、お主のその耳を必要としておる。それだけじゃ」
紬のきっぱりとした言葉に、胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じた。
こくり、と奏が頷くと、紬は満足そうに微笑んだ。その時、奏の足元に、ふわりと柔らかい何かがすり寄ってきた。見ると、いつの間にいたのか、一匹の三毛猫が喉を鳴らしながら奏を見上げている。
「にゃあ」
「おや、琥珀。挨拶がまだじゃったな」
「琥珀?」
「いかにも。俺がこの店の番頭、琥珀様だ。新入り、よろしく頼むぜ」
しゃ、喋った!?
猫が流暢な人間の言葉を話したことに驚き、奏は思わず飛び上がった。三毛猫──琥珀は、そんな奏を呆れたように見つめ、ふん、と鼻を鳴らす。
「驚きすぎだ、人間。付喪神がいるくらいだ、猫又の一匹くらい、どうってことないだろう」
「ね、猫又……」
「琥珀は、わらわよりもずっと年上でのう。頼りになる相棒じゃ」
紬が楽しそうに説明する。付喪神の少女に、喋る猫又。そして、モノの声が聞こえる自分。ここはまるで、おとぎ話の世界のようだ。
しかし、不思議と嫌な気はしなかった。むしろ、冷たい雨の世界から、温かい暖炉のある部屋に招き入れられたような、安堵感があった。
こうして、奏の夕凪堂での新しい生活が始まった。
紬に案内された二階の部屋は、六畳ほどの簡素な和室だったが、掃除が行き届いており、日当たりも良く、落ち着ける空間だった。
食事は、紬が作る素朴ながらも滋味深い和食か、あるいは近所にある「まんぷく食堂」の出前を取ることが多かった。特に、そこの生姜焼き定食は絶品で、奏のささやかな楽しみの一つになった。
そして、夕凪堂の店員としての最初の仕事が、数日後に舞い込んできた。
からん、と鈴の音を鳴らして入ってきたのは、孫娘らしき少女に手を引かれた、品の良い老婦人だった。彼女は、少し申し訳なさそうに、古びた木製のオルゴールをカウンターに置いた。
「あの、これ、祖母の物なのですが……鳴らなくなってしまって。どこに持って行っても、部品が古すぎて直せないと断られてしまって……」
少女が言うには、そのオルゴールは老婦人が亡き夫から初めて贈られた、思い出の品なのだという。
奏がそのオルゴールにそっと手を触れると、途端に、切ない声が頭の中に響いてきた。
(……思い出せない……あの曲を……あの人と約束した、大切な曲なのに……)
声の主は、オルゴール自身だった。長い年月の中で、持ち主である老婦人の記憶が薄れていくと共に、オルゴール自身もその記憶を失いかけているようだった。
奏は、老婦人に向き直る。
「あの、差し支えなければ、このオルゴールにまつわるお話を、もう少し聞かせてもらえませんか? 旦那様との、思い出を」
奏に促され、老婦人はぽつりぽつりと話し始めた。それは、若き日の夫との甘酸っぱい恋の物語だった。初めてのデート、交わした言葉、そして、丘の上で夕日を見ながら、このオルゴールを贈られた日のこと。
老婦人が話すたびに、オルゴールから聞こえる声も、少しずつ鮮明になっていく。断片的だった記憶の映像が、パズルのピースがはまるように繋がっていくのが分かった。
(そうだ……あの丘だ……夕焼けに染まる街を見下ろしながら……あの人が……)
奏は、オルゴールの声に導かれるまま、内部の錆びついた部品を慎重に動かした。すると、カチリ、と小さな音がして、止まっていた歯車がゆっくりと噛み合う。
奏がそっとネジを巻くと、止まっていたはずのオルゴールから、懐かしくも美しいメロディーが流れ出した。それは、この街で古くから歌い継がれている、愛の歌だった。
「まあ……! この曲……」
老婦人の瞳から、大粒の涙が溢れた。忘れていた、夫との大切な思い出の曲。その音色は、閉ざされていた彼女の心の扉を優しく開けてくれた。
「ありがとう、ありがとうねえ、お兄さん」
何度も頭を下げる老婦人とその孫娘を店の外まで見送ると、隣に立っていた紬が、そっと奏に言った。
「どうじゃったかな? 夕凪堂の仕事は」
「……はい。なんだか、すごく……温かい気持ちになりました」
神様のように、多くの人を一度に救うことはできないかもしれない。けれど、目の前の一つのモノと、一人の人間の心に寄り添うことはできる。
奏は、自分の新しい力に、小さな誇りを感じ始めていた。失ったものばかりを数えていた心に、温かい光が差し込んだような、そんな午後だった。
奏は、紬の言葉を鸚鵡返しにした。信じられなかった。神様の声が聞こえなくなった代わりに、今度はガラクタ同然の古道具たちが自分に話しかけてくるなど、そんな馬鹿な話があるだろうか。
混乱する奏をよそに、紬は落ち着き払った様子で、こくりと頷いた。
「そうじゃ。この世の万物には、長く人の傍にあり、大切にされることで魂が宿る。付喪神という言葉を知っておるか? わらわも、この店にある道具たちの想いが集まって形を成したもの。いわば、付喪神のなりかけ、のようなものじゃ」
紬はこともなげに言い放った。その言葉が、奏の胸にすとんと落ちる。目の前の少女が放つ、人間離れした静謐な雰囲気の理由が、それでようやく理解できた気がした。
「そしてお主には、そのモノたちに宿った記憶や想いを、声として聞く力がある。神の声を聞く力とは、似て非なるものじゃが……その力、行き場をなくしているのではないか?」
紬の黒い瞳が、奏の心の奥底まで見透かしているようだった。
そうだ、と奏は思った。自分は力を失い、家を、居場所を、存在意義の全てを失った。空っぽの自分に、一体何が残っているというのか。
「お主さえ良ければ、ここで働いてみんか? 住み込みで構わん。食事も用意しよう。その代わり、お主の力を貸してほしいのじゃ」
「僕の……力を?」
「うむ。ここには、様々な事情を抱えた客が、訳ありの品を持ち込んでくる。モノの声を聞き、その記憶を辿って、持ち主の心を解きほぐす。それが、夕凪堂の仕事じゃ」
それは、神様のお告げを人々に伝えることとは全く違う仕事だった。けれど、誰かの心を助けるという点では、どこか似ているのかもしれない。絶望の淵にいた奏にとって、それはまるで蜘蛛の糸のように思えた。
「……僕で、いいんですか? 神様にも見放された、出来損ないなのに」
「神がどう判断したかなど、わらわには関係ない。わらわは、お主のその耳を必要としておる。それだけじゃ」
紬のきっぱりとした言葉に、胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じた。
こくり、と奏が頷くと、紬は満足そうに微笑んだ。その時、奏の足元に、ふわりと柔らかい何かがすり寄ってきた。見ると、いつの間にいたのか、一匹の三毛猫が喉を鳴らしながら奏を見上げている。
「にゃあ」
「おや、琥珀。挨拶がまだじゃったな」
「琥珀?」
「いかにも。俺がこの店の番頭、琥珀様だ。新入り、よろしく頼むぜ」
しゃ、喋った!?
猫が流暢な人間の言葉を話したことに驚き、奏は思わず飛び上がった。三毛猫──琥珀は、そんな奏を呆れたように見つめ、ふん、と鼻を鳴らす。
「驚きすぎだ、人間。付喪神がいるくらいだ、猫又の一匹くらい、どうってことないだろう」
「ね、猫又……」
「琥珀は、わらわよりもずっと年上でのう。頼りになる相棒じゃ」
紬が楽しそうに説明する。付喪神の少女に、喋る猫又。そして、モノの声が聞こえる自分。ここはまるで、おとぎ話の世界のようだ。
しかし、不思議と嫌な気はしなかった。むしろ、冷たい雨の世界から、温かい暖炉のある部屋に招き入れられたような、安堵感があった。
こうして、奏の夕凪堂での新しい生活が始まった。
紬に案内された二階の部屋は、六畳ほどの簡素な和室だったが、掃除が行き届いており、日当たりも良く、落ち着ける空間だった。
食事は、紬が作る素朴ながらも滋味深い和食か、あるいは近所にある「まんぷく食堂」の出前を取ることが多かった。特に、そこの生姜焼き定食は絶品で、奏のささやかな楽しみの一つになった。
そして、夕凪堂の店員としての最初の仕事が、数日後に舞い込んできた。
からん、と鈴の音を鳴らして入ってきたのは、孫娘らしき少女に手を引かれた、品の良い老婦人だった。彼女は、少し申し訳なさそうに、古びた木製のオルゴールをカウンターに置いた。
「あの、これ、祖母の物なのですが……鳴らなくなってしまって。どこに持って行っても、部品が古すぎて直せないと断られてしまって……」
少女が言うには、そのオルゴールは老婦人が亡き夫から初めて贈られた、思い出の品なのだという。
奏がそのオルゴールにそっと手を触れると、途端に、切ない声が頭の中に響いてきた。
(……思い出せない……あの曲を……あの人と約束した、大切な曲なのに……)
声の主は、オルゴール自身だった。長い年月の中で、持ち主である老婦人の記憶が薄れていくと共に、オルゴール自身もその記憶を失いかけているようだった。
奏は、老婦人に向き直る。
「あの、差し支えなければ、このオルゴールにまつわるお話を、もう少し聞かせてもらえませんか? 旦那様との、思い出を」
奏に促され、老婦人はぽつりぽつりと話し始めた。それは、若き日の夫との甘酸っぱい恋の物語だった。初めてのデート、交わした言葉、そして、丘の上で夕日を見ながら、このオルゴールを贈られた日のこと。
老婦人が話すたびに、オルゴールから聞こえる声も、少しずつ鮮明になっていく。断片的だった記憶の映像が、パズルのピースがはまるように繋がっていくのが分かった。
(そうだ……あの丘だ……夕焼けに染まる街を見下ろしながら……あの人が……)
奏は、オルゴールの声に導かれるまま、内部の錆びついた部品を慎重に動かした。すると、カチリ、と小さな音がして、止まっていた歯車がゆっくりと噛み合う。
奏がそっとネジを巻くと、止まっていたはずのオルゴールから、懐かしくも美しいメロディーが流れ出した。それは、この街で古くから歌い継がれている、愛の歌だった。
「まあ……! この曲……」
老婦人の瞳から、大粒の涙が溢れた。忘れていた、夫との大切な思い出の曲。その音色は、閉ざされていた彼女の心の扉を優しく開けてくれた。
「ありがとう、ありがとうねえ、お兄さん」
何度も頭を下げる老婦人とその孫娘を店の外まで見送ると、隣に立っていた紬が、そっと奏に言った。
「どうじゃったかな? 夕凪堂の仕事は」
「……はい。なんだか、すごく……温かい気持ちになりました」
神様のように、多くの人を一度に救うことはできないかもしれない。けれど、目の前の一つのモノと、一人の人間の心に寄り添うことはできる。
奏は、自分の新しい力に、小さな誇りを感じ始めていた。失ったものばかりを数えていた心に、温かい光が差し込んだような、そんな午後だった。
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