3 / 15
第2話「悪役令嬢、ドレスを汚されずに感謝される」
しおりを挟む
初日の教科書事件以来、私はなぜだか周囲の令嬢たちから一目置かれる存在になってしまった。本来の公条院玲奈も学園の女王様的なポジションではあったが、今のそれは畏怖と尊敬が入り混じった、なんとも居心地の悪いものだ。
『どうしてこうなった……』
休み時間になるたびに、「玲奈様、次は何をなさるおつもりですの?」「桜井さんの次の手は、もうお見通しですのよね?」などと期待に満ちた瞳で尋ねられる。私はただ破滅フラグを回避したいだけなのに、なぜかヒロインの策略を打ち砕く軍師か何かだと思われているらしい。
もちろん、桜井ひかりからの風当たりは日に日に強くなっている。すれ違いざまにわざと肩をぶつけてきたり、小さな声で悪態をついてきたり。そのたびに私は持ち前のスルー能力を発揮し、空気のようにやり過ごす。すると、また取り巻きたちが「さすが玲奈様、小物相手には動じない」「格の違いを見せつけていらっしゃる」と勝手に感動してくれるのだから、もうお手上げだ。
そんな私の唯一の癒やしは、相変わらず影のように付き従う護衛、黒瀬隼人だった。私がため息をつけば絶妙なタイミングで好みのハーブティーを差し出し、少しでも眉間にしわを寄せれば「何か問題でも?」と低い声で尋ねてくる。彼は私が公条院玲奈ではないことに気づいているのだろうか。いや、そんなはずはない。でも、転生前のゲームの玲奈は、こんなにも彼に気を配られるような人間ではなかったはずだ。
ある日の放課後、近々開催される財閥主催のパーティーに着ていくドレスを選びに、馴染みの高級衣装店を訪れていた。もちろん隼人も一緒だ。
鏡の前で、店員が持ってきた深紅のドレスに袖を通す。肌の白さが際立つ美しいデザインだが、私の頭に浮かぶのはゲームの記憶だ。
『このドレス……!』
ゲームでは、玲奈がこのドレスを着てパーティーに参加し、ひかりにワインをこぼされて汚されるイベントが発生する。激怒した玲奈がひかりの頬を打ったことで、攻略対象たちの心証は最悪のものになるのだ。これも重要な破滅フラグの一つ。
「玲奈様、大変お似合いですわ」
店員の言葉に、私は内心で首をぶんぶんと横に振った。
『いやいや、これだけは絶対に着ない!』
「……趣味ではないわね。もっと落ち着いた色のものにしてちょうだい」
私がそう言うと、店員は少し驚いた顔をしたが、すぐにいくつかのドレスを持ってきた。私はその中から、ゲームには登場しなかった、夜空のような深い藍色のドレスを選んだ。これならフラグは立たないはずだ。
ドレス選びを終えて店を出ると、偶然にも婚約者の一条院蓮と、その隣に寄り添う桜井ひかりに遭遇した。最悪だ。
ひかりは私を見ると、わざとらしく蓮の腕にしがみついた。
「あっ、公条院様……。蓮様、どうしましょう、私、公条院様に失礼なことをしてしまわないか心配で……」
「大丈夫だよ、ひかり。僕が君を守るから」
蓮は優しい声でひかりにささやくと、私に向かって冷たい視線を投げかける。
「玲奈。君も、あまりひかりをいじめないでやってくれ。彼女は君と違って、か弱いんだからな」
『いじめてませんけど!? むしろ被害者はこっちなんですけど!?』
口から出かかった言葉をぐっと飲み込み、私は完璧な令嬢スマイルを浮かべた。
「ええ、蓮様。心得ておりますわ」
心にもない返事をすると、蓮はつまらなそうに鼻を鳴らしてひかりと共に去っていった。
その後ろ姿を見送りながら、私は大きくため息をついた。
『疲れた……。もう家に帰りたい』
その時、ずっと黙って隣に立っていた隼人が、静かに口を開いた。
「お嬢様。先ほどの深紅のドレス、大変お似合いでした」
「え?」
唐突な言葉に、私は思わず彼を見上げた。いつも無表情な彼の瞳が、ほんの少しだけ揺らいで見えたのは気のせいだろうか。
「……ありがとう。でも、私はあちらの藍色のドレスの方が好きよ」
「さようでございますか」
それきり会話は途切れた。けれど、彼の言葉はなぜか私の心にじんわりと温かく響いた。
そして、パーティー当日。
私は選んだ藍色のドレスを身にまとい、会場に足を踏み入れた。きらびやかなシャンデリア、優雅な音楽、着飾った紳士淑女たち。まさにゲームの世界そのものだ。
私は破滅フラグを避けるため、会場の隅でひたすら壁の花に徹することに決めた。しかし、そんな私のささやかな願いは、またしても打ち砕かれる。
桜井ひかりが、よりにもよってあの深紅のドレスを着て現れたのだ。
『うそでしょ!? なんであんたがそれを着てるのよ!』
ひかりは私が断ったドレスを、どこかから手に入れたらしい。蓮のエスコートで会場に入ってきた彼女は、まるで自分が主役だとでも言いたげな勝ち誇った笑みを浮かべていた。そして、まっすぐに私の元へやってくる。
彼女の手には、なみなみと注がれた赤ワインのグラス。まずい、展開が読めてきた。
「ごきげんよう、公条院様。そのドレス、とても素敵ですわね」
ひかりはそう言いながら、わざとらしく足をふらつかせ、私に向かって倒れかかってきた。グラスの中の赤ワインが、私めがけて飛んでくる。
『ああ、もう、やっぱりこうなるのね!』
私がぎゅっと目をつむった、その瞬間。
すっと前に出た黒い影が、私の体をかばうように覆った。ばしゃっ、という液体がこぼれる音。恐る恐る目を開けると、そこには隼人が立っていた。彼の背中、その上質なスーツが、真っ赤なワインで見るも無残に汚れている。
彼は私を汚させまいと、その身を盾にしてくれたのだ。
会場が、一瞬にして静まり返る。
「きゃっ、ご、ごめんなさい! 私、足がもつれて……」
ひかりが青ざめた顔で悲鳴を上げるが、もはや誰も彼女の言葉を信じないだろう。
隼人は汚れた上着を静かに脱ぐと、振り返って私に深く頭を下げた。
「お嬢様。お召し物、お守りできて光栄です」
その冷静な声に、私は我に返った。
「隼人……。あなた……」
私のために、ここまでしてくれるなんて。胸の奥が、じんと熱くなる。
周囲からは「さすが公条院様の護衛だ」「桜井さんの魂胆などお見通しか」「公条院様は、こんな時でも冷静でいらっしゃる」という称賛の声が聞こえてくる。
また勘違いされている。でも、今はそんなことどうでもよかった。
私はただ、まっすぐに隼人を見つめた。
「ありがとう、隼人」
私の心からの言葉に、彼の無表情な顔が、ほんのわずかに、本当にわずかに、和らいだように見えた。
『どうしてこうなった……』
休み時間になるたびに、「玲奈様、次は何をなさるおつもりですの?」「桜井さんの次の手は、もうお見通しですのよね?」などと期待に満ちた瞳で尋ねられる。私はただ破滅フラグを回避したいだけなのに、なぜかヒロインの策略を打ち砕く軍師か何かだと思われているらしい。
もちろん、桜井ひかりからの風当たりは日に日に強くなっている。すれ違いざまにわざと肩をぶつけてきたり、小さな声で悪態をついてきたり。そのたびに私は持ち前のスルー能力を発揮し、空気のようにやり過ごす。すると、また取り巻きたちが「さすが玲奈様、小物相手には動じない」「格の違いを見せつけていらっしゃる」と勝手に感動してくれるのだから、もうお手上げだ。
そんな私の唯一の癒やしは、相変わらず影のように付き従う護衛、黒瀬隼人だった。私がため息をつけば絶妙なタイミングで好みのハーブティーを差し出し、少しでも眉間にしわを寄せれば「何か問題でも?」と低い声で尋ねてくる。彼は私が公条院玲奈ではないことに気づいているのだろうか。いや、そんなはずはない。でも、転生前のゲームの玲奈は、こんなにも彼に気を配られるような人間ではなかったはずだ。
ある日の放課後、近々開催される財閥主催のパーティーに着ていくドレスを選びに、馴染みの高級衣装店を訪れていた。もちろん隼人も一緒だ。
鏡の前で、店員が持ってきた深紅のドレスに袖を通す。肌の白さが際立つ美しいデザインだが、私の頭に浮かぶのはゲームの記憶だ。
『このドレス……!』
ゲームでは、玲奈がこのドレスを着てパーティーに参加し、ひかりにワインをこぼされて汚されるイベントが発生する。激怒した玲奈がひかりの頬を打ったことで、攻略対象たちの心証は最悪のものになるのだ。これも重要な破滅フラグの一つ。
「玲奈様、大変お似合いですわ」
店員の言葉に、私は内心で首をぶんぶんと横に振った。
『いやいや、これだけは絶対に着ない!』
「……趣味ではないわね。もっと落ち着いた色のものにしてちょうだい」
私がそう言うと、店員は少し驚いた顔をしたが、すぐにいくつかのドレスを持ってきた。私はその中から、ゲームには登場しなかった、夜空のような深い藍色のドレスを選んだ。これならフラグは立たないはずだ。
ドレス選びを終えて店を出ると、偶然にも婚約者の一条院蓮と、その隣に寄り添う桜井ひかりに遭遇した。最悪だ。
ひかりは私を見ると、わざとらしく蓮の腕にしがみついた。
「あっ、公条院様……。蓮様、どうしましょう、私、公条院様に失礼なことをしてしまわないか心配で……」
「大丈夫だよ、ひかり。僕が君を守るから」
蓮は優しい声でひかりにささやくと、私に向かって冷たい視線を投げかける。
「玲奈。君も、あまりひかりをいじめないでやってくれ。彼女は君と違って、か弱いんだからな」
『いじめてませんけど!? むしろ被害者はこっちなんですけど!?』
口から出かかった言葉をぐっと飲み込み、私は完璧な令嬢スマイルを浮かべた。
「ええ、蓮様。心得ておりますわ」
心にもない返事をすると、蓮はつまらなそうに鼻を鳴らしてひかりと共に去っていった。
その後ろ姿を見送りながら、私は大きくため息をついた。
『疲れた……。もう家に帰りたい』
その時、ずっと黙って隣に立っていた隼人が、静かに口を開いた。
「お嬢様。先ほどの深紅のドレス、大変お似合いでした」
「え?」
唐突な言葉に、私は思わず彼を見上げた。いつも無表情な彼の瞳が、ほんの少しだけ揺らいで見えたのは気のせいだろうか。
「……ありがとう。でも、私はあちらの藍色のドレスの方が好きよ」
「さようでございますか」
それきり会話は途切れた。けれど、彼の言葉はなぜか私の心にじんわりと温かく響いた。
そして、パーティー当日。
私は選んだ藍色のドレスを身にまとい、会場に足を踏み入れた。きらびやかなシャンデリア、優雅な音楽、着飾った紳士淑女たち。まさにゲームの世界そのものだ。
私は破滅フラグを避けるため、会場の隅でひたすら壁の花に徹することに決めた。しかし、そんな私のささやかな願いは、またしても打ち砕かれる。
桜井ひかりが、よりにもよってあの深紅のドレスを着て現れたのだ。
『うそでしょ!? なんであんたがそれを着てるのよ!』
ひかりは私が断ったドレスを、どこかから手に入れたらしい。蓮のエスコートで会場に入ってきた彼女は、まるで自分が主役だとでも言いたげな勝ち誇った笑みを浮かべていた。そして、まっすぐに私の元へやってくる。
彼女の手には、なみなみと注がれた赤ワインのグラス。まずい、展開が読めてきた。
「ごきげんよう、公条院様。そのドレス、とても素敵ですわね」
ひかりはそう言いながら、わざとらしく足をふらつかせ、私に向かって倒れかかってきた。グラスの中の赤ワインが、私めがけて飛んでくる。
『ああ、もう、やっぱりこうなるのね!』
私がぎゅっと目をつむった、その瞬間。
すっと前に出た黒い影が、私の体をかばうように覆った。ばしゃっ、という液体がこぼれる音。恐る恐る目を開けると、そこには隼人が立っていた。彼の背中、その上質なスーツが、真っ赤なワインで見るも無残に汚れている。
彼は私を汚させまいと、その身を盾にしてくれたのだ。
会場が、一瞬にして静まり返る。
「きゃっ、ご、ごめんなさい! 私、足がもつれて……」
ひかりが青ざめた顔で悲鳴を上げるが、もはや誰も彼女の言葉を信じないだろう。
隼人は汚れた上着を静かに脱ぐと、振り返って私に深く頭を下げた。
「お嬢様。お召し物、お守りできて光栄です」
その冷静な声に、私は我に返った。
「隼人……。あなた……」
私のために、ここまでしてくれるなんて。胸の奥が、じんと熱くなる。
周囲からは「さすが公条院様の護衛だ」「桜井さんの魂胆などお見通しか」「公条院様は、こんな時でも冷静でいらっしゃる」という称賛の声が聞こえてくる。
また勘違いされている。でも、今はそんなことどうでもよかった。
私はただ、まっすぐに隼人を見つめた。
「ありがとう、隼人」
私の心からの言葉に、彼の無表情な顔が、ほんのわずかに、本当にわずかに、和らいだように見えた。
21
あなたにおすすめの小説
無能な悪役令嬢は静かに暮らしたいだけなのに、超有能な側近たちの勘違いで救国の聖女になってしまいました
黒崎隼人
ファンタジー
乙女ゲームの悪役令嬢イザベラに転生した私の夢は、破滅フラグを回避して「悠々自適なニート生活」を送ること!そのために王太子との婚約を破棄しようとしただけなのに…「疲れたわ」と呟けば政敵が消え、「甘いものが食べたい」と言えば新商品が国を潤し、「虫が嫌」と漏らせば魔物の巣が消滅!? 私は何もしていないのに、超有能な側近たちの暴走(という名の忠誠心)が止まらない!やめて!私は聖女でも策略家でもない、ただの無能な怠け者なのよ!本人の意思とは裏腹に、勘違いで国を救ってしまう悪役令嬢の、全力で何もしない救国ファンタジー、ここに開幕!
王子好きすぎ拗らせ転生悪役令嬢は、王子の溺愛に気づかない
エヌ
恋愛
私の前世の記憶によると、どうやら私は悪役令嬢ポジションにいるらしい
最後はもしかしたら全財産を失ってどこかに飛ばされるかもしれない。
でも大好きな王子には、幸せになってほしいと思う。
死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?
六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」
前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。
ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを!
その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。
「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」
「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」
(…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?)
自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。
あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか!
絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。
それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。
「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」
氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。
冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。
「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」
その日から私の運命は激変!
「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」
皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!?
その頃、王宮では――。
「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」
「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」
などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。
悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
悪役令嬢のはずですが、年上王子が幼い頃から私を甘やかす気でいました
ria_alphapolis
恋愛
私は、悪役令嬢なのかもしれない。
王子の婚約者としては少し我儘で、周囲からは気が強いと思われている――
そんな自分に気づいた日から、私は“断罪される未来”を恐れるようになった。
婚約者である年上の王子は、今日も変わらず優しい。
けれどその優しさが、義務なのか、同情なのか、私にはわからない。
距離を取ろうとする私と、何も言わずに見守る王子。
両思いなのに、想いはすれ違っていく。
けれど彼は知っている。
五歳下の婚約者が「我儘だ」と言われていた幼い頃から、
そのすべてが可愛くて仕方なかったことを。
――我儘でいい。
そう決めたのは、ずっと昔のことだった。
悪役令嬢だと勘違いしている少女と、
溺愛を隠し続ける年上王子の、すれ違い恋愛ファンタジー。
※溺愛保証/王子視点あり/幼少期エピソードあり
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
妹の身代わりだった私に「本命は君だ」――王宮前で王子に抱き潰され、溺愛がバレました。~私が虐げられるきっかけになった少年が、私と王子を結び付
唯崎りいち
恋愛
妹の身代わりとして王子とデートすることになった私。でも王子の本命は最初から私で――。長年虐げられ、地味でみすぼらしい私が、王子の愛と溺愛に包まれ、ついに幸せを掴む甘々ラブファンタジー。妹や家族との誤解、影武者の存在も絡み、ハラハラと胸キュンが止まらない物語。
悪役令嬢としての役割、立派に努めて見せましょう〜目指すは断罪からの亡命の新しいルート開発です〜
水月華
恋愛
レティシア・ド・リュシリューは婚約者と言い争いをしている時に、前世の記憶を思い出す。
そして自分のいる世界が、大好きだった乙女ゲームの“イーリスの祝福”の悪役令嬢役であると気がつく。
母親は早くに亡くし、父親には母親が亡くなったのはレティシアのせいだと恨まれ、兄には自分より優秀である為に嫉妬され憎まれている。
家族から冷遇されているため、ほとんどの使用人からも冷遇されている。
そんな境遇だからこそ、愛情を渇望していた。
淑女教育にマナーに、必死で努力したことで第一王子の婚約者に選ばれるが、お互いに中々歩み寄れずにすれ違ってしまう。
そんな不遇な少女に転生した。
レティシアは、悪役令嬢である自分もヒロインも大好きだ。だからこそ、ヒロインが本当に好きな人と結ばれる様に、悪役令嬢として立ち回ることを決意する。
目指すは断罪後に亡命し、新たな人生をスタートさせること。
前世の記憶が戻った事で、家族のクズっぷりを再認識する。ならば一緒に破滅させて復讐しようとレティシアには2つの目標が出来る。
上手く計画に沿って悪役令嬢を演じているはずが、本人が気が付かないところで計画がバレ、逆にヒロインと婚約者を含めた攻略対象者達に外堀を埋められる⁉︎
更に家族が改心して、望んでいない和解もさせられそうになるレティシアだが、果たして彼女は幸せになれるのか⁉︎
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる