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番外編
渡せなかったもの 4 ※
しおりを挟む「なぁ、ここに何のようだよ」
テオが窓の外を見ている。
先程目が覚めたテオを連れ、そのまま上の階にある俺の研究室に連れて来ていた。
どうしてもここで伝えたいことがあった。
「テオと始まったのはこの部屋だったからさ」
柄にもなく俺の指先は冷たくなり震えていた。
「そうだな。懐かしいな」
引き出しに閉まって置いた手紙を出す。恥ずかしそうに俺から離れていく。
「これ、嬉しかった」
「まぁ、今のオレたちはその言葉が必要かなって思ったんだよ」
そっぽを向いて腕を組むテオの顔は真っ赤だった。
テオの元へ行き、組まれた腕を解く。手が震えないようにテオの手を取った。
指輪が嵌められる場所である薬指にキスを落とす。
「俺からも言わせてくれ。結婚しよう」
「……おう」
テオは真っ赤な顔で俺を真っ直ぐ見た。
引き出しに戻して置いた小箱を取りに行こうとテオから離れる。
しかし、それはテオによって阻まれてしまった。後ろから抱き締められていたからだ。
「……テオ?どうしたの?」
テオからまさか抱き締められるなんて思ってもいなかった。ドキドキと胸が高鳴っていく。
「…………したい」
「……え?」
後ろから抱きしめられている腕を外し、向き合うとテオは先程とは比べ物にならないくらい真っ赤だった。
俺は堪らずテオを抱き上げ、背もたれが低いソファに連れて行く。
俺の上に座らせる。
「このソファ、懐かしいかも」
「そうだね」
このソファは初めてテオを味わった場所だった。俺はテオの服の中に手を入れていく。
首筋にキスを落とし、耳にもキスを落とした。
「……んっ」
テオの声に内側から熱い何かが燃え上がる。
テオの唇にキスをし、お互い目を合わせてから深いキスする。
「んんっ……んっ」
そのまま背中を撫でると気持ちいいのか俺にしがみついてくる。
這わした手を前に持っていき、胸元にある可愛らしい突起に触れる。
「んぁっ……あっ」
可愛くてたまらない。ボタンがない服だったため、そのまま脱がしていく。
「まさか、テオから誘ってくれるなんて思ってもいなかったよ」
「だって、そりゃ……やりたいだろ」
「なにそれ」
笑うとテオに両頬が包み込まれる。
「結婚しようって言ってくれたルシアンの顔……かっこよかった」
「……へぇ」
「それに現実かな?って信じられなくなっちゃって」
「大丈夫、現実だよ」
俺は横にあるテオの手を甘噛みした。
「も、もういい。解れたっ!」
「まだだよ」
俺は手をの窄みに指を入れていた。1年弱も抱いていないそこは狭くなっていた。
たっぷり軟膏を塗ったそこはだいぶ解れている。
今はただ、内ももを震わせ中で達しているテオを見たくていい所に触れる。
「ああっ……も、やだっ……あああっ」
「可愛いよ、テオ」
テオが俺の耳を甘噛みする。
「……んんっ、中に欲しいんだよ、ばか」
「テオ、それは良くないなぁ」
可愛いテオの首筋に甘噛みを返す。
熱を持ったそれをテオの窄みに押し当て入りそうで入らないように挑発してみる。
「これ、欲しいの?」
キスして聞いてみた。するとテオが腰を落とし始めた。
俺は驚きながらもその様子を眺める。ゆっくりと俺の肉茎がテオに包まれていく。
「……んんっ」
「テオ、どうしたの?」
こんな積極的なテオは見た事がない。ドキドキしてしまう。
「会えない間、ずっと抱かれてる夢ばかり……見てた」
「えっちだね、テオ」
「ルシアンだけには言われたくない」
下から突き上げてみる。
「んああっ」
きゅーっと締め付けられる。テオのそれから白濁色の物が流れていた。
「いっちゃったの?」
ゆっくりと突き上げるとテオは俺の肩に腕を回す。
「んんんっ……あ、んんっ」
テオが自分から動き始める。
それだけで達してしまいそうになった。
「可愛すぎるよ、テオ。どうしよう、たまらない」
「んぁっ……んんっ」
テオをソファに下ろし、優しく律動を始める。
顔を隠そうとするテオの腕を掴む。
「可愛い顔見たいから、だめ」
「やだっ……ああっ、いやだっ」
「だめ」
「無理っ!なんかルシアンがかっこよすぎて過ぎてっ……ああっ」
今更、初いことを言うテオが可愛くて仕方ない。
「嬉しいなぁ」
「ああっ……っ……んぁっ」
テオの頬にキスを落とす。
「いっぱい見て?だって俺、テオのだよ?」
きゅっと中が締まる。
ああ、なんて可愛いんだろう。
ぐちゃぐちゃにドロドロにしたい。
優しくテオのいい所を刺激していく。
「ああっ、やっ」
身を捩り逃げ出そうとする。
少し強めに律動してみる。
「あああっんぁっ」
ダラダラと先走りが垂れる。
「気持ちいいんだ?」
テオのいい所を狙えば、腰が跳ね上がり達していた。
「今イったばっかだから……」
俺は腰を止めずテオのいい所ばかり狙っていく。
俺の肉茎をぎゅうぎゅうに抱き締められる。
「たくさん、イっていいよ」
そう笑って伝えて、ぐちゃぐちゃになるまで愛した。
テオの寝顔を見ながら俺は小箱の中に入っている指輪を眺める。
いつ渡そうか。
結局、また渡しそびれてしまった。
起きたら渡すのもありかもしれない。しかし、俺は見せつけたかった。テオは俺のだと。
「……結婚式」
テオはイザーク達の挙式を見惚れていた。きっと自分もするのだと考えてはいないのだろう。
だったら、そこで渡そう。他の者たちの牽制にもなる。
「愛しているよ、テオ」
俺はねむっているテオの唇にキスをした。
渡せなかったもの end
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