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第9章 白い蛆ら
第46話:白い蛆ら・3
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高速で発動した氷結魔法が彼方の左目に厚い氷膜を張っていた。
今そこにはフォークが深々と突き刺さって止まっている。睫毛が触れるほどの近距離、眼前数ミリ。氷が間に入ったおかげで、すんでのところでフォークの突端は眼球までは到達していない。
彼方が状況を把握するための思考を始めたとき、ジュリエットの体躯は既に彼方の正面に潜り込んでいた。砕ける氷の向こうで、軽く身を屈めて長い仕込みナイフを構えている。
「失礼いたします」
そのまま下から抉るように、ジュリエットは彼方の胸にナイフを突き刺した。
それは刺突というよりは侵入だった。ナイフはするすると抵抗なく体内を移動する。肋骨を軽やかに避け、肉の筋に沿って、最短距離で心臓を狙って歩を進める。あまりにも迅速で淀みない動きに痛みすら感じない。
「この……っ」
ようやく戦闘態勢に入った彼方の脳と身体が始動するが、既にナイフが刺さった状態からできる防御などどれほどあるものか。
彼方とて知らない相手を前に完全に警戒を解いていたわけではない。だが、ジュリエットの奇襲はあまりにも早すぎた。彼方はまだ椅子から立ち上がり切れてすらいないのに、ナイフが心臓に到達するまでもう残り一秒も無い。
「頼むぜ、趙」
彼方はコートの裾に手を伸ばした。
指先が虹色のインクを捉える。夢の中で趙がまき散らしてコートに付着したインク、すなわち趙の転移能力『黄泉比良坂』の残滓を。
これは賭けだ。いつか緊急事態に使えるかもしれないと頭の隅に置いていた策の一つ。一度も使用実績がなく、きちんと動くかどうかはわからない。それでもこの局面から生き残る可能性があるとしたらこんなものに頼るしかない。
祈りながらインクを指で擦る。すると乾いたインクは突如として潤いを取り戻し、塗り立てのペンキのようにぬるりと指先を濡らす。
そしてインクが爆発するように一気に膨張した。彼方の足元に虹色がバシャリとぶちまけられる。その表面が鏡のように罅割れていき、黒い空間がぽっかり口を開ける。
そのポータルに落ちたと思った次の瞬間、彼方は部屋の反対側に投げ出されていた。広がった虹のインクはすぐに蒸発し、床と彼方のコートから綺麗に消え去った。
「あら。わたくし、アニメのキャラクターを襲うのは初めてですが、色々な能力を持っているので御座いますね。氷結魔法だけはアニメで見ましたが、そんなに小範囲で打てるとは存じ上げておりませんでした」
「設定資料集に記載されていないのが幸いしたよ」
言葉を返してようやく胸に激痛を感じる。胸を抑えた手の間から血が溢れ出す。ギリギリ心臓までは到達していないまでも、周りの太い血管がいくつか切断された。
彼方はポケットから取り出した生体印刷機を胸に当てがった。傷口が綺麗なことが幸いし、たった一度撫でるだけで胸の傷は完治する。しかしこれで残り素材は使い果たしてしまった。素材切れのエラー画面が浮かぶ装置を腹立ち紛れに投げ捨てる。
「くそっ!」
いま何が起きたのか?
ジュリエットが会話の最中にいきなり仕掛けてきたのだ。神速の奇襲を。
初手はフォーク投げだ。それは完全なノーモーションで、彼方からは投擲の素振りが全く見えなかった。恐らく死角でのみ指先を動かし、フォークを高速で射出するような技術を持っている。
思えば、ずっとフォークを人や物を示す指し棒のように使っていたのは奇襲のための布石だ。あれで彼方にフォークを向けても不審に思われないように意識に刷り込んでいた。フォークで視界を潰せればラッキー、潰せなくてもこちらが防御している間に本命のナイフで心臓を突く。
奇襲が得意なプレイヤーならファンタジスタにもいくらでもいたが、ジュリエットのそれは彼方が経験してきたものとは根本的に違った。ジュリエットは戦闘が始まる前から布石を打ち、こちらが始まっていることにも気付かないうちに最効率で殺害までを遂行する。一応のルールの中で戦おうとするゲーマーとは違う。勝利ではなく終幕を目指している動き方。
ジュリエットはゲームプレイヤーではない。それ以前の何かだ。喩えて言えば、ゲームの最中にコントローラーで殴りに来るような人間。ゲーム画面を全て無視してとりあえず相手を撲殺して勝負を終わりにできる、ルール無用の殺しに特化した人種。
「そーいうわけで、ジュリエットは職業・殺し屋なんだよね」
灰火が欠伸混じりに答えを告げた。灰火は今はソファーに仰向けに転がっていた。
蛆の湧いたポテトチップスを咥えながらリモコンでテレビを付けた。画面に見慣れた英字のロゴが浮かび、荘厳なファンファーレが響く。この場のBGMとしては明らかに不釣り合いな。
「隣で殺し合いをしているときにスターウォーズを見始めるなよ。しかもよりにもよって新シリーズを」
「私が知ったことじゃないし。一応言っておくけど、私は同業者じゃないし、ジュリエットとグルでもないよ。誰の敵でも味方でもない設定は生きてる、ジュリエットも彼方も同じくらい友達。トリックスターになりがちな謎の便利屋みたいなポジションがいーなー」
「ええ。わたくしと灰火様は信条も利害も特に共有しておりません。わたくしと彼方様の間に恨みも因縁も特に無いのと同じで御座います。わたくしが殺し屋であなたに殺害の依頼が出ている、ただそれだけで御座います」
「殺し屋は気楽で羨ましいことだ。縁もゆかりもない相手をルールも無しにいきなり襲えるとは」
「ルール? あなたの文化圏では殺し合いにルールが必要なのですか? でしたら、今から殺し合いのルールを卵運びに変更いたしましょうか? スプーンを一本ずつ持って、生卵を上に乗せ、この部屋を先に一周した方が勝ちで御座います。ただし卵を割ってはならない、一秒以上宙に浮かせてはならない、壁から一フィート以上離れてはならない。楽しく二人で遊んだあと、負けた方は首を吊って死ぬことにいたしましょう。こちらのルールでご満足でしょうか? 暴力沙汰が苦手な彼方様」
「舐めやがって」
「舐めさせないで下さいませ」
腹立ちまぎれに彼方が投げ返したフォークをジュリエットは避けもしなかった。
まるで髪でも触るように何気なく空中を撫でたと思ったら、その手の中にはフォークが握られている。やはりゲーマーがわざわざ防御姿勢を取るのとは全く違う。全くの自然体、ただ漠然と立ったまま戦闘を遂行できる人種。
とはいえ、それは初見のバトルスタイルの敵というだけだ。彼方がとりあえず右足を出しかけたその瞬間、ジュリエットはもうその着地点にフォークを撃ち込んでいた。早すぎる牽制に驚く間もなく、ジュリエットの身体がふわりと浮いて宙に倒れ込む。
一応の警戒から彼方は踏み込まずにバックステップを選んだ。ジュリエットは指先で地面を弾き、床に刺さったフォークを宙に浮かせる。逆さの体勢のまま低空で下半身を捻り、竜巻のような蹴りでフォークを弾き飛ばす。銃弾よりも早いフォークが彼方の頬を掠めた。
カポエイラに似た極めて独特な身体運びだが、これでジュリエットの一手が終わった。そう判断して後隙に掌底でカウンターを入れようとしたとき、ジュリエットがフォークを蹴り飛ばした足先の軌道が直角に折れた。彼方の拳を追いかけ、まるで吸い付くように追跡する。
彼方は裏拳でヒールを弾こうとするが、長い脚はすぐに畳まれてしまう。その動きをバネとして浮き上がったジュリエットの上半身が逆にカウンターを迫る。
「なんだ?」
何かがおかしい。ジュリエットの根本的な異常性を彼方が理解したのは数手打ち合ってからだった。
今そこにはフォークが深々と突き刺さって止まっている。睫毛が触れるほどの近距離、眼前数ミリ。氷が間に入ったおかげで、すんでのところでフォークの突端は眼球までは到達していない。
彼方が状況を把握するための思考を始めたとき、ジュリエットの体躯は既に彼方の正面に潜り込んでいた。砕ける氷の向こうで、軽く身を屈めて長い仕込みナイフを構えている。
「失礼いたします」
そのまま下から抉るように、ジュリエットは彼方の胸にナイフを突き刺した。
それは刺突というよりは侵入だった。ナイフはするすると抵抗なく体内を移動する。肋骨を軽やかに避け、肉の筋に沿って、最短距離で心臓を狙って歩を進める。あまりにも迅速で淀みない動きに痛みすら感じない。
「この……っ」
ようやく戦闘態勢に入った彼方の脳と身体が始動するが、既にナイフが刺さった状態からできる防御などどれほどあるものか。
彼方とて知らない相手を前に完全に警戒を解いていたわけではない。だが、ジュリエットの奇襲はあまりにも早すぎた。彼方はまだ椅子から立ち上がり切れてすらいないのに、ナイフが心臓に到達するまでもう残り一秒も無い。
「頼むぜ、趙」
彼方はコートの裾に手を伸ばした。
指先が虹色のインクを捉える。夢の中で趙がまき散らしてコートに付着したインク、すなわち趙の転移能力『黄泉比良坂』の残滓を。
これは賭けだ。いつか緊急事態に使えるかもしれないと頭の隅に置いていた策の一つ。一度も使用実績がなく、きちんと動くかどうかはわからない。それでもこの局面から生き残る可能性があるとしたらこんなものに頼るしかない。
祈りながらインクを指で擦る。すると乾いたインクは突如として潤いを取り戻し、塗り立てのペンキのようにぬるりと指先を濡らす。
そしてインクが爆発するように一気に膨張した。彼方の足元に虹色がバシャリとぶちまけられる。その表面が鏡のように罅割れていき、黒い空間がぽっかり口を開ける。
そのポータルに落ちたと思った次の瞬間、彼方は部屋の反対側に投げ出されていた。広がった虹のインクはすぐに蒸発し、床と彼方のコートから綺麗に消え去った。
「あら。わたくし、アニメのキャラクターを襲うのは初めてですが、色々な能力を持っているので御座いますね。氷結魔法だけはアニメで見ましたが、そんなに小範囲で打てるとは存じ上げておりませんでした」
「設定資料集に記載されていないのが幸いしたよ」
言葉を返してようやく胸に激痛を感じる。胸を抑えた手の間から血が溢れ出す。ギリギリ心臓までは到達していないまでも、周りの太い血管がいくつか切断された。
彼方はポケットから取り出した生体印刷機を胸に当てがった。傷口が綺麗なことが幸いし、たった一度撫でるだけで胸の傷は完治する。しかしこれで残り素材は使い果たしてしまった。素材切れのエラー画面が浮かぶ装置を腹立ち紛れに投げ捨てる。
「くそっ!」
いま何が起きたのか?
ジュリエットが会話の最中にいきなり仕掛けてきたのだ。神速の奇襲を。
初手はフォーク投げだ。それは完全なノーモーションで、彼方からは投擲の素振りが全く見えなかった。恐らく死角でのみ指先を動かし、フォークを高速で射出するような技術を持っている。
思えば、ずっとフォークを人や物を示す指し棒のように使っていたのは奇襲のための布石だ。あれで彼方にフォークを向けても不審に思われないように意識に刷り込んでいた。フォークで視界を潰せればラッキー、潰せなくてもこちらが防御している間に本命のナイフで心臓を突く。
奇襲が得意なプレイヤーならファンタジスタにもいくらでもいたが、ジュリエットのそれは彼方が経験してきたものとは根本的に違った。ジュリエットは戦闘が始まる前から布石を打ち、こちらが始まっていることにも気付かないうちに最効率で殺害までを遂行する。一応のルールの中で戦おうとするゲーマーとは違う。勝利ではなく終幕を目指している動き方。
ジュリエットはゲームプレイヤーではない。それ以前の何かだ。喩えて言えば、ゲームの最中にコントローラーで殴りに来るような人間。ゲーム画面を全て無視してとりあえず相手を撲殺して勝負を終わりにできる、ルール無用の殺しに特化した人種。
「そーいうわけで、ジュリエットは職業・殺し屋なんだよね」
灰火が欠伸混じりに答えを告げた。灰火は今はソファーに仰向けに転がっていた。
蛆の湧いたポテトチップスを咥えながらリモコンでテレビを付けた。画面に見慣れた英字のロゴが浮かび、荘厳なファンファーレが響く。この場のBGMとしては明らかに不釣り合いな。
「隣で殺し合いをしているときにスターウォーズを見始めるなよ。しかもよりにもよって新シリーズを」
「私が知ったことじゃないし。一応言っておくけど、私は同業者じゃないし、ジュリエットとグルでもないよ。誰の敵でも味方でもない設定は生きてる、ジュリエットも彼方も同じくらい友達。トリックスターになりがちな謎の便利屋みたいなポジションがいーなー」
「ええ。わたくしと灰火様は信条も利害も特に共有しておりません。わたくしと彼方様の間に恨みも因縁も特に無いのと同じで御座います。わたくしが殺し屋であなたに殺害の依頼が出ている、ただそれだけで御座います」
「殺し屋は気楽で羨ましいことだ。縁もゆかりもない相手をルールも無しにいきなり襲えるとは」
「ルール? あなたの文化圏では殺し合いにルールが必要なのですか? でしたら、今から殺し合いのルールを卵運びに変更いたしましょうか? スプーンを一本ずつ持って、生卵を上に乗せ、この部屋を先に一周した方が勝ちで御座います。ただし卵を割ってはならない、一秒以上宙に浮かせてはならない、壁から一フィート以上離れてはならない。楽しく二人で遊んだあと、負けた方は首を吊って死ぬことにいたしましょう。こちらのルールでご満足でしょうか? 暴力沙汰が苦手な彼方様」
「舐めやがって」
「舐めさせないで下さいませ」
腹立ちまぎれに彼方が投げ返したフォークをジュリエットは避けもしなかった。
まるで髪でも触るように何気なく空中を撫でたと思ったら、その手の中にはフォークが握られている。やはりゲーマーがわざわざ防御姿勢を取るのとは全く違う。全くの自然体、ただ漠然と立ったまま戦闘を遂行できる人種。
とはいえ、それは初見のバトルスタイルの敵というだけだ。彼方がとりあえず右足を出しかけたその瞬間、ジュリエットはもうその着地点にフォークを撃ち込んでいた。早すぎる牽制に驚く間もなく、ジュリエットの身体がふわりと浮いて宙に倒れ込む。
一応の警戒から彼方は踏み込まずにバックステップを選んだ。ジュリエットは指先で地面を弾き、床に刺さったフォークを宙に浮かせる。逆さの体勢のまま低空で下半身を捻り、竜巻のような蹴りでフォークを弾き飛ばす。銃弾よりも早いフォークが彼方の頬を掠めた。
カポエイラに似た極めて独特な身体運びだが、これでジュリエットの一手が終わった。そう判断して後隙に掌底でカウンターを入れようとしたとき、ジュリエットがフォークを蹴り飛ばした足先の軌道が直角に折れた。彼方の拳を追いかけ、まるで吸い付くように追跡する。
彼方は裏拳でヒールを弾こうとするが、長い脚はすぐに畳まれてしまう。その動きをバネとして浮き上がったジュリエットの上半身が逆にカウンターを迫る。
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