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第11章 鏖殺教室
第56話:鏖殺教室・1
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この世界には魔王がいる。魔王が諸悪の根源だ。
百年前に帝都オルセンを襲ったブルードラゴンも、十年前に人畜問わず流行した疫病も、去年ビートレーンまで根腐れさせた豪雨も、一週間前にカラル森の木々を燃やした雷も、昨日古い冷明式魔法陣が掠れて消えたのも、今日の朝に濡れた板の上で滑って転んだのも、さっき風が吹いて枝が折れたのも、全部全部魔王が悪い。
世界を悪くするのは魔王が使う魔法だけだ。それさえ無ければこの世には幸福なことだけが溢れているはずなのに。
「冬に雪が降るのも魔王の魔法なのかな?」
「どうだろうね。雪が降るのが善いか悪いかは、人によりそうだけど」
「ツバメちゃんは?」
「好き。ツグミちゃんと一緒に滑って遊べるから」
冬の乾いた寒空の下、アーレストン国王城前広場には既に大勢の人々が集まって白い息を吐いていた。ツグミも厚いフードを被って手を擦りながら開始時刻を待つ。
広い広い石畳の周りにはどかされた雪が積み上げられ、それが広場の内外を隔てる高い壁のようになっている。幸いにも今は雪が止んでいるが、午後過ぎにはまた小さなうさぎのような塊が降り始めるだろう。五年前には豪雪と言われたものだが最近では軽い降雪の範疇になってしまった。
若い男が大きな紅輝石を地面に置き、両手で擦りながら簡単な熱魔法の呪文を唱えた。地面の石畳がうっすら赤く光って地面からもうもうと白い煙が立ち上る。周りの人たちは口々に礼を言い、男は照れ臭そうに少し頭をかいて応じた。
ツバメとツグミもしゃがんで地面に手をかざす。肩を寄せ合って城の謁見台を見上げる。
「今年は何があるのかな」
「去年と同じじゃない? どこからも攻められてないし、疫病とかも無かったし」
「あ、そろそろ」
今日はユキレオス歴二十三年が始まって百日目。年に一度、王城の前で国王からの声を賜る日だ。
城のてっぺんに付いた巨大な鐘が鳴り、たっぷり白髭を蓄えた国王が現れた。五十年前に悪党たちを震え上がらせた豪傑も、杖を突くようになってからはだいぶ威厳も薄れてきた。死を以て王位が継承されるこの国では仕方のないことだが。
この行事も形骸化して久しい。もう国王が権威を示すために自ら新法を制定したり罪人を裁いたりする時代でもない。十年前には魔導波の干渉を利用した魔法通信が整備され、三日もあれば国王の言葉は全土に届くようになった。忙しい各地の代表者がわざわざ集まる必要もなくなり、わりと近くに住んでいる人々が何となく集まって帝都をぶらぶらして帰る口実程度の行事に過ぎない。
国王は年齢にしては堂々とした足取りでテラスの中央にしっかりと立った。いつものように国の成り立ちと繁栄についての決まり文句を述べる。続いて国内外の近況報告。一時間近くかけて周辺諸国との友好関係や国民への励ましを述べるのが通例だが、今年は少し様子が違った。国王は五分ほど喋ると、今から重大な発表があるとだけ告げてすぐに後ろに下がっていってしまった。
臣下の者が後方に向けて頷き、そして国王の背後から現れたのは長身で髪の長い一人の女性だった。
「……」
前に進み出た女性は無表情で民衆を見下ろした。
右目は大きな漆黒の眼帯に覆われている。裾の長い上着はエクレス製の魔導ローブによく似ているが、それにしては装飾が少なく、代わりに大きな襟が目立っている。足に履いたブーツには何故か小さな馬車の車輪のようなものがいくつか付いている。どれもこの国では見たことのない意匠だ。どこか別の国からの来訪者、それも国王から直々に紹介賜るのであれば相当な要人なのかもしれない。
実際、女性はかつての血気が漲る国王にすら匹敵する貫録を携えていた。それは単なる筋力や外見の問題ではなく、問答無用で他人に何かを信じさせるカリスマの類。誰もが国王から視線を外して彼女を見つめていた。たった今国王が倒れたところで誰も気付かないかもしれない。
大臣がバルコニーに大きな木の台座を下ろした。それはいつもは手すりの端の方で雨ざらしになっている、神聖な大木を削り出して作られた巨大な晒し台だ。遥か昔、もっと血生臭い闘争が行われていた時代の遺物。かつてこの広場は処刑広場としても運用されており、盗人や罪人がよく晒し首にされていたらしいが、そんな野蛮な風習は消え去って久しい。
「私が魔王を殺した」
女性が呟くように声を発し、若い男性の生首を台座の上に置いた。
頭から二本の角が生えている。目は虚ろで生気が通っていない。髪だけがコーティングしたように艶やかで、いまや二度と動かない表情との対比が奇妙だった。堅い板の上に置いた衝撃で断面から血が流れ出し、数百年ぶりに新たな血液を木に染み込ませた。この男が誰なのかは誰もが知っているはずなのに、その知識と目の前の事態が結び付かない。
それは魔王。誰もが知っている暴虐の覇王。この世全ての害悪、幸福の対極。その討伐を示す首が掲げられている。困惑や確認や驚嘆の声が散発的にざわめく。それが一つの見解へとまとまるまでには一分ほどの時間を必要とした。つまりこの女性が魔王を討伐したことが理解されるまでには。
一瞬の静寂を挟み、歓声が爆発する。これでこの世から害悪が消える。全ての悪が放逐され、本来の全知全能全善たる神の恩恵が世界に行き渡る。たとえ彼女がどんな出自の者であろうが、彼女の名は国王以上の畏敬を伴ってこの国の歴史に刻まれるに違いない。周辺諸国にさえも彼女の銅像が建って代々語り継がれることだろう。人々の熱狂には明らかにいま伝説を目にしているという歴史的な興奮が加わっていた。
女性は照れるでも呆れるでも喜ぶでもなく、単に黙っていた。騒ぐ人々を遥か高みから睥睨したまま動かない。ようやく女性が二回目の口を開いたのは、民衆が騒ぎ疲れて声のトーンが落ち始めたときだった。
「浮かれすぎだ。たかが魔王が殺されたくらいで」
突然寸断された魔導回路のように民衆が押し黙る。女性の声は低く淡々としていたが、耳元で囁かれているように全員にはっきりと聞こえた。拡声魔法も使っていないはずなのに、彼女の発する言葉には圧倒的な存在感が伴っている。
「確かにこの魔王君は卓越した大規模魔法の使い手だった。そして何か彼の個人的な信条によって世の中を少しでも悪くしようと頑張っていたらしい。彼が滔々と話した動機は長くてよく覚えていないが、疫病をバラ撒いたり魔獣を召喚したりしたのはこいつで間違いない。だが、同時にそれくらいがせいぜいでもある。君たちが信じ込んでいるほどの力はないし、この世全ての害悪の元凶であるはずがない」
ツグミとツバメの隣で一人の男が手を挙げる。女性が目線を向けると、あらん限りの大声で叫んだ。
「俺の弟は魔王のせいで足を滑らせて今も歩けないんだぞ!」
「そんな魔法はない。人には不運がある」
「私の母は魔王のせいで衰弱して死んだ!」
「そんな魔法はない。人には寿命がある」
「俺の友達は魔王に操られた! 酒場で暴れ回って縛り首になった!」
「そんな魔法はない。人には悪意がある」
女性は溜息を吐いて台座に腰かけ、魔王の頭に肘を置いた。
「だいたい、もしこいつが運命までも操作できるほどの器だったら、君らを滅ぼすくらい朝飯前だろうが」
「我々は何度も何度も魔王の災厄に見舞われてきたんだ!」
「まさかとは思うが、君らの言う災厄というのは、致死率が二十パーセントにも満たない疫病が流行したこととか、頑張れば十年で撃退できる程度のドラゴンの群れが襲来したことを指しているんじゃあないだろうな? そういうイベントは全部まとめて『概ね平和な時代』と言うんだぜ。ちょっとした不幸に折り合いを付けるために魔王を使うことが悪いとは言わないが、甚だしく蒙昧だ。君たちが思っているような完全に幸福な世界などどこにも存在しないし、幸福になりたければその都度戦って勝ち取るしかない」
女性の否定は冷静で平坦だ。嘲笑うのでも嘆くのでもない。感情を塗り潰す迫力だけがあった。彼女の言葉には願望や期待が一寸たりとも含まれていない。きっと彼女は今まで嘘や偽証の類を言ったことがなかったし、これからも言うことがない。
誰もが押し黙った中、大臣の一人が笑顔を顔に張り付けて手を揉みながらおずおずと進み出た。
「いずれにせよ、私たちは勇者様に大いに感謝しております。古来よりの王制法で魔王を討伐した者にはどんな願いも一つ叶えることになっておりまして……」
「私は勇者ではない」
「それは大変失礼しました。魔王を討伐したお方を勇者と呼び習わすのは我々の慣例でして」
「そういうことを言っているんじゃない。私は英雄の類ではない」
「と申されますと、職業としては魔導士や聖導士などの……?」
「何か勘違いしてないか? 根本的なところを」
女性は晒し台の上に立ち上がり、車輪付きの靴で魔王の頭を踏み潰した。トマトのように潰れた頭から血液や脳漿が飛び散るが、悲鳴を上げるものは誰もいなかった。
続く言葉が全てをかき消したからだ。
「私は次の魔王だ。この謁見は戦勝式典ではなく宣戦布告。私が魔王を継ぎ、君らとこの世界を一週間で滅ぼす」
百年前に帝都オルセンを襲ったブルードラゴンも、十年前に人畜問わず流行した疫病も、去年ビートレーンまで根腐れさせた豪雨も、一週間前にカラル森の木々を燃やした雷も、昨日古い冷明式魔法陣が掠れて消えたのも、今日の朝に濡れた板の上で滑って転んだのも、さっき風が吹いて枝が折れたのも、全部全部魔王が悪い。
世界を悪くするのは魔王が使う魔法だけだ。それさえ無ければこの世には幸福なことだけが溢れているはずなのに。
「冬に雪が降るのも魔王の魔法なのかな?」
「どうだろうね。雪が降るのが善いか悪いかは、人によりそうだけど」
「ツバメちゃんは?」
「好き。ツグミちゃんと一緒に滑って遊べるから」
冬の乾いた寒空の下、アーレストン国王城前広場には既に大勢の人々が集まって白い息を吐いていた。ツグミも厚いフードを被って手を擦りながら開始時刻を待つ。
広い広い石畳の周りにはどかされた雪が積み上げられ、それが広場の内外を隔てる高い壁のようになっている。幸いにも今は雪が止んでいるが、午後過ぎにはまた小さなうさぎのような塊が降り始めるだろう。五年前には豪雪と言われたものだが最近では軽い降雪の範疇になってしまった。
若い男が大きな紅輝石を地面に置き、両手で擦りながら簡単な熱魔法の呪文を唱えた。地面の石畳がうっすら赤く光って地面からもうもうと白い煙が立ち上る。周りの人たちは口々に礼を言い、男は照れ臭そうに少し頭をかいて応じた。
ツバメとツグミもしゃがんで地面に手をかざす。肩を寄せ合って城の謁見台を見上げる。
「今年は何があるのかな」
「去年と同じじゃない? どこからも攻められてないし、疫病とかも無かったし」
「あ、そろそろ」
今日はユキレオス歴二十三年が始まって百日目。年に一度、王城の前で国王からの声を賜る日だ。
城のてっぺんに付いた巨大な鐘が鳴り、たっぷり白髭を蓄えた国王が現れた。五十年前に悪党たちを震え上がらせた豪傑も、杖を突くようになってからはだいぶ威厳も薄れてきた。死を以て王位が継承されるこの国では仕方のないことだが。
この行事も形骸化して久しい。もう国王が権威を示すために自ら新法を制定したり罪人を裁いたりする時代でもない。十年前には魔導波の干渉を利用した魔法通信が整備され、三日もあれば国王の言葉は全土に届くようになった。忙しい各地の代表者がわざわざ集まる必要もなくなり、わりと近くに住んでいる人々が何となく集まって帝都をぶらぶらして帰る口実程度の行事に過ぎない。
国王は年齢にしては堂々とした足取りでテラスの中央にしっかりと立った。いつものように国の成り立ちと繁栄についての決まり文句を述べる。続いて国内外の近況報告。一時間近くかけて周辺諸国との友好関係や国民への励ましを述べるのが通例だが、今年は少し様子が違った。国王は五分ほど喋ると、今から重大な発表があるとだけ告げてすぐに後ろに下がっていってしまった。
臣下の者が後方に向けて頷き、そして国王の背後から現れたのは長身で髪の長い一人の女性だった。
「……」
前に進み出た女性は無表情で民衆を見下ろした。
右目は大きな漆黒の眼帯に覆われている。裾の長い上着はエクレス製の魔導ローブによく似ているが、それにしては装飾が少なく、代わりに大きな襟が目立っている。足に履いたブーツには何故か小さな馬車の車輪のようなものがいくつか付いている。どれもこの国では見たことのない意匠だ。どこか別の国からの来訪者、それも国王から直々に紹介賜るのであれば相当な要人なのかもしれない。
実際、女性はかつての血気が漲る国王にすら匹敵する貫録を携えていた。それは単なる筋力や外見の問題ではなく、問答無用で他人に何かを信じさせるカリスマの類。誰もが国王から視線を外して彼女を見つめていた。たった今国王が倒れたところで誰も気付かないかもしれない。
大臣がバルコニーに大きな木の台座を下ろした。それはいつもは手すりの端の方で雨ざらしになっている、神聖な大木を削り出して作られた巨大な晒し台だ。遥か昔、もっと血生臭い闘争が行われていた時代の遺物。かつてこの広場は処刑広場としても運用されており、盗人や罪人がよく晒し首にされていたらしいが、そんな野蛮な風習は消え去って久しい。
「私が魔王を殺した」
女性が呟くように声を発し、若い男性の生首を台座の上に置いた。
頭から二本の角が生えている。目は虚ろで生気が通っていない。髪だけがコーティングしたように艶やかで、いまや二度と動かない表情との対比が奇妙だった。堅い板の上に置いた衝撃で断面から血が流れ出し、数百年ぶりに新たな血液を木に染み込ませた。この男が誰なのかは誰もが知っているはずなのに、その知識と目の前の事態が結び付かない。
それは魔王。誰もが知っている暴虐の覇王。この世全ての害悪、幸福の対極。その討伐を示す首が掲げられている。困惑や確認や驚嘆の声が散発的にざわめく。それが一つの見解へとまとまるまでには一分ほどの時間を必要とした。つまりこの女性が魔王を討伐したことが理解されるまでには。
一瞬の静寂を挟み、歓声が爆発する。これでこの世から害悪が消える。全ての悪が放逐され、本来の全知全能全善たる神の恩恵が世界に行き渡る。たとえ彼女がどんな出自の者であろうが、彼女の名は国王以上の畏敬を伴ってこの国の歴史に刻まれるに違いない。周辺諸国にさえも彼女の銅像が建って代々語り継がれることだろう。人々の熱狂には明らかにいま伝説を目にしているという歴史的な興奮が加わっていた。
女性は照れるでも呆れるでも喜ぶでもなく、単に黙っていた。騒ぐ人々を遥か高みから睥睨したまま動かない。ようやく女性が二回目の口を開いたのは、民衆が騒ぎ疲れて声のトーンが落ち始めたときだった。
「浮かれすぎだ。たかが魔王が殺されたくらいで」
突然寸断された魔導回路のように民衆が押し黙る。女性の声は低く淡々としていたが、耳元で囁かれているように全員にはっきりと聞こえた。拡声魔法も使っていないはずなのに、彼女の発する言葉には圧倒的な存在感が伴っている。
「確かにこの魔王君は卓越した大規模魔法の使い手だった。そして何か彼の個人的な信条によって世の中を少しでも悪くしようと頑張っていたらしい。彼が滔々と話した動機は長くてよく覚えていないが、疫病をバラ撒いたり魔獣を召喚したりしたのはこいつで間違いない。だが、同時にそれくらいがせいぜいでもある。君たちが信じ込んでいるほどの力はないし、この世全ての害悪の元凶であるはずがない」
ツグミとツバメの隣で一人の男が手を挙げる。女性が目線を向けると、あらん限りの大声で叫んだ。
「俺の弟は魔王のせいで足を滑らせて今も歩けないんだぞ!」
「そんな魔法はない。人には不運がある」
「私の母は魔王のせいで衰弱して死んだ!」
「そんな魔法はない。人には寿命がある」
「俺の友達は魔王に操られた! 酒場で暴れ回って縛り首になった!」
「そんな魔法はない。人には悪意がある」
女性は溜息を吐いて台座に腰かけ、魔王の頭に肘を置いた。
「だいたい、もしこいつが運命までも操作できるほどの器だったら、君らを滅ぼすくらい朝飯前だろうが」
「我々は何度も何度も魔王の災厄に見舞われてきたんだ!」
「まさかとは思うが、君らの言う災厄というのは、致死率が二十パーセントにも満たない疫病が流行したこととか、頑張れば十年で撃退できる程度のドラゴンの群れが襲来したことを指しているんじゃあないだろうな? そういうイベントは全部まとめて『概ね平和な時代』と言うんだぜ。ちょっとした不幸に折り合いを付けるために魔王を使うことが悪いとは言わないが、甚だしく蒙昧だ。君たちが思っているような完全に幸福な世界などどこにも存在しないし、幸福になりたければその都度戦って勝ち取るしかない」
女性の否定は冷静で平坦だ。嘲笑うのでも嘆くのでもない。感情を塗り潰す迫力だけがあった。彼女の言葉には願望や期待が一寸たりとも含まれていない。きっと彼女は今まで嘘や偽証の類を言ったことがなかったし、これからも言うことがない。
誰もが押し黙った中、大臣の一人が笑顔を顔に張り付けて手を揉みながらおずおずと進み出た。
「いずれにせよ、私たちは勇者様に大いに感謝しております。古来よりの王制法で魔王を討伐した者にはどんな願いも一つ叶えることになっておりまして……」
「私は勇者ではない」
「それは大変失礼しました。魔王を討伐したお方を勇者と呼び習わすのは我々の慣例でして」
「そういうことを言っているんじゃない。私は英雄の類ではない」
「と申されますと、職業としては魔導士や聖導士などの……?」
「何か勘違いしてないか? 根本的なところを」
女性は晒し台の上に立ち上がり、車輪付きの靴で魔王の頭を踏み潰した。トマトのように潰れた頭から血液や脳漿が飛び散るが、悲鳴を上げるものは誰もいなかった。
続く言葉が全てをかき消したからだ。
「私は次の魔王だ。この謁見は戦勝式典ではなく宣戦布告。私が魔王を継ぎ、君らとこの世界を一週間で滅ぼす」
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