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【一人目・一条 臨】
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12時ジャスト!
ランチタイムだーーーーーーー。
こんなお局さん達と食べたくないから、私はいつも天気が良ければ中庭のベンチで食べている。
ここで食べる人たちは結構限られていて、周りとの距離を休憩時間くらい置きたいと思っている連中ばかりだ。
日陰になっているベンチに座り、持ってきた昨晩の残り物弁当を広げて、スマホを開く。
ヒョウゴに教えて貰ったのだが、スマホでも「NEO フロンティア-護国転生-」ができるらしい。
ただし、あくまでこのゲームは精神世界に入ってプレイするフルダイブ形式だから戦闘などはできないらしい。出来ることは、①ギルドメンバーとのチャット、②ギルド掲示板の更新、③欲しいスキルの課金、④ゲーム会社への問い合わせの4点のみなのだそうだ。
コスチュームや防具、武器は精神世界に入らなければ購入できないそうだ。自分で着て、自分で武器などの感触を楽しむのもこのゲームの醍醐味なんだって。
ま、そんなことは横にポイッと捨てて、ギルドのチャットを開く。先日ヒョウゴがメンバーに加わったため、この機能を使える日が訪れたのだ。
ふっふっふ!何か嬉しいぞ?
チャットボタンをクリックすると、既にヒョウゴが書き込みをしていた。
『姉さん!今日の20時から1時間ほど経験値稼ぎに行きません?明日仕事だと思うので、無理しない程度で』
『いいわよ?どこで稼ぐか考えておいて』
『了解っす!!』
と、すぐに返信が来たので、一つ目の書き込み時間を確認すると、私と同時刻くらいにログインしていたようだ。
こいつも昼休憩ってこの時間帯なのかしら?
『あんた、毎日この時間が休憩なの?』
『そうです!俺いっつも一人で会社の中庭のベンチでコンビニ弁当食ってるっす!』
『あら、私と似てるわね。私は持参した弁当だけど、ロケーションは同じだわ』
『ということは、姉さんの会社って結構でかいんすね?』
『そうよ、でかいのよ!その中で私は下の下だけどね』
『似たようなもんすよ、俺も』
私はいつも読んでいる無料アプリの漫画もそっちのけでチャットに没頭していたら、昼休憩があと10分で終わるチャイムが鳴った。
ちっ!私の癒やし時間が終わりやがった!
でも、あと半日だーーーーー!
『悪いっす!俺の会社休憩終了10分前にチャイム鳴るんすけど、今鳴ったんでまた夜に!』
『ん?私のところと同じね。ま~夜にね』
と、私はアプリを終了して、ベンチから立ち上がると、斜め前に座っていた男の子も立ち上がった。手にはコンビニの袋。中は弁当がらみたいだ。確か営業部の子だったはず?成績は悪くないのに、何故か上司から嫌がらせを受けている子だったような。しかも、彼の同期にめっちゃ顔だけがいい子がいて、そいつに自分の顧客を何人も取られたとかなんとか?
可哀想すぎる!
人のこと言えんくらい私も可哀想だけど。
その子が、「あ~姉さんと話すの20時からか~。もっと早くログインできたらいんだけど」という言葉が聞こえてきて、私の頭はフルスロットル!
つまりこの子は・・・・・・・・・・・
「あんた、もしかして『ヒョウゴ』?」
「はえ?」
そして、私たちの会社でのゲームライフは始まりを迎えたのだった。
ランチタイムだーーーーーーー。
こんなお局さん達と食べたくないから、私はいつも天気が良ければ中庭のベンチで食べている。
ここで食べる人たちは結構限られていて、周りとの距離を休憩時間くらい置きたいと思っている連中ばかりだ。
日陰になっているベンチに座り、持ってきた昨晩の残り物弁当を広げて、スマホを開く。
ヒョウゴに教えて貰ったのだが、スマホでも「NEO フロンティア-護国転生-」ができるらしい。
ただし、あくまでこのゲームは精神世界に入ってプレイするフルダイブ形式だから戦闘などはできないらしい。出来ることは、①ギルドメンバーとのチャット、②ギルド掲示板の更新、③欲しいスキルの課金、④ゲーム会社への問い合わせの4点のみなのだそうだ。
コスチュームや防具、武器は精神世界に入らなければ購入できないそうだ。自分で着て、自分で武器などの感触を楽しむのもこのゲームの醍醐味なんだって。
ま、そんなことは横にポイッと捨てて、ギルドのチャットを開く。先日ヒョウゴがメンバーに加わったため、この機能を使える日が訪れたのだ。
ふっふっふ!何か嬉しいぞ?
チャットボタンをクリックすると、既にヒョウゴが書き込みをしていた。
『姉さん!今日の20時から1時間ほど経験値稼ぎに行きません?明日仕事だと思うので、無理しない程度で』
『いいわよ?どこで稼ぐか考えておいて』
『了解っす!!』
と、すぐに返信が来たので、一つ目の書き込み時間を確認すると、私と同時刻くらいにログインしていたようだ。
こいつも昼休憩ってこの時間帯なのかしら?
『あんた、毎日この時間が休憩なの?』
『そうです!俺いっつも一人で会社の中庭のベンチでコンビニ弁当食ってるっす!』
『あら、私と似てるわね。私は持参した弁当だけど、ロケーションは同じだわ』
『ということは、姉さんの会社って結構でかいんすね?』
『そうよ、でかいのよ!その中で私は下の下だけどね』
『似たようなもんすよ、俺も』
私はいつも読んでいる無料アプリの漫画もそっちのけでチャットに没頭していたら、昼休憩があと10分で終わるチャイムが鳴った。
ちっ!私の癒やし時間が終わりやがった!
でも、あと半日だーーーーー!
『悪いっす!俺の会社休憩終了10分前にチャイム鳴るんすけど、今鳴ったんでまた夜に!』
『ん?私のところと同じね。ま~夜にね』
と、私はアプリを終了して、ベンチから立ち上がると、斜め前に座っていた男の子も立ち上がった。手にはコンビニの袋。中は弁当がらみたいだ。確か営業部の子だったはず?成績は悪くないのに、何故か上司から嫌がらせを受けている子だったような。しかも、彼の同期にめっちゃ顔だけがいい子がいて、そいつに自分の顧客を何人も取られたとかなんとか?
可哀想すぎる!
人のこと言えんくらい私も可哀想だけど。
その子が、「あ~姉さんと話すの20時からか~。もっと早くログインできたらいんだけど」という言葉が聞こえてきて、私の頭はフルスロットル!
つまりこの子は・・・・・・・・・・・
「あんた、もしかして『ヒョウゴ』?」
「はえ?」
そして、私たちの会社でのゲームライフは始まりを迎えたのだった。
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