政略結婚ですが何か?【完】

mako

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心配になるアンドリュー

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『アンディ』

エマニュエルか妙に猫なで声を出している。


…これは面倒なやつだ。

アンドリューはいきなり執務の手を早めながら忙しなく書類を振り分けている。


『ねえ、アンディったら!』


…ッチ仕方ない。

『何でしょう?』

アンドリューは面倒くさそうに顔を向けるとエマニュエルはそんな表情など気にも留めず


『貴方赤ちゃんいる?』

『!』

アンドリューは執務のデスクからぶっ飛びそうになりながらも

『いえ、おりませんが?』


…ってか、居たらおかしくねえか?妃殿下よ。


『あら、貴方居ないの?』

…いやいや、あんたも居ねえだろ?


『作らないの?』

2度目までは振り回されないアンドリュー・オルコック。


『以前も申し上げましたが、私はまだ妻帯しておりませんが?』


ギロリと睨みつけると


『そうだったわね!どなたか居ないの?』


…。


『貴方も早く公爵を安心させてあげないと駄目じゃないの?』


…いや、あんたの心配はいらないよ?

『父はまだ若いので。』


アンドリューは早々に切り上げるも

『ねえ、私は赤ちゃんが欲しいわ。』


…欲しいわって、そりゃアンタの1番のお役目だろ?側妃まで追い出したんだからね?


『はい、楽しみでございますね。』

棒読みのアンドリューにエマニュエルは頬を膨らませながら

『アンディ貴方役者にはなれないわね!』


…いやいやならないし。

『それはどうも。それで?』


エレノアは窓の外の小鳥たちを微笑ましくみつめながら


『赤ちゃんってどうやったら出来るの?』


これには流石のアンドリューも椅子から転げ落ちた。


…本当、勘弁してくれよ。


…。


エマニュエルは返答が来ないので、小鳥たちからアンドリューに視線を戻すとアンドリューは床に尻もちをついている。


『あら、椅子の買い替え時期かしら。』


…妃殿下、私は貴方が心配になってきたよ。

アンドリュー・オルコックはさっと立ち上がると何もなかったかのように執務に戻った。


『さあ、本日は時間がありません。妃殿下も休憩はそのくらいにされては?』


アンドリューの言葉にエマニュエルは小鳥たちに餌を与えながら


『とっくに終わって暇なのよ…』


…まぢで?相変わらず仕事早いね?ってか黙っていれば完璧なんだけとな…妃殿下よ。


オルコックは再び書類と格闘し始めた。




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