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王太子チームと小さな王子
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ランズ王国に穏やかな日常が戻り、クラリスとフリードリヒの間には元気な王子ウィリアムが生まれていた。
そのおかげで、チーム王太子も育児と執務を両立させる日々が続いている。
ある日、クラリスが設計した執務室で、王太子チームが一丸となり、第1王子フリードリヒとクラリスの“天使”を見守りながら執務をこなしていた。
残されたアルフレッドとテオドールはお互いに顔を見合わせ、同じく目の前のウィリアムを眺める。
…かわいい♡
もちろんウィリアムには多くの最高の侍従が付き添ってはいるが、あくまで王太子チームを見守る補助的な存在。普段は誰かしらがウィリアムをあやしている。
意外にもファビウスは慣れた手つきでウィリアムの世話ができ、自然とアンドラも参加していた。
日頃、見守り隊に徹しているアルフレッドとテオドールだけが残された執務室は、いつもより侍従の視線が強力に感じられる。
…いやいや、俺だってね?やれば出来る子だよ。
テオドールは恐る恐るウィリアムのスヤスヤ眠る寝顔を覗き込む。
…かわいすぎるだろうよ。
飽きることなく、いつまでも見ていられる。気づけば、隣にはアルフレッドも同じように見つめていた。
そんな二人に、戻ってきたヨハネスが声をかける。
『何やってんの?ここは執務室だよ。』
やましいことはないが、なぜか焦る二人に、ヨハネスはため息を落とす。
『あのね、二人揃ってウィリアムに癒やされて…今は来週の皇帝を迎える準備で、猫の手も借りたいくらいなの、知ってるよね?』
…はい。
テオドールはバツが悪そうにアルフレッドを見ると、アルフレッドも、日頃ヨハネスを口うるさく叱りつけている手前、返す言葉もない。
『で?帝国からの来客リストはできたの?』
テオドールはいつもの調子を取り戻す。
『はい。それが、驚くほど今回は多いんです。』
アルフレッドはリストを確認しながら言った。
『そりゃ我が国の王子誕生の祝いだからな…って、いくら何でも多すぎないか?』
ヨハネスもリストを眺め、辟易とした顔で。
『何だってこんなに多いの?ただでさえ皇帝が来訪するっていうのに、各国挙って集まってくるんだぞ。夜会なんて、とんでもない規模になっちゃう。本当、勘弁してほしいね。』
テオドールも怪訝そうに首を傾げる。
『皇帝と第1皇子、第2、第3皇子って、こんなにガン首揃えて大丈夫か?帝国は…。で、公爵家も二つか。』
『ってか、何しに来るんだ?ウィリアムの祝いってだけじゃないでしょ?この数…。ランズ王国を属国にしようとしてるのか?』
ヨハネスの言葉に、アルフレッドは眉間にシワを寄せ、テオドールに問いかける。
『フリードは何て?』
テオドールは二人を交互に見つめて答えた。
『王太子殿下は“出たとこ勝負”だと…。』
二人の王子は、そろって頭を抱え、ソファに座り込んだ。
…さすがは兄弟。悲観する態度までそっくりだ。
不謹慎にも、テオドールはその光景に感動を覚え、嬉しそうに二人を眺めていた。
そのおかげで、チーム王太子も育児と執務を両立させる日々が続いている。
ある日、クラリスが設計した執務室で、王太子チームが一丸となり、第1王子フリードリヒとクラリスの“天使”を見守りながら執務をこなしていた。
残されたアルフレッドとテオドールはお互いに顔を見合わせ、同じく目の前のウィリアムを眺める。
…かわいい♡
もちろんウィリアムには多くの最高の侍従が付き添ってはいるが、あくまで王太子チームを見守る補助的な存在。普段は誰かしらがウィリアムをあやしている。
意外にもファビウスは慣れた手つきでウィリアムの世話ができ、自然とアンドラも参加していた。
日頃、見守り隊に徹しているアルフレッドとテオドールだけが残された執務室は、いつもより侍従の視線が強力に感じられる。
…いやいや、俺だってね?やれば出来る子だよ。
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…かわいすぎるだろうよ。
飽きることなく、いつまでも見ていられる。気づけば、隣にはアルフレッドも同じように見つめていた。
そんな二人に、戻ってきたヨハネスが声をかける。
『何やってんの?ここは執務室だよ。』
やましいことはないが、なぜか焦る二人に、ヨハネスはため息を落とす。
『あのね、二人揃ってウィリアムに癒やされて…今は来週の皇帝を迎える準備で、猫の手も借りたいくらいなの、知ってるよね?』
…はい。
テオドールはバツが悪そうにアルフレッドを見ると、アルフレッドも、日頃ヨハネスを口うるさく叱りつけている手前、返す言葉もない。
『で?帝国からの来客リストはできたの?』
テオドールはいつもの調子を取り戻す。
『はい。それが、驚くほど今回は多いんです。』
アルフレッドはリストを確認しながら言った。
『そりゃ我が国の王子誕生の祝いだからな…って、いくら何でも多すぎないか?』
ヨハネスもリストを眺め、辟易とした顔で。
『何だってこんなに多いの?ただでさえ皇帝が来訪するっていうのに、各国挙って集まってくるんだぞ。夜会なんて、とんでもない規模になっちゃう。本当、勘弁してほしいね。』
テオドールも怪訝そうに首を傾げる。
『皇帝と第1皇子、第2、第3皇子って、こんなにガン首揃えて大丈夫か?帝国は…。で、公爵家も二つか。』
『ってか、何しに来るんだ?ウィリアムの祝いってだけじゃないでしょ?この数…。ランズ王国を属国にしようとしてるのか?』
ヨハネスの言葉に、アルフレッドは眉間にシワを寄せ、テオドールに問いかける。
『フリードは何て?』
テオドールは二人を交互に見つめて答えた。
『王太子殿下は“出たとこ勝負”だと…。』
二人の王子は、そろって頭を抱え、ソファに座り込んだ。
…さすがは兄弟。悲観する態度までそっくりだ。
不謹慎にも、テオドールはその光景に感動を覚え、嬉しそうに二人を眺めていた。
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