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積もった恨み4
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ザワザワと木々が揺れてている。若干土の香りが漂う。
ポタ‥ポタポタ‥ポタポタポタ‥
雨が降り出した。
うわぁ、面倒な事になったわ‥
『帰す?どこに(笑)』
は?
『あなたは、連れ去られたのではないわ。勝手にここに着たの。アルフレッド殿下を裏切ってたのよ』
‥‥えっと??裏切るとは?それに何故アルフレッド?ハインリッヒ殿下ならまだしも。
『東国に嫁いだお飾りのくせに、一年間の白い結婚でオメオメと西国に戻りアルフレッド殿下の元に帰ろうなんて、サルのくせに小賢しい!』
?アンドレ様か?
ここは詰めてみなければならないわ。
『白い結婚だなんてクラウディア様お思いなのですか?』
わざとらしく徴発してみると、呆気なく乗ってきた。
『私が知らないとでも?あなたは元々東国にスパイとして送られた。ハインリッヒ殿下を亡き者とし我が国へ、いいえ帝国の皇后となろうと目論んだのよ。そのカモフラージュとして私が聖女として持ち上げられアルフレッド殿下の妻となる。期間限定でね‥バカにするのもいい加減にしなさい!』
‥そうなの?ってか聞いてない。
なるほど、クラウディア様も操られているのね。黒幕は誰?
『さあ、おしゃべりはここまでよ』
クラウディア様は表情を消し、ナイフを正面に構えた。
イカれてるわ。この目。
ゆっくりと、こちらへ向かってくる。私の正面に立ち手を後ろに引いた。
っ来る!
咄嗟に左へ飛び上がり私はソファに乗り上げた。
くるりと向き直しナイフを押し出した時、またもテーブルに乗り移る。が、一瞬右腕をかすめたナイフに血が吹きでる。
クラウディア様のお顔に血が散る。狂気の面持ちに血が映える。緊張の一瞬に扉が開く。
ゆっくり中に入って来たのは、やはりこの方であった。
ポタ‥ポタポタ‥ポタポタポタ‥
雨が降り出した。
うわぁ、面倒な事になったわ‥
『帰す?どこに(笑)』
は?
『あなたは、連れ去られたのではないわ。勝手にここに着たの。アルフレッド殿下を裏切ってたのよ』
‥‥えっと??裏切るとは?それに何故アルフレッド?ハインリッヒ殿下ならまだしも。
『東国に嫁いだお飾りのくせに、一年間の白い結婚でオメオメと西国に戻りアルフレッド殿下の元に帰ろうなんて、サルのくせに小賢しい!』
?アンドレ様か?
ここは詰めてみなければならないわ。
『白い結婚だなんてクラウディア様お思いなのですか?』
わざとらしく徴発してみると、呆気なく乗ってきた。
『私が知らないとでも?あなたは元々東国にスパイとして送られた。ハインリッヒ殿下を亡き者とし我が国へ、いいえ帝国の皇后となろうと目論んだのよ。そのカモフラージュとして私が聖女として持ち上げられアルフレッド殿下の妻となる。期間限定でね‥バカにするのもいい加減にしなさい!』
‥そうなの?ってか聞いてない。
なるほど、クラウディア様も操られているのね。黒幕は誰?
『さあ、おしゃべりはここまでよ』
クラウディア様は表情を消し、ナイフを正面に構えた。
イカれてるわ。この目。
ゆっくりと、こちらへ向かってくる。私の正面に立ち手を後ろに引いた。
っ来る!
咄嗟に左へ飛び上がり私はソファに乗り上げた。
くるりと向き直しナイフを押し出した時、またもテーブルに乗り移る。が、一瞬右腕をかすめたナイフに血が吹きでる。
クラウディア様のお顔に血が散る。狂気の面持ちに血が映える。緊張の一瞬に扉が開く。
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