どちらの王妃でも問題ありません【完】

mako

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明かされる真実

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翌日、王宮の王族エリアにある部屋にアルフレッド殿下とクラウディア様。私と殿下の4人で顔を合わせいる。

ここは本来、他国の者の入室は有り得ないエリアである。にも関わらずこちらを用意した西国。誰にも聞かせられない話しだからだ。

昨夜、私と殿下は騒ぎになっていた王宮に裏通路から入り込み、騒ぎをカモフラージュした。これは大きな西国王族への貸しとなる。

『申し訳ございませんでした。』

頭を下げるアルフレッド殿下に殿下は

『謝罪は後だ。事の経緯を話してもらおう。それからだ。』

『クラウディアは少々誤解をしていたようで、取り乱したと言っております。』

クラウディア様の方へ視線を流しすぐにこちらに視線を戻した。

『誤解?誤解とはデュアンが貴方の片棒を担いで私に毒を盛ったとかいう?』

驚愕の余り声も出ないアルフレッド殿下と真っ青になるクラウディア様。

クラウディア様は事の全容をアルフレッド殿下に話して居なかったのだ。またアルフレッド殿下もクラウディア様だけの話しを鵜呑みにこの席に付いて居るのだ。

‥なんとお粗末な事か。

『デュアン?』小さく呟くアルフレッド殿下。

そこ?

『あ~すまない。リデュアンネの事だ。あなたの片棒とはとんだ誤解であるな。』


思考回路が停止しているアルフレッド殿下か我に返りクラウディア様を見る。

『違うのです!それは‥』

まだ言ってる。でも双方が居る中なので続きの嘘が見つからないのでしょう。詰んだわ。

『真相はどうであれ、あなた方の婚姻を続けるのは難しいだろうな。結婚式の翌日だが発表は早い方がよいだろう。』

『待って!私はどうなるのです?』
クラウディア様は立ち上がり声を上げる。
アルフレッド殿下は
『わかりました』と言葉を吐き出した。

意気消沈している姿に心が痛む。幼い頃から共に歩んで来た者同士。家族の様なもの。

『殿下!私は聖女ですのよ。その後ろ盾がなくなれば帝国皇帝にはなれませんのよ!』


‥この方、窮地に立つとびっくりする失言を繰り返しますわ。

『クラウディア!ハインリッヒ殿下の前でなんて事を!』
慌てるアルフレッド殿下に
『よい。で?その後ろ盾がなくなってお困りになるのでは?』
真っ直ぐにアルフレッド殿下を捉え問う。

『そんか烏滸がましい事‥』

『考えてないのか?』

アルフレッド殿下は言葉を失った。

クラウディア様もは安堵している。‥なんで?
あなた昨日東国王太子妃を拉致してナイフで傷付けたの忘れたの?

『今回、あなたの妻が私の妻に傷を追わせた事の話しであったはずが、私に毒を盛る云々の話しまで出て来た様ではその全貌を話して貰わぬとな。』

『違うんです!』

‥貴方もですか。アルフレッド殿下。

『ハインリッヒ殿下に毒を盛るなどという命令を出してはおりません。』

『では、誰が?』

しばらくの沈黙のあと

『今、調査中です。我が国候爵家にアンドレ・ブロイと言う者がおりまして、只今身柄を拘束しておりますので、直に詳細が分かります。分かり次第ご報告申し上げます。』

『我が国に毒を持ち込んだ男だな。なんとも使えない男であるな。そもそも東国に来た際、あろうことかデュアンに非公式に会いに来た。それを警戒しない国などないであろう?黒幕はオブライアン公爵だ。裏もある。私は側近の言う事だけを鵜呑みにする能無しではない。』

『『『えっ!』』』

この場に居る、殿下以外の3人の声が重なる。

目を泳がせ動揺するアルフレッド殿下。

何だかよくわかっていないが、まずい展開を悟ったクラウディア様。

あれ程欲しかった確証を既に殿下が持っていた事に驚く私。


西国生まれの3人は、一斉にハインリッヒに視線を向ける。





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