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王妃として
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ハインリッヒが国王となり目まぐるしい毎日となっていた。各国からの使者が連日のように訪れる日々にようやく慣れてきた頃。
『リデュアンネ様、よろしいですか。本日のお茶会は我が国社交界の女王フローラ様がお越しになります。』
フローラなんて可愛らしい名前に似つかわしくない淑女中の淑女。社交界にデビューして生き残れるか否か、この方のお眼鏡にかなわなければならないらしい。
ってか、カイン。幼子でもあるまいし、そんな毎日毎日同じ事繰り返し教えてくれなくても大丈夫よ‥
『ーーーですよ?聞いてます?』
我に返るリデュアンネ。
『わかったわ。‥ねえ、カイン?あなた最近テオドールに寄せてきてない?』
『‥リデュアンネ様。きちんと聞いて頂いてましたか。』
聞いてたわよ。バカじゃないんだから、そうオウムのように繰り返さなくても‥
『きちんと聞いて頂いておりましたらオウムの様に繰り返しません!』
(ほら、あなたも心の中を盗み見るじゃない?テオドールそっくりだわ。)
『カイン!無理無理。お嬢様、いえ王妃はいざというときには仮面装置が出来るから案ずるな。』
冷静に口を挟むテオドール。
だからさ、テオドール。それ褒めてるの?貶してるの?私の睨みをスルーして何事も無かった様に部屋を出て行くテオドール。‥こいつだけは。
『そういえばカイン。あなたテオドールの正体知ってたの?』
カインは不思議そうに首を撚る。
『テオドール様の正体ですか?』
『そう、例えば西国にスパイに来ていた事とか?』
呆れた顔をしたテオドール。
『スパイって。』
『だってそうでしょう?西国の筆頭公爵家に身分を隠してあろうことか執事となって働いていたのよ?』
『それは単に、王太子妃教育の一貫ですからね。人聞きの悪い事仰っしゃらないで下さい!』
‥王太子妃教育?なんなん?それ‥どゆこと?
『カイン。おしゃべりが過ぎるぞ。』
私の執事室のドアがノックもなしに開かれハインリが入ってきた。
『はっ!』と頭を垂れるカイン。
『では王妃、先程の件宜しくお願いいたします。』
ちょっと、ここで逃げる気?
カインは早速と部屋を後にした。いや逃げ出した。
『リデュアンネ様、よろしいですか。本日のお茶会は我が国社交界の女王フローラ様がお越しになります。』
フローラなんて可愛らしい名前に似つかわしくない淑女中の淑女。社交界にデビューして生き残れるか否か、この方のお眼鏡にかなわなければならないらしい。
ってか、カイン。幼子でもあるまいし、そんな毎日毎日同じ事繰り返し教えてくれなくても大丈夫よ‥
『ーーーですよ?聞いてます?』
我に返るリデュアンネ。
『わかったわ。‥ねえ、カイン?あなた最近テオドールに寄せてきてない?』
『‥リデュアンネ様。きちんと聞いて頂いてましたか。』
聞いてたわよ。バカじゃないんだから、そうオウムのように繰り返さなくても‥
『きちんと聞いて頂いておりましたらオウムの様に繰り返しません!』
(ほら、あなたも心の中を盗み見るじゃない?テオドールそっくりだわ。)
『カイン!無理無理。お嬢様、いえ王妃はいざというときには仮面装置が出来るから案ずるな。』
冷静に口を挟むテオドール。
だからさ、テオドール。それ褒めてるの?貶してるの?私の睨みをスルーして何事も無かった様に部屋を出て行くテオドール。‥こいつだけは。
『そういえばカイン。あなたテオドールの正体知ってたの?』
カインは不思議そうに首を撚る。
『テオドール様の正体ですか?』
『そう、例えば西国にスパイに来ていた事とか?』
呆れた顔をしたテオドール。
『スパイって。』
『だってそうでしょう?西国の筆頭公爵家に身分を隠してあろうことか執事となって働いていたのよ?』
『それは単に、王太子妃教育の一貫ですからね。人聞きの悪い事仰っしゃらないで下さい!』
‥王太子妃教育?なんなん?それ‥どゆこと?
『カイン。おしゃべりが過ぎるぞ。』
私の執事室のドアがノックもなしに開かれハインリが入ってきた。
『はっ!』と頭を垂れるカイン。
『では王妃、先程の件宜しくお願いいたします。』
ちょっと、ここで逃げる気?
カインは早速と部屋を後にした。いや逃げ出した。
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