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続くゴシップ
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ヒールのリデュアンネは謹慎中というのに、ゴシップ記事は留まることを知らない勢いであった。
『マリー、私はこんなに嫌われているのかしら』
暇過ぎて、貴婦人ごっこ中のリデュアンネ。
『まぁ、氷の王太子をすっかり溶かしきった妃殿下ですから、妬みも恨みも半端ないでしょうね』
『まぁ、酷いわ‥って、まぢで?妬みも恨みも買ってるの?あちゃー。こんなに我慢を強いられてるのに?ねえ、いつまで~?』
ルイザはメガネを上げて
『リデュ様、もう少しです。今情報の出どころを調査中ですから。』
『ふ~ん。ねえルイザってば、どうして昔からメガネ掛けてるの?目、悪くないでしょう?』
‥
『リデュアンネ様』
久々のカインの声に、リデュアンネは自ら扉を開きに走る。
『カイン~会いたかったわぁ。うわぁ!』
‥お前もか、テオドール。
『私が居て不味かったですか?』
不機嫌そうなテオドール。
『びっくりしただけよ。居るなら声くらい掛けなさいよ!』
『あっそうでしたか?それなら結構ですよ。せっかく良いお話しを持ってきたのですが、要らないと仰るのでしたら私は戻りますね。』
出て行こうとする、テオドールの腕をしっかり握って離さないリデュアンネ。
『待て待て待て!』
『待て?』
『いや、お待ちになって?』
首を傾げるリデュアンネ。
『それが効くのはアルフレッドだけです!って離して下さい、貴女はサルか!』
『あ!いけない。今、貴婦人ごっこ中だったわ!』
『貴婦人ごっこ中って、妃殿下‥』
呆気に取られるカインにテオドールは
『お前もそろそろ慣れろ!』
安定のリデュアンネチームであった。
『マリー、私はこんなに嫌われているのかしら』
暇過ぎて、貴婦人ごっこ中のリデュアンネ。
『まぁ、氷の王太子をすっかり溶かしきった妃殿下ですから、妬みも恨みも半端ないでしょうね』
『まぁ、酷いわ‥って、まぢで?妬みも恨みも買ってるの?あちゃー。こんなに我慢を強いられてるのに?ねえ、いつまで~?』
ルイザはメガネを上げて
『リデュ様、もう少しです。今情報の出どころを調査中ですから。』
『ふ~ん。ねえルイザってば、どうして昔からメガネ掛けてるの?目、悪くないでしょう?』
‥
『リデュアンネ様』
久々のカインの声に、リデュアンネは自ら扉を開きに走る。
『カイン~会いたかったわぁ。うわぁ!』
‥お前もか、テオドール。
『私が居て不味かったですか?』
不機嫌そうなテオドール。
『びっくりしただけよ。居るなら声くらい掛けなさいよ!』
『あっそうでしたか?それなら結構ですよ。せっかく良いお話しを持ってきたのですが、要らないと仰るのでしたら私は戻りますね。』
出て行こうとする、テオドールの腕をしっかり握って離さないリデュアンネ。
『待て待て待て!』
『待て?』
『いや、お待ちになって?』
首を傾げるリデュアンネ。
『それが効くのはアルフレッドだけです!って離して下さい、貴女はサルか!』
『あ!いけない。今、貴婦人ごっこ中だったわ!』
『貴婦人ごっこ中って、妃殿下‥』
呆気に取られるカインにテオドールは
『お前もそろそろ慣れろ!』
安定のリデュアンネチームであった。
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