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想像以上
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リディアンネは夜会の扉を空けるとまずは驚き目を見開いた。
な、なんとまぁ、王女だらけなのであろうか。これではもはや夜会ではなく皇太子妃選考会ではないか!驚きも覚めやらぬまま隣の姉2人に視線をやると、2人は驚く事もなく背筋を伸ばして颯爽と会場に足を踏み入れた。
…まぢで?
リディアンネも急いで2人の後を追った。
エリーナはぐるりと会場を見渡すと帝国の隣国であるモンタナ王国の王女をその目で捕えた。
エリーナの表情が険しくなるのを見たセリーヌもまた怪訝そうにしている。リディアンネは王女を見てこれまた顔を顰めて心の声を吐き出した。
『まぁ、なんていいますか気品の欠片も無いですわね?』
モンタナ王国は金山が連なりそのクォリティも高いと言われている。それを物語るように王女はキンキラのドレスに金銀財宝を纏っている。まるで歩く宝石商のようにリディアンネには映ったのである。
目を細めながらエリーナは答える。
『何を呑気な事を。あれは彼女の武器なのですからあからさま過ぎても問題ないのよ?むしろ成功だわ。』
セリーヌも頷くと
『我々は美が武器のように彼女は金が武器なのだから。彼女が皇太子妃候補の筆頭だわ。』
…ウソでしょう?
リディアンネはマジマジと歩く宝石商を眺めるも首を捻り固まった…。
やがて帝国の皇族らが一同にして壇上に並ぶと会場の視線は皇太子へと注がれている。一斉に注がれる視線に満足気に微笑む皇太子にリディアンネはこれまたゾワゾワとし顔を顰めて俯いた。
…やれやれだわ。
会場でこんな表情をしていては返って目立つものだ。リディアンネは俯き顔をブンブンと振ると笑顔を作って壇上を見上げると
そこにはアルフォンスもまた壇上で微笑んでいたのだ。
…やばい、素敵すぎる
リディアンネも他の王女らと同じような視線を壇上に注いだ。もちろん皇太子ではなく皇太子の後方で微笑むアルフォンスへである。
ダンスが始まると皇太子はお眼鏡に適った、いや予め決められていたのかもしれないが、その王女らへと声を掛けダンスをこなしている。
…大した体力が要りそうね。皇太子ってのも。
リディアンネは皇太子からのダンスのお誘いを待つ姉らの横で給仕から受け取った果実酒をグイっと飲み干した。
やがて2人の姉らも皇太子とのダンスを終え、そろそろお開きかと思いきや、皇太子はリディアンネまでもダンスに誘ってきた。姉2人の重圧に押され出された手に手を重ねると流るようにダンスの輪に入っていく。
…うわぁ、流石って。私も候補者リストに入ってるのかしら?
首を捻るリディアンネを上から見下ろす皇太子は
『王女、君も明日からの皇太子妃選定に残ってくれるかい?』
リディアンネは驚いた風に大きな瞳を開き固まった。
…。は?ってかこいつ、候補者リストの王女の名前も覚えてないって?だから王女と呼ぶのね。…それとも何?私だけ?そもそも名前も知らない女に選定会に残るかって?んなもの、残るかい!
『サエラ王国からは2人の姉がおりますので私は明日にでも国に戻らなければなりませんの。』
皇太子は一瞬固まったが、すぐに笑顔で頷いた。
な、なんとまぁ、王女だらけなのであろうか。これではもはや夜会ではなく皇太子妃選考会ではないか!驚きも覚めやらぬまま隣の姉2人に視線をやると、2人は驚く事もなく背筋を伸ばして颯爽と会場に足を踏み入れた。
…まぢで?
リディアンネも急いで2人の後を追った。
エリーナはぐるりと会場を見渡すと帝国の隣国であるモンタナ王国の王女をその目で捕えた。
エリーナの表情が険しくなるのを見たセリーヌもまた怪訝そうにしている。リディアンネは王女を見てこれまた顔を顰めて心の声を吐き出した。
『まぁ、なんていいますか気品の欠片も無いですわね?』
モンタナ王国は金山が連なりそのクォリティも高いと言われている。それを物語るように王女はキンキラのドレスに金銀財宝を纏っている。まるで歩く宝石商のようにリディアンネには映ったのである。
目を細めながらエリーナは答える。
『何を呑気な事を。あれは彼女の武器なのですからあからさま過ぎても問題ないのよ?むしろ成功だわ。』
セリーヌも頷くと
『我々は美が武器のように彼女は金が武器なのだから。彼女が皇太子妃候補の筆頭だわ。』
…ウソでしょう?
リディアンネはマジマジと歩く宝石商を眺めるも首を捻り固まった…。
やがて帝国の皇族らが一同にして壇上に並ぶと会場の視線は皇太子へと注がれている。一斉に注がれる視線に満足気に微笑む皇太子にリディアンネはこれまたゾワゾワとし顔を顰めて俯いた。
…やれやれだわ。
会場でこんな表情をしていては返って目立つものだ。リディアンネは俯き顔をブンブンと振ると笑顔を作って壇上を見上げると
そこにはアルフォンスもまた壇上で微笑んでいたのだ。
…やばい、素敵すぎる
リディアンネも他の王女らと同じような視線を壇上に注いだ。もちろん皇太子ではなく皇太子の後方で微笑むアルフォンスへである。
ダンスが始まると皇太子はお眼鏡に適った、いや予め決められていたのかもしれないが、その王女らへと声を掛けダンスをこなしている。
…大した体力が要りそうね。皇太子ってのも。
リディアンネは皇太子からのダンスのお誘いを待つ姉らの横で給仕から受け取った果実酒をグイっと飲み干した。
やがて2人の姉らも皇太子とのダンスを終え、そろそろお開きかと思いきや、皇太子はリディアンネまでもダンスに誘ってきた。姉2人の重圧に押され出された手に手を重ねると流るようにダンスの輪に入っていく。
…うわぁ、流石って。私も候補者リストに入ってるのかしら?
首を捻るリディアンネを上から見下ろす皇太子は
『王女、君も明日からの皇太子妃選定に残ってくれるかい?』
リディアンネは驚いた風に大きな瞳を開き固まった。
…。は?ってかこいつ、候補者リストの王女の名前も覚えてないって?だから王女と呼ぶのね。…それとも何?私だけ?そもそも名前も知らない女に選定会に残るかって?んなもの、残るかい!
『サエラ王国からは2人の姉がおりますので私は明日にでも国に戻らなければなりませんの。』
皇太子は一瞬固まったが、すぐに笑顔で頷いた。
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