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いざ夜会へ
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朝も早くから叩き起こされたアルベルタは分刻みのスケジュールで公爵夫人に仕上げられていく。
『パティ、こんなに早くから湯浴みをさせられていたら私ふやけますわ!』
パティはニヤリと笑い
『ふやけさせなどいたしません。私を信じて黙っていて下さい。』
‥
『ねえ、ナターシャもこんな時間から準備しているの?』
恐る恐る尋ねると
『もちろんです。彼女は子爵令嬢ですよ?婚約者を探すチャンスなのですからね。』
俄然元気になるアルベルタ。
『私今夜は頑張りますわ!』
‥。
『奥様、勘違いをされております。あくまでナターシャはエスコートなしの奥様の付き添いですからね?エスコートなしの奥様の!』
‥復唱しなくてもいいじゃない
『でも奥様、旦那様のエスコートなしで大丈夫ですか?お一人でご入場だなんて。』
『どうして?今日は仮面夫婦を装う為に行くのではなく、公爵夫人が生きている、引きこもりではないっことを知らしめる為に出向くのだから。』
アルベルタはこれから出向く夜会が楽しみでならなかった。
パティの腕のは本物であった。
既にクタクタのアルベルタをよそにパティは仕上げに掛かると、より興奮してきていた。
使用人も廊下で待ちくたびれている。主こそ迎えには来ないがその代わり屋敷のみんながアルベルタを待っている。
パティによって扉が開かれると、使用人がなだれ込んできた。
‥全く、ここの使用人はなだれ込むのが好きね!
使用人らはアルベルタを見て固まる。
『‥どうしたの?変なの?』
心配そうなアルベルタの問いに‥
誰も答えられない。
『ねえ。ちょっと!何とか言いなさいよ!ねえ?』
声が小さくなってくるアルベルタ。
パティが使用人達の前に立ち、大きく手を叩き合わせると皆目を覚ましたように歓喜した!
『奥様!驚き言葉も出ませんでした!』
『美しい!』
『素敵!』
並べられる美辞麗句にアルベルタは気を取り直し
『うふふっ頑張れそう♡』
アルベルタは待たせてある馬車に乗り王宮へと向かった。
王宮に付くと既にナターシャが待ち構えていた。
『奥様!見違えましたわ!流石パティだわ。』
2人並んで階段を上がっていくと、階段の奥に
レオンハルトと髪の赤い令嬢が腕を組んで並んでいるのが見えた。
アルベルタは小説で読む場面に遭遇して心が踊る。あの無表情しか見たことがないクズ、いやレオンハルトが令嬢相手にまさかの微笑み。
‥笑えるわ!楽しくなってきた。
堪えきれずアルベルタはあろう事か、階段をかけ上がり、赤い髪の令嬢に
『少しだけ失礼しますわね?』
令嬢は勝ち誇った様にニヤリと笑った。
アルベルタも同じくニヤリと笑い
『すぐにお返ししますから』
と言いレオンハルトの腕を掴み通路へ連れ込む。
レオンハルトは見たことがない出で立ちの妻に言葉も出ない。
‥。
『旦那様。やれば出来るのですね?令嬢をエスコートなんて出来ない、顔だけのツンデレかと思ってましたのに。見直しました!夜会に来たかいがごさいましたわ!どうぞゆっくりお楽しみ下さい!』
そう言うとアルベルタはナターシャの元へ戻って行った。
レオンハルトは見慣れない妻の後ろ姿から目が離せなかった。
『ねえ!』
赤い髪の令嬢に我に返され会場へと入場したのであった。
『パティ、こんなに早くから湯浴みをさせられていたら私ふやけますわ!』
パティはニヤリと笑い
『ふやけさせなどいたしません。私を信じて黙っていて下さい。』
‥
『ねえ、ナターシャもこんな時間から準備しているの?』
恐る恐る尋ねると
『もちろんです。彼女は子爵令嬢ですよ?婚約者を探すチャンスなのですからね。』
俄然元気になるアルベルタ。
『私今夜は頑張りますわ!』
‥。
『奥様、勘違いをされております。あくまでナターシャはエスコートなしの奥様の付き添いですからね?エスコートなしの奥様の!』
‥復唱しなくてもいいじゃない
『でも奥様、旦那様のエスコートなしで大丈夫ですか?お一人でご入場だなんて。』
『どうして?今日は仮面夫婦を装う為に行くのではなく、公爵夫人が生きている、引きこもりではないっことを知らしめる為に出向くのだから。』
アルベルタはこれから出向く夜会が楽しみでならなかった。
パティの腕のは本物であった。
既にクタクタのアルベルタをよそにパティは仕上げに掛かると、より興奮してきていた。
使用人も廊下で待ちくたびれている。主こそ迎えには来ないがその代わり屋敷のみんながアルベルタを待っている。
パティによって扉が開かれると、使用人がなだれ込んできた。
‥全く、ここの使用人はなだれ込むのが好きね!
使用人らはアルベルタを見て固まる。
『‥どうしたの?変なの?』
心配そうなアルベルタの問いに‥
誰も答えられない。
『ねえ。ちょっと!何とか言いなさいよ!ねえ?』
声が小さくなってくるアルベルタ。
パティが使用人達の前に立ち、大きく手を叩き合わせると皆目を覚ましたように歓喜した!
『奥様!驚き言葉も出ませんでした!』
『美しい!』
『素敵!』
並べられる美辞麗句にアルベルタは気を取り直し
『うふふっ頑張れそう♡』
アルベルタは待たせてある馬車に乗り王宮へと向かった。
王宮に付くと既にナターシャが待ち構えていた。
『奥様!見違えましたわ!流石パティだわ。』
2人並んで階段を上がっていくと、階段の奥に
レオンハルトと髪の赤い令嬢が腕を組んで並んでいるのが見えた。
アルベルタは小説で読む場面に遭遇して心が踊る。あの無表情しか見たことがないクズ、いやレオンハルトが令嬢相手にまさかの微笑み。
‥笑えるわ!楽しくなってきた。
堪えきれずアルベルタはあろう事か、階段をかけ上がり、赤い髪の令嬢に
『少しだけ失礼しますわね?』
令嬢は勝ち誇った様にニヤリと笑った。
アルベルタも同じくニヤリと笑い
『すぐにお返ししますから』
と言いレオンハルトの腕を掴み通路へ連れ込む。
レオンハルトは見たことがない出で立ちの妻に言葉も出ない。
‥。
『旦那様。やれば出来るのですね?令嬢をエスコートなんて出来ない、顔だけのツンデレかと思ってましたのに。見直しました!夜会に来たかいがごさいましたわ!どうぞゆっくりお楽しみ下さい!』
そう言うとアルベルタはナターシャの元へ戻って行った。
レオンハルトは見慣れない妻の後ろ姿から目が離せなかった。
『ねえ!』
赤い髪の令嬢に我に返され会場へと入場したのであった。
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