こじらせ王子とその妃【完】

mako

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それぞれの日常

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カールトンは執務に余裕が出てきてからは、途中でファビウスらとガゼボ出お茶を飲む事もあった。

行き交う令嬢の熱い視線を浴びなら優雅に微笑むカールトン。


『そんなお顔が出来ますのなら妃殿下にも向けられてはいかがですか?』


ファビウスが焼菓子を手に言うと


『これは営業用だ。所構わず撒き散らしていたら私の身が持たないであろう?』

平然と言うとカールトンも焼菓子に手を伸ばした。

『で?今日は我が妻は相変わらずか?』


想像以上の焼菓子の甘さに顔を顰めて問うと

『はい、本日は早々に執務を終えられ孤児院に行かれたとか?』


焼菓子が好物のファビウスは美味しそうに平らげながらニコニコして答える。

『孤児院?先日も行っておったではないか?決まった所に通っているのか?』


ファビウスはもう1つ焼菓子を手に取り

『いえ、特には‥ってそこまでは存じませんが?気になるようでしたら直接お伺いしてみては?』

『べ、別に気にはなっていない!ただあの者は何かやらかさぬかと案じておるだけだ。』

そう言うと、胃もたれしそうな激甘スイーツを頬張る側近を顔をしかめて眺めていた。





『妃殿下、このような格好まで必要ですか?』

ギャレットは己の格好と目の前の2人の格好を見て問う。


『非公式なのよ?これくらいラフな格好でなければ向こうが気を使うわ?いつもの格好で孤児院訪問すれば、ただの自己満足で終わってしまうわよ?』

言ってる事はご最も。
‥だからと言ってコレか?


今回の孤児院訪問のコーディネートは題して幼なじみの友人3人とかで、キャサリン直々にコーディネートを担当した。

そのキャサリンもワンピースにツインテールにリボンをしている。ただでさえ幼いキャサリンがまるで少女の様な出で立ち。

ギャレットは目の前でケラケラ笑う主を黙って見つめ小さく息をはいた。


馬車が孤児院の手前で止まると前方に見える孤児院を見つめ真顔で言う。

『ここね‥』

2人に緊張が走るもすぐにこちらに向けた顔はいつ物キャサリン。

『さあ、行くわよ!』

2人の間に立ち、双方の腕に手を回し急ぎ孤児院に向かった。



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