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第ニ章 私を連れ出して
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加子は蕩けた顔を見せた。
「おい、そんなに気持ちいいか、蕩けた顔しやがって」
「はい、蓮也さんが好き」
「あのな、俺は極道ものだぞ、俺に近づくと命の補償はねえからな、
お前は林田を好きになれ」
「無理です、蓮也さん、私をここから連れ出してください」
「はあ?お前、自分で何を言ってるのかわかってるのか」
「分かっています、でも、林田さんに抱かれる位なら、死んだ方がましです」
「俺は女を愛したことはねえ、守ってやる補償も出来ねえ、着いてくるのはお前の勝手だ、
それでいいんなら、連れ出してやる」
加子の顔がパッと輝いた。
「本当ですか」
「お前、本当にわかりやすいな、そのかわり、父親の会社は倒産するぞ」
「構いません」
「もう一つ、言っておくことがある」
「なんですか」
加子はじっと蓮也の顔を見つめた。
「俺は、お前の前で平気で他の女を抱くし、無断で外泊もする、
鉄砲玉みたいだからな、覚悟しておけ」
「おい、そんなに気持ちいいか、蕩けた顔しやがって」
「はい、蓮也さんが好き」
「あのな、俺は極道ものだぞ、俺に近づくと命の補償はねえからな、
お前は林田を好きになれ」
「無理です、蓮也さん、私をここから連れ出してください」
「はあ?お前、自分で何を言ってるのかわかってるのか」
「分かっています、でも、林田さんに抱かれる位なら、死んだ方がましです」
「俺は女を愛したことはねえ、守ってやる補償も出来ねえ、着いてくるのはお前の勝手だ、
それでいいんなら、連れ出してやる」
加子の顔がパッと輝いた。
「本当ですか」
「お前、本当にわかりやすいな、そのかわり、父親の会社は倒産するぞ」
「構いません」
「もう一つ、言っておくことがある」
「なんですか」
加子はじっと蓮也の顔を見つめた。
「俺は、お前の前で平気で他の女を抱くし、無断で外泊もする、
鉄砲玉みたいだからな、覚悟しておけ」
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