2 / 108
第一章 忌まわしい過去
俺は、笑顔に心惹かれた。
しおりを挟む
恋人でもない男性に、ファーストキスを奪われて、しかも舌まで入れられて、
それより問題なのは、その相手が真壁不動産次期社長だ。
そして私はその男性を突き飛ばしてしまった。
キスした女性に突き飛ばされて、プライドボロボロだろう。
明日謝らないと、私はこの日、眠れない夜を過ごした。
俺は真壁翔、真壁不動産に就職し、新入社員として経理部に配属になった。
実は俺の親父は真壁不動産社長である。
親の七光りだって?
だから、親父の会社に就職したくなかったんだ。
でも、一つだけいいことがあった。
倉田静香、経理部の先輩だ。
新入社員歓迎会の席で、女性社員の中では一番年上だろうに、気遣いが半端なかった。
一番動いていたと言っても過言ではない。
俺は、笑顔に心惹かれた。
好きになると一途にアタックする。
自分の気持ちを最優先するわがまま振りだ。
自覚はある、でも止められない、自分の希望が叶わなかったことは人生で一度もない。
唯一、親父の会社を継ぐ事を除いては……
それより問題なのは、その相手が真壁不動産次期社長だ。
そして私はその男性を突き飛ばしてしまった。
キスした女性に突き飛ばされて、プライドボロボロだろう。
明日謝らないと、私はこの日、眠れない夜を過ごした。
俺は真壁翔、真壁不動産に就職し、新入社員として経理部に配属になった。
実は俺の親父は真壁不動産社長である。
親の七光りだって?
だから、親父の会社に就職したくなかったんだ。
でも、一つだけいいことがあった。
倉田静香、経理部の先輩だ。
新入社員歓迎会の席で、女性社員の中では一番年上だろうに、気遣いが半端なかった。
一番動いていたと言っても過言ではない。
俺は、笑顔に心惹かれた。
好きになると一途にアタックする。
自分の気持ちを最優先するわがまま振りだ。
自覚はある、でも止められない、自分の希望が叶わなかったことは人生で一度もない。
唯一、親父の会社を継ぐ事を除いては……
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
15
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる