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第九章 翔太五歳の誕生日
まさか、翔太が真壁くんに電話をするなんて思いもよらなかった。
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そして、真壁社長結婚と週刊誌が報じた。
その頃、私も財布を拾った縁で、自動車メーカー社長の鶴見潤さんと知り合いになり、何回かデートに誘われて食事をご馳走になっていた。
しかし、翔太は中々懐いてくれず、プロポーズされたが、断っていた。
更に一年経過したある日、翔太が五歳の誕生日を迎えた。
「ママ、どうして僕にはパパがいないの」
「翔太、ごめんね、パパはいないんじゃなくてアメリカでお仕事してて、日本に戻って来れないの」
「そうなんだ、僕のパパアメリカでお仕事してるなんて凄いね」
「そうね、だって社長さんなのよ」
翔太は目を輝かせていた。
真壁くんの事をパパと言ってしまって良かったのだろうか。
アメリカで結婚したと週刊誌が報じていた。
迷惑かからないようにしないといけないよね。
真壁くんの電話番号は消去しないといけないのにずっと消せないでいる。
『翔太のパパ』として残してある。
まさか、翔太が真壁くんに電話をするなんて思いもよらなかった。
その頃、私も財布を拾った縁で、自動車メーカー社長の鶴見潤さんと知り合いになり、何回かデートに誘われて食事をご馳走になっていた。
しかし、翔太は中々懐いてくれず、プロポーズされたが、断っていた。
更に一年経過したある日、翔太が五歳の誕生日を迎えた。
「ママ、どうして僕にはパパがいないの」
「翔太、ごめんね、パパはいないんじゃなくてアメリカでお仕事してて、日本に戻って来れないの」
「そうなんだ、僕のパパアメリカでお仕事してるなんて凄いね」
「そうね、だって社長さんなのよ」
翔太は目を輝かせていた。
真壁くんの事をパパと言ってしまって良かったのだろうか。
アメリカで結婚したと週刊誌が報じていた。
迷惑かからないようにしないといけないよね。
真壁くんの電話番号は消去しないといけないのにずっと消せないでいる。
『翔太のパパ』として残してある。
まさか、翔太が真壁くんに電話をするなんて思いもよらなかった。
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