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第三十三章 葉月の決意
葉月お前は俺が守る⑦
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葉月が理玖を保育園に迎えに行くとき、安藤は行動を起こした。
「姐さん、自分と一緒に死んでください」
葉月はその言葉に振り向き、安藤がナイフを自分に向けて突き刺そうとした瞬間、
恐怖のあまり、手で自分の顔を覆った。
その時、葉月に抱き着いてきた身体が、葉月の身体を覆い、ナイフはその身体に突き刺さった。
「てめえ、俺にナイフをつきさすとは、いい度胸してるじゃねえか」
「会長、会長大丈夫ですか」
「葉月は、葉月は無事か」
葉月は目の前で富樫が自分を庇い、刺されたことにすぐには反応出来なかった。
安藤はすぐに富樫組組員に取り押さえられた。
「救急車、早く」
葉月はやっとの思いで、富樫の側に駆け寄った。
「葉月、無事か」
「私は大丈夫です、なんで庇ってくれたんですか」
「そんなの当たり前だろう、お前は俺の命なんだからな」
「いやです、雅也さんまでいなくなったら、私はどうすればいいの、嫌よ、死んじゃいや」
「葉月、キスしてくれ」
葉月は涙でぐちゃ、ぐちゃになった顔を近づけた。
「姐さん、自分と一緒に死んでください」
葉月はその言葉に振り向き、安藤がナイフを自分に向けて突き刺そうとした瞬間、
恐怖のあまり、手で自分の顔を覆った。
その時、葉月に抱き着いてきた身体が、葉月の身体を覆い、ナイフはその身体に突き刺さった。
「てめえ、俺にナイフをつきさすとは、いい度胸してるじゃねえか」
「会長、会長大丈夫ですか」
「葉月は、葉月は無事か」
葉月は目の前で富樫が自分を庇い、刺されたことにすぐには反応出来なかった。
安藤はすぐに富樫組組員に取り押さえられた。
「救急車、早く」
葉月はやっとの思いで、富樫の側に駆け寄った。
「葉月、無事か」
「私は大丈夫です、なんで庇ってくれたんですか」
「そんなの当たり前だろう、お前は俺の命なんだからな」
「いやです、雅也さんまでいなくなったら、私はどうすればいいの、嫌よ、死んじゃいや」
「葉月、キスしてくれ」
葉月は涙でぐちゃ、ぐちゃになった顔を近づけた。
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