お前を誰にも渡さない〜俺様御曹司の独占欲

ラヴ KAZU

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第三章 すれ違う気持ち

「雫、そんな色っぽい声出すと押し倒したくなる」

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私は無事退院する事が出来た。

今日は彼の会社に挨拶に行く日だった。

「なんか緊張します」

「大丈夫だ、雫は俺の側にいればそれでいいから心配するな」

彼は私の手をギュッと握って抱き寄せた。

唇が重なり、舌が絡み合った。

すごくドキドキする、唇が一瞬離れて閉じていた目を開く、彼の顔が至近距離にあり、ドクンと鼓動が激しく音を立てた。

すごく感じて声が漏れた、「雫、そんな色っぽい声出すと押し倒したくなる」彼はそう言ってソファに腰を下ろし、私を膝に座らせた。

首筋に彼の唇が這う、「んっ」また声が漏れた、ブラウスの上から胸に触れた彼の手が、そのまま腰から太腿へ滑って行く。

その時インターフォンが鳴った。

「迎えが来たな」

彼は私をソファに座らせて、インターフォンに応対する。

「今、下りて行くから待っててくれ」

彼は私の隣に座り、私の手を取ると、彼の大事な部分に持っていき「ほら、こんなに雫を欲しがってる」と言った。

初めて触れた男性のそれは頼もしい限りであった。

「雫、俺の名前を呼んでくれ」

「恥ずかしいです」

「大丈夫、頼む、雫に名前呼んで欲しいんだ」

「峻」

「雫」

私と彼はまた唇を重ねた。
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