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第二十章 美希の存在
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無事蓮也を保育園に送り届けた。
「社長、急ぎませんと会議に間に合いません」
「もう、そんな時間か」
ベビーシッターを頼むことも考えたが、美希が他人を自分達のテリトリーに入れることに反対した。
また、友達との付き合いも経験させたいとの強い希望があった。
あっという間に迎えの時間がきてしまった。
「やばい、東條、蓮也の保育園の迎えの時間だ」
「あとは私がやっておきますので、早く保育園に行ってください」
「すまん、よろしく頼む」
俺はバタバタと会社を後にして保育園に向かった。
七時の迎えの約束が、保育園に着いたのは七時を過ぎていた。
「蓮也、悪い、遅くなった」
蓮也は俺の顔を見るなり、走って抱きついてきた。
「パパ、パパ」
「ごめんな、でも男は泣いたらダメだぞ」
「うん」
「蓮也くんは慣れない場所で不安があったんだと思います、どんどんお友達が少なくなって、心細くなったようです」
「そうか、でもママもさ寂しいって泣いてるかもしれない、だけど病気を治すために頑張ってるんだ、だからパパと蓮也も頑張らないとな」
蓮也は俺の話をじっと顔を見ながら聞いていた。
そうだ、美希のことも気になるが、今は蓮也のことでいっぱいだな。
美希、ごめんな。
まさか、本当に寂しくて泣いているとは想像出来なかった。
美希が入院したことを東條から聞いた望月は、すぐに美希の病室に向かった。
「美希ちゃん、大丈夫か」
私はグッと堪えていた涙が溢れてどうすることも出来なかった。
「美希ちゃん」
望月さんは私の涙を見て、抱きしめてくれた。
いけないと分かっていても、目の前の望月さんを頼ること以外、私の精神バランスを保つ方法が分からなかった。
蓮也のこと、仕事のことで多忙な日々を送っている蓮さん。
私のことまで気が回らないことくらい、理解している。
でも、ちょっとでいいから、病院へきて抱きしめてほしい。
そんな気持ちが抑えられず、望月さんに頼ってしまったのだ。
「美希ちゃん、大丈夫?」
「ごめんなさい、いつも迷惑かけてしまって」
「蓮も必死なんだよ、今頃ヒーヒー言ってるんじゃないか」
私はちょっと笑ってしまった。
なんで、望月さんと一緒だと落ち着くんだろう。
望月さんをじっと見つめてしまった。
そんなことも知らず、俺は蓮也に飯を食わせ、風呂に入れ、寝かせた。
美希、もう俺はギブアップかもしれない。
俺は東條に連絡して、病院へ行きたいからと蓮也のことを頼んだ。
病院へ向かっている時、まさか病室に望月がいるとは想像もつかなかった。
こんな面会時間外に誰もいないだろうと、俺は病室のドアをノックもしないで、いきなり開けた。
美希は望月と笑顔で話していた。
「社長、急ぎませんと会議に間に合いません」
「もう、そんな時間か」
ベビーシッターを頼むことも考えたが、美希が他人を自分達のテリトリーに入れることに反対した。
また、友達との付き合いも経験させたいとの強い希望があった。
あっという間に迎えの時間がきてしまった。
「やばい、東條、蓮也の保育園の迎えの時間だ」
「あとは私がやっておきますので、早く保育園に行ってください」
「すまん、よろしく頼む」
俺はバタバタと会社を後にして保育園に向かった。
七時の迎えの約束が、保育園に着いたのは七時を過ぎていた。
「蓮也、悪い、遅くなった」
蓮也は俺の顔を見るなり、走って抱きついてきた。
「パパ、パパ」
「ごめんな、でも男は泣いたらダメだぞ」
「うん」
「蓮也くんは慣れない場所で不安があったんだと思います、どんどんお友達が少なくなって、心細くなったようです」
「そうか、でもママもさ寂しいって泣いてるかもしれない、だけど病気を治すために頑張ってるんだ、だからパパと蓮也も頑張らないとな」
蓮也は俺の話をじっと顔を見ながら聞いていた。
そうだ、美希のことも気になるが、今は蓮也のことでいっぱいだな。
美希、ごめんな。
まさか、本当に寂しくて泣いているとは想像出来なかった。
美希が入院したことを東條から聞いた望月は、すぐに美希の病室に向かった。
「美希ちゃん、大丈夫か」
私はグッと堪えていた涙が溢れてどうすることも出来なかった。
「美希ちゃん」
望月さんは私の涙を見て、抱きしめてくれた。
いけないと分かっていても、目の前の望月さんを頼ること以外、私の精神バランスを保つ方法が分からなかった。
蓮也のこと、仕事のことで多忙な日々を送っている蓮さん。
私のことまで気が回らないことくらい、理解している。
でも、ちょっとでいいから、病院へきて抱きしめてほしい。
そんな気持ちが抑えられず、望月さんに頼ってしまったのだ。
「美希ちゃん、大丈夫?」
「ごめんなさい、いつも迷惑かけてしまって」
「蓮も必死なんだよ、今頃ヒーヒー言ってるんじゃないか」
私はちょっと笑ってしまった。
なんで、望月さんと一緒だと落ち着くんだろう。
望月さんをじっと見つめてしまった。
そんなことも知らず、俺は蓮也に飯を食わせ、風呂に入れ、寝かせた。
美希、もう俺はギブアップかもしれない。
俺は東條に連絡して、病院へ行きたいからと蓮也のことを頼んだ。
病院へ向かっている時、まさか病室に望月がいるとは想像もつかなかった。
こんな面会時間外に誰もいないだろうと、俺は病室のドアをノックもしないで、いきなり開けた。
美希は望月と笑顔で話していた。
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